宮本亜門演出 神奈川芸術劇場『太平洋序曲』出演者オーディション 実技審査模様をレポート!

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  宮本亜門演出 神奈川芸術劇場『太平洋序曲』出演者オーディション 実技審査模様をレポート!

オーディション情報

2010年 11月 11日(木曜日) 12:13

日本人がNYで旋風を巻き起こした名作を上演!
『太平洋序曲 ~Pacific Overtures~』
作詞・作曲:スティーヴン・ソンドハイム

台本:ジョン・ワイドマン
演出:宮本亜門

2011年1月、神奈川芸術劇場KAAT カート)がいよいよオープン
オープニングラインナップとしてブロードウエイ・ミュージカル「太平洋序曲」の待望の上演が決定!





日本開国の地=神奈川を舞台に、幕末から開国に至る激動の時代における日本人の葛藤と受容を美しい楽曲にのせて描き出した本作品。
その少女(武士の娘)役1名を一般募集いたしました。500名以上の応募者から書類選考を通過した約370名による実技審査が、神奈川芸術劇場にて実施されました。

次世代の育成を見つめた新しい神奈川劇場において、オープニングラインナップを担うにふさわしい女優がどのように誕生していくのか。その模様をレポートいたします。

<会場>
神奈川芸術劇場3F 中小スタジオ
神奈川県横浜市中区山下町281 (最寄=東急東横線 日本大通り駅 3出口または元町・中華街駅 1出口)

<日時>
2010年11月10日(水)
①10:00~12:30 ②13:30~16:00 ③17:00~19:30
※1グループ120名強で上記3グループに分けて行われる。
※②当取材

<審査内容>
和装(ゆかた可)にて、①振り(日舞的な踊り)の審査
→①の合格者のみ②歌唱審査を受けることができる。

<審査の流れ>
☆第一次審査=振りの審査
オーディションはなごやかに行われました。演出の宮本亜門さん自ら、「このオーディションがすべてではない、役柄の相関関係で決まるのだから」とほとんどが一般の参加者に対して、スキルを最大限に発揮できるよう、配慮していました。120名強もの人数がその場で振りを覚え、8人ずつ審査員の前で日舞を披露していきます。一度、審査に入れば速やかに、端的に、要領よく進みます。審査員も、自前の着物で望むオーディション参加の皆さんも、真剣そのものです。



☆第二次審査=歌唱審査
第一次審査が終了したのも束の間、ただちに第二次審査に入ります。第一次審査通過者は40名。事前に配布された課題曲を、ピアノの伴奏により、全員で輪になって歌合わせした後、一人ずつ前に出て歌います。難易度の高い課題曲にもかかわらず、参加者の皆さんは事前の練習をかなり積まれたのかスムーズに審査は続きます。なかには緊張のあまり、タイミングのとれない方もいらっしゃいましたが、審査員がタイミングを取ったり、まさに双方で作り上げる本番舞台さながらです。





宮本亜門さんコメント
「まだ、全ての方を見ておりませんが、今回のオーディションに参加された皆さんの熱意をひしひしと感じました。それは素晴らしいポジティブな力です。ミュージカルは「歌」「踊り」「芝居」のすべてが求められる、かなり難易度の高いジャンルです。『太平洋序曲』はその中でも演じるのが難しい。しかしながら、参加者の皆さんはカラオケに行かれたり、かなり勉強し、練習を積まれてきたようです。最後のキャラクター審査は、時代が変わる大事な場面を演じて頂きました。ひとつの台詞と身振りでそれをいかに想像させられるか。その部分は演技者のキャラクターが膨らむ時でもあります。
オーディションはあくまで他の登場人物との関係性の中で決まります。だから、今回落ちたからといって落ち込むことはありません。参加された方の中には、今回のオーディションが人生を左右される程のものであるかもしれません。しかし、オーディション合格者はたったひとりなのですから、気にしなくて良いのです。
今回のミュージカルはむしろ特殊なオーディションに入るかもしれません。例えば、ロンドンやニューヨークのブロードウェイでは毎日オーディションがあります。役者はごはんを食べるように、毎日オーディションを受ける。落ちたからっていちいち気にしたりはしない。そう考えると、日本ではまだまだオーディションは根付いていません。
私はオーディションをもっとオープンなものにしていきたい。これで終わるのではなく、来年、再来年と、ワークショップもやっていきたいですし、演劇をもっと身近に、もっとオープンなものにしていきたいと考えています」


果たしてオーディションの結果やいかに!?