『モンスター』に萩原利久&藤吉
エンタメNEWS2024年9月30日7:00 AM
俳優の萩原利久とアイドルグループ・櫻坂46の藤吉夏鈴が、趣里が主演を務めるカンテレ・フジテレビ系“月10ドラマ”『モンスター』(10月14日スタート、毎週月曜 後10:00)の第1話にゲスト出演することが9月30日、発表された。萩原は交際相手への自殺教唆の罪で起訴された塩屋遼、藤吉はその交際相手・川野紗江を演じる。
今作は、常識にとらわれず、感情を排除して相手と向き合う得体の知れないモンスター弁護士・神波亮子(趣里)が、時に法が追いついていない令和ならではのさまざまな問題と向き合い、まるでゲームのように法廷闘争に立ち向かう、異色のリーガル・エンターテインメント。橋部敦子氏の脚本によるオリジナルストーリーとなる。
亮子が初めて弁護を担当するのは、交際相手の紗江を自殺に追いやったとして、自殺教唆の罪で起訴された塩屋。自己肯定感が低く、恋人に対して自殺の引き金になるような心ない言葉をぶつけたり、感情が高ぶると暴言を吐いたり、荒っぽい一面を持ち合わせた人物で、同情の余地など全くない被告人。
塩屋の人物像について萩原は「どこか少し子どもっぽい、大人になりきれていない人物」と分析。「ふとした瞬間に、突発的に口が悪くなって抑えがきかなくなる危うさ、不安定さを感じるので、そういうグレーなところを表現できればと思っています。自分は人に対して言わないようなせりふや激しいシーンもあって、自分のテンションより少し高めにするように意識しました」と撮影を振り返った。
その塩屋の言葉が引き金となり、自ら命を絶ったとされる塩屋の恋人・紗江は、藤吉が演じる。グループではセンターを務めることも多く、クールでミステリアスな印象の藤吉は、8月に公開された映画『新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!』で映画初出演ながら主役に抜てきされ、グループの枠を超え、俳優としても活躍の場を広げている。
「俳優として、多くの経験を積みたい」と意気込む藤吉は「死ね」というメッセージを受けたのちに自ら死を選ぶという役どころだけに、今回の台本を読んで改めて言葉の重みを感じたそう。「言葉は人を救うこともできるし、傷つけることもできるからこそ、大切に扱わなきゃいけないと感じました。この気持ちを大切にしながら演じました」と胸中を語った。
そんな藤吉演じる紗江は、恋人に秘密でカウンセリングを受けていた。その担当カウンセラー・梅本ますみを演じるのは、美波。自身の役どころについて「つかみどころのない人物なので、皆さんがどうご覧になるのか楽しみです」と語る。さらに、趣里とはかつて新幹線のホームで偶然会ったことがあるといい、「撮影現場では当時の話に花が咲きました」と明かした。
【コメント】
■萩原利久(塩屋遼役)
――台本を読んだ感想は。
登場するキャラクターが面白いなと台本を読んで率直に思いました。弁護士視点のリーガルものは世の中に多数あると思いますが、決して、正義をまっすぐ描くわけじゃない。正面からはいかないドラマです。僕の役柄に関しても、白と黒のようにはっきりしてはいない、そういった部分が多数あって、演じる上でも面白いなと思いました。
――塩屋をどういう人物ととらえていますか。演じてみての感想、意識された部分などは。
塩屋は、どこか少し子どもっぽい、大人になりきれてない人物だなと思いますね。ふとした瞬間に、突発的に口が悪くなって抑えがきかなくなる。危うさ・不安定さを感じます。そういう、グレーたるところを表現できればなと思っています。人に対して言わないようなせりふや激しいシーンもあって、自分のテンションよりは、少し高めに出す意識はしました。
――共演者の印象は。
趣里さんに関しては、お互い「僕らは、ほぼ同期」と呼び合っていて、昔から知っている存在です。共演は久しぶりだったのでうれしかったです。僕が撮影に入ったときは、趣里さん、ジェシーさん含め、すでに楽しい現場の雰囲気があって、明るい現場作りをしてくださってるなと、居心地がいいのは、お2人のおかげだなと感じました。
――ドラマタイトルにちなみ、自身が“モンスター”になる瞬間は。
バスケやサッカーの試合を見ている瞬間ですね。趣味を生活の中でも優先してます。あとは、びっくりするぐらい寝ます(笑)。睡眠に関しては、モンスター級かもしれないです。
――第1話のみどころ、視聴者へのメッセージ。
ドラマで描かれる視点や言葉のチョイスがとても面白いと思います。裁判ものとして、真相を解き明かしていく面白さももちろんありますが、僕自身としてはそれだけはない新しいリーガルドラマだなと感じました。ストレートには描かない、そういった部分もあるので、楽しんでいただけるのではないかと思います。
■美波(梅本ますみ役)
――オファーを受けた際の気持ち、台本を読んだ感想は。
紗江のカウンセラーである梅本ますみはどういう人物なのか、すぐにはわからず難解でした。
――現在、パリと日本の2拠点で活動されているかと思いますが、今回の撮影はいかがでしたか。
日本のおいしいお米を久しぶりに食べられたので、うれしかったです。
――カウンセラー・梅本ますみをどういう人物ととらえていますか。
つかみどころのない人物なので、皆さんがどのようにご覧になるか楽しみです。
――共演者の印象、撮影中のエピソードは。
趣里さんとは昔、新幹線乗り場で偶然お会いし、共通の知り合いを通じてお話ししました。現場では、その時の話に花が咲きました。
――第1話のみどころ、視聴者へのメッセージ。
1話からハードな内容になると思いますが、それぞれの内面に潜む“モンスター”を垣間見られる興味深いドラマです。
■櫻坂46・藤吉夏鈴(川野紗江役)
――オファーを受けた際の気持ち、台本を読んだ感想は。
台本を読んだ時に、改めて言葉の重みを感じました。人に簡単に言葉をかけてはいけないのではないかと思わされます。言葉は人を救うこともできるし、傷つけることもできるからこそ、大切に扱わなきゃいけないなと感じました。この気持ちを大切にしながら演じました。
――俳優としての仕事はいかがですか。
今はとにかく俳優として、多くの経験を積みたいと思っています。まだまだわからないことだらけで、経験を早く積まないとと、焦っている気持ちもあります。成長できるよう努力します。
――川野紗江をどういう人物ととらえていますか。演じた感想、注意した点、意識された部分などは。
紗江ちゃんは人の温もりをちゃんと感じられる人だと思います。そんな紗江ちゃんを演じさせていただくことうれしいです。一歩一歩踏みしめるイメージで演じました。
――第1話のみどころ、視聴者へのメッセージ。
今回1話ゲストとして出演させていただきうれしく思っています!命、言葉について考えさせられる話となっております。私自身も2話以降のお話を知らないので、放送が楽しみです。まずは1話を楽しんでいただけるとうれしく思います。
ORICON NEWS(提供:オリコン)
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