勝俣瞬馬、熱波師の仕事を語る

#イメージ#お客さま#ブーム#レスラー#マナー

エンタメNEWS2022年7月18日8:40 AM

サウナ施設『SeaSaunaShack』の総支配人も務める熱波師でありプロレスラーの勝俣瞬馬

 先日、バラエティ番組『マツコの知らない世界』(TBS系)に出演し、話題になったDDTプロレスの勝俣瞬馬さん。プロレスラーであり、資格を持つプロの熱波師、千葉県館山市のサウナ施設『SeaSaunaShack』の総支配人と三足のわらじを履く。地方巡業のあるプロレスラーという職業を活かし、サ旅を楽しむなか、昨今のサウナブームを一過性にせず文化につなげることを掲げ、熱波師としても活躍している。サウナにハマったきっかけから熱波師の仕事について聞いた。

【写真】プロレス試合ではまるで別人の勝俣瞬馬…意外にも優しい風を送る熱波師としての姿も

◆熱波師のパフォーマンスにプロレスを初めて観たときと同じ衝撃を受けた

――プロレスラーでありながら熱波師としても活動されていますが、サウナにハマったきっかけを教えてください。

【勝俣瞬馬】 本格的にハマったのはプロレスラーになってからです。2019年9月の熊本大会のときに、同じDDTの竹下幸之介選手から西の聖地と呼ばれる『サウナと天然温泉 湯らっくす』に誘われました。ちょうどその頃、ドラマ『サ道』(テレビ東京系)を観てサウナのちゃんとした入り方を知ったこともありました。熱波師のアウフグースを初体験して、セルフロウリュや水風呂、休憩の仕方を竹下選手から教わり、それからハマりました。

――サウナ好きから熱波師になろうと思い立つまでは?

【勝俣瞬馬】 初めて熱波師のパフォーマンスを見たときに、小学校5年生の頃に最初にプロレスを生で観たときと同じ衝撃を受けました。この人たちカッコいい、自分もこの仕事をしたいなって思いました。すぐに調べて、2020年2月に「熱波師検定B」の資格を取り、その後Aを取得しました。そこからTwitterでいろいろな熱波師をフォローしていくなかで、アウフグース・プロフェッショナルチーム『Sylph(シルフ)風の妖精』の熱波師・スター諸星さんとつながって一緒にやらせていただくことになり、東京・上野の『サウナ&カプセルホテル北欧』でデビューしました。いまは、『SeaSaunaShack』で総支配人兼熱波師として活動しています。

――プロレスラーも熱波師も身体を張る仕事です。それぞれ伝えるものは違いますが、勝俣さんが惹かれる共通点があったのでしょうか?

【勝俣瞬馬】 サウナ室という熱い部屋のなかで、華麗にタオルをさばいていたんです。そのパフォーマンスの美しさや、自分が過酷な状況のなか人を楽しませようとする気持ちが、プロレスと通づるところがありました。プレイヤー目線ですごくカッコいいと感じて惹かれました。

◆熱波師には、アドレナリンがあふれるプロレスの試合に通づる感覚がある

――実際にプレイして共感ポイントはありましたか?

【勝俣瞬馬】 熱波師としてデビューしたときに、プロレスの試合と同じくらいアドレナリンが出ました。プロレスも試合中に心が折れてギブアップしてしまうときもあります。でも、やられてもやられても立ち上がる姿がカッコいい。熱波師もロウリュを送るたびに、部屋がどんどん熱くなって体はキツくなります。それでもお客さまが気持ちよさそうにしていると、さらにがんばってやろうと思える。プロレスの試合と同じような感覚になりました。

――熱波師・勝俣さん独自の手法やスタイルがあるのでしょうか?

【勝俣瞬馬】 熱波師は、それぞれ独自のパフォーマンスがあります。僕はお客さまにリラックスをしてほしいので、音楽をかけずにシンプルに汗を流してもらうことを心がけています。1セット目は、ロウリュをかけてタオルを回し攪拌(かくはん)後、お客さまをそれぞれ3回ずつぐらい直接あおぎます。2セット目もロウリュして攪拌し、1セット目よりちょっと強めの風を3回ずつ送ります。それで6分くらいです。ここまで2セットやってけっこう熱くなるので、氷水を頭にかけて少し休憩します。

それから1度換気して、最後の3セット目は「SSS(Sea Sauna Shack)の滝」と言って、ストーブの真ん中にサウナストーンで囲まれた煙突があるのですが、そこに滝のように水をかけて蒸気が一気に沸き上がったところであまり攪拌せず、その熱い蒸気が漂うまま弱・中・強から1つ選んでいただいて、5回ずつあおいで終わるのが僕のスタイルです。やっている間は、サウナの楽しみ方をいろいろ説明したりしています。

