「京河原町四条上ル近江屋二階ー夢、幕末青年の。」古く深い憎しみを、越えられるか。いや、越えたつもりが、越えきれない恨み憎しみのあることを、いま、知りつつあるか。

公演・公開情報2020年2月28日11:28 AM

芝居の構造は、慶応3年11月15日、京都四条河原町の近江屋二階で坂本竜馬と中岡慎太郎が襲撃されたその日、襲撃者たちが通り魔のごとく襲って去るだけの間に、竜馬と慎太郎の思った、話した、論じた、夢見た、かもしれないことたちを――それが現代に生きる案内役の夢あるいは空想にすぎないかも、と承知の上で、見て、聞いて戴きたい、ということになる。
この夢の進行は、慶応3年11月15日当日に則して進みたいが、それだけではすまない。案内役は時間を逆行して死者たちを呼び起こしていく。それは例えば、土佐藩上士と下士の間に起きた野根山二十三士事件か。慎太郎の志の原点は、安政の地震と災害・飢饉の年の赤子の泣く声だ。薩摩と長州は国と国の憎しみだが、土佐では、関ヶ原以来の<上士対下士>の古く深い憎しみを、越えられるか。いや、越えたつもりが、越えきれない恨み憎しみのあることを、いま、知りつつあるか。
主題は《人は人を許すことができるのか》という問い掛けだろう。それは作者の長く古いこだわりであり、おそらく、竜馬と慎太郎のこだわりも、それとそれほど遠くにあるわけではないだろう。
竜馬と慎太郎は呟く。「希望?絆?そがあなものは見えん……ただ、お前ンとわしが、いまここにこうしておるちゅう、それが今っちゅうあやふやなものの支えじゃなかろうか? ああ、俺たちは、いつも<途中>だ……。」

脚作・演出

福田善之

出演

平田広明 林次樹 早野ゆかり 前田昌明
観世葉子 長尾稔彦 西田雄紀 松田健太郎
山本祐路 一川靖司 宮川知久 内田龍磨
磯貝誠 森源次郎 木村万里 吉岡健二
木村愛子 五十嵐弘 山田健太 奥野雅俊
細川美央 立直花子 秋田遥香 近藤守

日時
2020年3月4日(水)~8日(日) 全公演

4日(水)19時開演
5日(木)19時開演
6日(金)13時開演
7日(土)13時開演/18時開演
8日(日)13時開演

開場は開演30分前です。

会場

東京芸術劇場 シアターウエスト
〒171-0021
東京都豊島区西池袋1丁目8?1

チケット料金

全席指定(前売):6,000円
全席指定(シニア割):5,000円
全席指定(学生割):1,500円

詳細は公式HPにて随時公開!
公式HP:http://p-company.la.coocan.jp/?_fsi=Ik9M3bTZ

ご来場をお待ちしております。

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