『セクシー田中さん』調査受け提言

#木南晴夏

エンタメNEWS2024年5月31日6:28 PM

日本テレビ(C)ORICON NewS inc.

 日本テレビは5月31日、ドラマ『セクシー田中さん』の原作者・芦原妃名子さんが急逝した一連の問題について、社内特別調査チームによる調査結果を公表した。その中で、今後へ向けた提言を行った。

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 同報告書では「原作者や脚本家等の信頼関係を構築するための方策」「ドラマ制作におけるトラブル回避のための方策」「制作/組織体制における諸課題の解決策」「相談窓口の活用」の4つの軸で解決策を展開した。

 調査を通じて浮かび上がった問題点やスタッフの声を参考に「放送開始の1年半前、遅くとも1年前には企画決定するよう努める」「トラブルを極力回避するためにも、原作者及び脚本家との間で可能な限り早期に契約を締結する」「プロデューサーの業務量、人数について見直すとともに、コミュニケーションの重要性を再認識する。また、先輩プロデューサーと若手のプロデューサーが行動を共にする機会を作るなどして人材育成やノウハウの継承を行う方法を検討する」「SNSの利用に関して、台本にSNSの適切な利用について記載するなどして、SNSを安全に運用するよう努める」といった具体策を示した。

 同局代表取締役社長執行役員の石澤顕氏は「ドラマの制作に携わる関係者や視聴者の皆様を不安な気持ちにさせてしまったことについて、お詫び申し上げます」と謝罪。「この調査報告からドラマ制作者側と原作者側のお互いの認識の違い、そこから生じているミスコミュニケーション、ドラマの制作スケジュールや制作体制、契約書の締結時期など、今後日本テレビとしてさらに厳しく取り組まなければならない点が見つかりました。日本テレビとしては、指摘された課題についてテレビドラマに関わる全ての方が、より安心して制作できるよう、責任をもって取り組んでまいります。今後も見守っていただきたいと思います」とした。

 昨年10月クールに放送されたドラマ『セクシー田中さん』は、ドラマ終盤の脚本を芦原さん自身が執筆した。これに対する反響などを受け、今年1月26日、芦原さんは自身のXに「今回のドラマ化で、私が9話・10話の脚本を書かざるを得ないと判断するに至った」経緯を長文で投稿。文章は小学館と事実確認したとするもので、自身の原作への思いとともに、ドラマ制作前に「必ず漫画に忠実に」などの条件を確認するも、「当初の条件は守られず」と説明し、「最後となりましたが、素敵なドラマ作品にして頂いた、素晴らしいキャストの皆さんや、ドラマの制作スタッフの皆様と、『セクシー田中さん』の漫画とドラマを愛してくださった読者と視聴者の皆様に深く感謝いたします」と結んでいた。

 28日には同投稿を削除し、「攻撃したかったわけじゃなくて。ごめんなさい」と記した。同内容を掲載していたブログにもアクセスできなくなった。29日に死去が報じられた。

 これまで日本テレビは「芦原妃名子さんの訃報に接し、哀悼の意を表するとともに、謹んでお悔やみ申し上げます。日本テレビとして、大変重く受け止めております。ドラマ『セクシー田中さん』は、日本テレビの責任において制作および放送を行ったもので、関係者個人へのSNS等での誹謗中傷などはやめていただくよう、切にお願い申し上げます」などとコメントしており、2月15日には、社内調査チームの設置を報告し、23日に調査を開始していた。

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