ラブレターズ「ネタに味がついた」

#シティホテル3号室#かまいたち#RICO#ジャルジャル#かもめんたる

エンタメNEWS2024年10月9日6:00 PM

『キングオブコント2024』決勝進出が決定したラブレターズ(左から)塚本直毅、溜口佑太朗(C)TBS

 “コント芸日本一”を決める『キングオブコント2024』が12日、TBS系で生放送される(後6:30)。ORICON NEWSでは、ファイナリストのインタビュー連日掲載していく。

【集合カット】17代目王者は誰だ…!決戦に向けて意気込んだファイナリストたち

 同大会は2008年から毎年行われ、今年で17回目。プロアマ問わず、芸歴制限なく出場可能で、歴代キングはバッファロー吾郎、東京03、キングオブコメディ、ロバート、バイきんぐ、かもめんたる、シソンヌ、コロコロチキチキペッパーズ、ライス、かまいたち、ハナコ、どぶろっく、ジャルジャル、空気階段、ビスケットブラザーズ、サルゴリラが名を連ねている。

 コットン、ニッポンの社長、ファイヤーサンダー、や団、ラブレターズ、隣人、ロングコートダディ、cacao、ダンビラムーチョ、シティホテル3号室の10組がファイナリストとなった。

■ラブレターズ
【結成】
2009年

【メンバー】
■塚本直毅
生年月日:1984年12月28日
特技:テニス、空手、サウナ・スパ健康アドバイザー
趣味:アメフト観賞、サウナ、アサラト(楽器)、ミシン(洋服リメイク)

■溜口佑太朗
生年月日:1985年1月19日
特技:野球(東京ヤクルトスワローズ)
趣味:タップダンス、日舞、ディナーショー

【キングオブコント戦歴】
2011年:7位
2014年:ファーストステージ敗退
2016年:10位
2023年:6位

■ラブレターズ(塚本直毅、溜口佑太朗)
――ファイナリストに選ばれた率直な感想

【塚本直毅】今までずっと挑戦してきましたけど、2年連続で決勝に行くことがなかったので、まずは行けてよかったなっていう。

【溜口佑太朗】売れて(笑)?

【塚本】売れたい気持ちが先に出てくる(笑)。

【溜口】予兆があって。2016年に出させていただいた時に、塚本さん直前に腰の骨を大怪我したんですよ。その時に決勝行って。今回2ヶ月前に塚本さんが足首のねんざがあったので、これ今回決勝いけるんじゃないかという(笑)。全治1ヶ月のねんざ。

【塚本】ケガの功名って書いておいてください(笑)。

――去年からパワーアップしたところ

【塚本】本当に子育てを頑張っていたんで、子供に元気もらって「いいネタ書くよ」なんて言いながら生活できたので、家族の支えはありますよね。

【溜口】前回出た時は、ちょっとでもそのご祝儀感もあったので、7年ぶりっていう。この1年は、『キングオブコント』のおかげでちょっとお仕事もさせていただくことがあって。それでちゃんと仕事しただけ老けて。疲れが溜まって、その疲れてる顔や老け顔がちょうどコントに染みる感じになったので、ネタに味がついた感じがあるかもしれないです。

――今年の意気込み・目標

【塚本】去年は本当に久々やったみたいな感じで行けましたけど、今年は胸張って堂々とやれそうな気がします。

【溜口】去年は早く返り咲きたいっていう。ずっとコントやってる身として、7年間ずっと決勝に行けてない焦りとかがあったので、早くまた再評価されたいっていう、がむしゃら感がありましたけど、去年『キングコント』出させてもらって、まだコントやっていいんだっていう自信になって。その自信で作れたこの1年間のネタなのかもしれないです。

――手応えはあった?

【溜口】手応えはなかったのですが、これやっときゃ大丈夫なんだなっていうのが去年わかったので、それをもうちょっと進化させてっていう感じですかね。

――シークレットシューズはプラスになっている?