――やはりプロレスラーなので、弱・中・強があってもすごく力強い風のイメージがあります(笑)。

【勝俣瞬馬】 「さすがプロレスラーですね」とよく言われます(笑)。でも、プロレスラーなのに風が優しいといったギャップを意識しています。「強い風がくると思ったら優しいんかい!」とツッコませるくらいな感じでやりたいと思っています。

◆熱波師は、まだそれだけでお金を稼げる仕事として成り立っていない

――熱波師としてこれからどのような活動をしていきたいと考えていますか。

【勝俣瞬馬】 まだ熱波師だけではお金を稼げる仕事として成り立っていない世界ですが、アウフグース・プロフェッショナルチームが、ひとつの仕事として成り立つように動いてくれている。だから僕もその人たちの力になれるように頑張りたい。

――プロレスラーであり熱波師である勝俣さんだからできる活動もありそうですね。

【勝俣瞬馬】 プロレスでサウナを盛り上げたいし、その逆の気持ちもあります。でもまず、僕たちはすごくサウナが好きでサウナの良さを発信していきたい。その上で、サウナとプロレスで新しい何かを作っていけたらいいですね。

――サウナが好きでやっているところが大きいと思いますが、熱波師として世の中に存在感を示したいという気持ちもありますか?

【勝俣瞬馬】 そうですね。いま熱波師もたくさんいて、そのなかで知名度を上げていきたいのはあります。機会があればもっとメディアに出たい気持ちもありますが、“サウナ好きテレビタレント”を狙っているわけではありません。DDTのThe37KAMIINA(サウナカミーナ/勝俣、竹下幸之介、上野勇希、MAO、小嶋斗偉)のメンバーと一緒に、プロレスもサウナも盛り上げていきたいです。

――かつて昭和のサウナは、いかついオジサンが通う敷居が高いイメージでした。いまでは女性がひとりで行って楽しめる女性専用サウナも増え、イメージがすっかり変わりました。

【勝俣瞬馬】 サウナ動画を配信するYouTuberも多く、ドラマ『サ道』を始め、メディアで取り上げられることが増えて、サウナに入ってみたいと思う若い世代が増えているのではないでしょうか。20代後半から30代前半のサウナーは、自分たちでサウナを作ったりしています。レディースデイを設定するなど、施設でも女性客を増やそうと努力していて、かつての“サウナはおじさん”のイメージから大きく変わりました。

◆新しい客が増え常連が減る…ブームの裏側で問題視されるサウナの入り方とマナーの周知

――ブームになるのはいいことである一方、消費されて一過性で終わるような諸刃の剣になる面もあると思います。

【勝俣瞬馬】 サウナブームで若い人たちが来てくれるのは嬉しいことですが、なかにはマナーが悪い人もいて、常連客が来なくなってしまうという話も聞きます。ブームの影であまり表には出ていない部分ですが、新しいお客さまが10人来ても、常連さんが5人いなくなってしまったら意味がない。難しいところですが、もっとサウナの入り方やマナーを周知していかないといけないと感じています。ブームを一過性で終わらせず、文化にしていくことが大事です。

――ライトなファンが増えるのを嫌ったり、マウントを取りたがる人たちも増えていそうです。

【勝俣瞬馬】 いま実際にそれが起きている状況です。『マツコの知らない世界』に出演していろいろな施設を紹介すると、「客が増えるからやめろ」「混んでほしくない」といった声もネットに上がりました。せっかく皆で盛り上げようとしているんだから、「人が来たら嫌」ではなく、「どうしたら皆が嫌な気持ちにならずに楽しめるのか」を考えていくことが大切だと思っています。初心者に対してマウントを取る場面もよく見かけますが、初心者を突っぱねていたら、そこで終わってしまう。そうはなってほしくないと切に願っています。

――勝俣さんにとってのサウナとは?

【勝俣瞬馬】 僕にとっては“日常”です。サウナは“心の洗濯”で外見もそうですが、内面もキレイにしてくれます。サウナ好きになってから、常にメンタルを維持できるようになりました。2018〜2019年の夏くらいまで、プロレスへのモチベーションがすごく下がった時期がありました。顔面骨折など、運が悪いことが重なって、プロレスが苦になっていました。それがサウナに入るようになってから、体が軽くなった感じがして、スッキリしたんですよね。それからは、僕のメンタルを支えてくれているのはサウナです。

――サウナは、仕事でありながら人生の楽しみなんですね。

【勝俣瞬馬】 そうですね、それが一番。昔から金銭面より好きなことをして生きていきたいと思うタイプなので、好きなことでないと続かない。いまはすごく好きなことをやらせてもらって、楽しく生きています(笑)。

(文/武井保之)

#レスラー#それぞれ#プロレス#シンプル#お客さま

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