【塚本】履くだけで景色変わりますから(笑)。胸は張れるよね。

【溜口】胸張ってできるんですよ。身長が10センチ、15センチアップした状態でネタやると、やっぱりお客さんとかも「あっ!」って思ってもらえるというか。実際、舞台見に行ったりお笑いライブ行った時に、でかい芸人さんが出てくると、テレビより大きい、オーラがあるみたいなことを感じるらしくて。今まで僕ら、それがなかったので、その10センチあることによって、ネタをよく見てもらえるようになったというか。

あとは芸人さんがすごいイジってくれるようになったので、そこで巻き起こる人となりとかで、僕らの人間性がわかってもらえたのも何か大きいかもしれません。

――シークレットシューズを始めたきっかけ?

【溜口】コロナ禍でみんな仕事がないってなった時に、ネットとか動画の配信とかいっぱいやっていたじゃないですか?僕ら機械とか全然疎くて。全然そういうのができなくて自分たちにできることなんだろうって考えた時に、身長を伸ばそうってなったんです(笑)。この期間でちょっとみんなに知られずに…。

【塚本】最初は本当に誰にも言わずに履いていて、やっぱ誰にも気づかれなくて。BKBさんとライブ一緒になった時に、よくちっちゃいイジリをされるんですけど。シークレットシューズ履くと、BKBさんのかけているサングラスの上側から奥の目が見える状態で「チビやな!」って言ってきてるのが面白くて(笑)。

【溜口】さらばさんの配信があって、そこに呼んでいただいた時に、実は1年間履いてたけど誰も言われなかったから、ちょっともうきょう言いますけど、シークレットとシューズ履いてたんですって言ったら、広まっていきました。

【塚本】唯一、履き始めて1~2ヶ月目で、さらばの(東)ブクロさんが「何その靴?」って言ってきて、ブクロさんにバレるんだと思って(笑)。「ちょっと買ったんですよ」って行ったら「めっちゃかっこいいやん」って言って、去っていきました(笑)。全然バレてなかったんです。

――シークレットシューズはタイタンライブでも紹介されていましたね。

【塚本】田中さんが履いてくださって。あの人めっちゃ怖かったよね(笑)?何も言わず、胸張って歩き出したんですよね。

【溜口】エンディングトークの時に、田中さんが「時間がないんだよ」みたいなことを若手に言っていたんですけど(シークレットシューズを知ると)「何それ?履かせてよ!」って、ひとりで練り歩く時間があって(笑)。

【塚本】それでシークレットシューズ脱ぐと「時間がないんだよ!」って言っていて(笑)。

【溜口】「あなたが今、時間一番使ってましたよ」って(笑)。田中さんらしいですけど、怖かったですね(笑)。

――初決勝が2011年で、会見では「いろんな時代の『キングオブコント』に出させていただいている」という話をされていました。今回はエントリー最多となり、初めて出られた頃からだいぶコントも進化している部分もあるかと思いますが、お2人はどう捉えていますか?

【塚本】最初は我々も本当に最若手ぐらいの感じで参加させてもらっていましたが、それが気づいたら「もう早く抜けてください」みたいなポジションになってきちゃいました。

【溜口】2011年に出ていた時って、僕らは歌ネタだったんですけど、歌ネタで決勝いける時代だったんだって思うと…。今、歌ネタってけっこうメジャーになったり、それだけで大会にもなっていたりしますけども、当時はシンプル歌ネタで『キングオブコント』決勝いけた時代だったんだって思うと。この13年で、だいぶ手を変え品を変え、みんな被らないようにやっていて。それくらい細分化されているから、より勝ちにくいですよね。まっすぐやっても無理だなっていう。それぞれのアイテムをみんな乗っけないと。

【塚本】学生お笑いとか、お笑い文化がちょっと根付いてるじゃないですけど、最初からみんなクオリティー高いのが次々出てくるようになってきているので、余計に狭き門になっている気はします。

【溜口】若い子たちにできない戦い方をしなきゃなっていうのは、ここ2~3年しゃべっていて。やっぱり、この年重ねた状態でやれるコントは若手の子たちよりもまあ強く出せるんじゃないかなっていうところで。年相応の、そろそろ白髪が生えるぐらいのおじさんがやれるコントで、だったらもう一発ちょっとコントでぶん殴られるんじゃないかなという感じはあります。20代の子たちにはやっぱりできないところだと思うので、そこですかね。あとはスベることへの抵抗がけっこう薄まった感じはあるかもしれないです。へー面でスベったりしますので(笑)。

#ロングコートダディ#ジャルジャル#溜口佑太朗#ラブレターズ#ビスケットブラザーズ

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