天心、色モノではない歌手デビュー

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エンタメNEWS2021年11月14日7:00 AM

楽曲「Ready Go!」の制作秘話を明かした(左から)GeG、那須川天心、VIGORMAN (C)ORICON NewS inc.

 格闘家の那須川天心が、楽曲「Ready Go!(prod. by VIGORMAN & GeG)」を引っさげ、華々しく歌手デビューを果たした。プロデュースしたのは、シーンの第一線で活躍する3人組ジャンルレス・ユニットの変態紳士クラブのVIGORMANとGeG。史上最年少16歳でRISEのバンタム級王座を獲得し、現在まで45戦無敗という圧倒的な戦績で、「神童」などと称されてきた天心。“まさか”のデビューに至った経緯や、変態紳士クラブとコラボした理由、アーティストとしての覚悟に迫った。

【動画】那須川天心&VIGORMAN&GeGが爆笑座談会

■トントン拍子に決まったデビュー

 天心は史上最年少16 歳でRISEのバンタム級王座を獲得し、現在まで45戦無敗という圧倒的な戦績で、「神童」「キックボクシング史上最高の天才」などと称されてきた。2018年の大みそかには、同じく無敗のボクシング王者フロイド・メイウェザーと階級を超えたドリームマッチも実現させるなど、その一挙手一投足が大きな話題を呼んでいる。

一方、変態紳士クラブのVIGORMANは1998年生まれ大阪府堺市出身のレゲエ・ディージェイ。レゲエにとらわれずどんなジャンルのオケでも自由に乗りこなす事のできるメロディアスでエモーショナルなフロウと 固めのライム(韻)からレゲエ・ヒップホップ両ジャンルのアーティスト、関係者達から高い支持を集める。GeGは関西出身の音楽プロデューサー。これまでにプロデュースした楽曲の総ストーリミング数は2億回超え。マルチな音楽人としても多岐にわたり活躍している。

 キックボクシング、音楽の第一線で活躍する3人の異色コラボは、思いがけないスピードで展開していった。そもそも、VIGORMANが昨年EPをリリースしたことをきっかけに那須川との対談が実現。その後、天心が楽曲「大人が言う(Completed ver.)」のミュージックビデオ(MV)に出演するなど、親交を深めていった。VIGORMANは当時を振り返り「僕の地元の仲間を紹介していく中でGeGとご飯に行こうとなった。食事中に『歌ったりしたいんですよね』話していたので、『歌う時はぜひ俺に書かせてね』と言ってたらトントン拍子に進んでいった」と、天心がアーティストデビューに至った経緯を明かす。

 コロナ禍とあり、楽曲制作はオンライン会議ソフト「Zoom」を通じて進められた。天心が「言いたいことも言えない世の中じゃないですか? それを歌にすればしっかりと伝わることもあるだろうと、お願いしました」と曲のイメージを伝えると、わずか3日後にはVIGORMANから1バース(Aメロ)とサビが届いた。その方向性に天心も賛同し、楽曲制作が進行した。

 デビュー曲が、9月23日に横浜・ぴあアリーナMMで開催された格闘技イベント『RISE』の大会テーマソングに決まっていたこともあり、作業は急ピッチで進められた。アーティストデビューの話が本格化してから「わずか10日でレコーディングが終了した。完成までで考えたら(自身が手掛けた中でも)最短でしたね」(GeG)という。

 VIGORMANは天心のビジョン、歌いたことが明確だったとし「どんなことを歌いたいか考えていなかったら、もっと時間が掛かっていたと思う。(天心から)伝えたいことをたくさん聞けたので、それをそのまま歌詞にした」と振り返った。「会社を通して天心君から依頼が来たと思ってる人も多いと思うんですけど、そうではなくもっと自然な“ノリ”で。自分たちの曲でも、完成して1年経ってからみんなの元に届くこともある。このスピード感でできたのは新鮮で良かった」と達成感をかみ締めた。

■那須川天心が歌ってこそ意味のある楽曲に

 今回の異色コラボの発表は誰しもが驚いた。ファンからは楽曲を心待ちにしているという声が届いた一方で、いきなりアーティストデビューを飾ることに戸惑う声があったのも事実。だからこそ、GeGは「天心君が歌うから“色モノ”と思われたり、世間の目があると思うが、音楽的には恥のないものを作りたかった」と本音を吐露する。

 歌詞は「嗚呼まだ目的地は遥か先 平坦な道は歩かない」「前人未到をただ繰り返して 見せるのさでっかい夢」と、まさに天心の生き様を表すような力強い言葉が並ぶ。また、メロディーは「GeG is Mellow」と呼ばれる、まさにGeGの真骨頂であるメロウな仕上がりとなっている。

 この歌詞を書いた理由について、VIGORMANは「今の時代、新しいことをしようとしたら何をやっても批判がある。そういうことを言える人は1本芯が通ってないと、人の批判の声にぐらついてしまう。(楽曲では)そういう芯の太さは表現したかった」と紐解いた。「あとは“どの口が何を言うか”。那須川天心が歌ってこそ。あの曲を僕が普通に歌っても響いてないんじゃないかな」、GeGも「人間力ですよね。歌はそれが出ちゃうので。そこは騙せない。にじみ出る」と説得力のある歌唱に舌を巻いた。

 これに天心は「僕の場合は、今から歌の技術を覚えたりすることはできない。聴いてもらえる人に何かが伝わるように歌いたいな、としか意識していないですね。その思いだけで歌いました」と、アーティストとしてのスタンスを語った。だからこそ、歌唱する時はテクニックでごまかすことはしない。あくまでも貫いたのは等身大のままでいること。「ありのままをぶつける。自分にうそ偽りなくというか、自分が生きてきた中での思いをぶつけるだけかなって」と素直な思いを明かした。

■予想以上のクオリティーに寄せられた反響

 自身がメインを務める大会が近づく中、急ピッチで行われた楽曲制作。天心は厳しい格闘技の練習が終わった後に、深夜までボイストレーニングにも励むなど、どちらも中途半端にすることはなかったという。

 その姿勢について、VIGORMANは「始まりはノリだが、(天心は)始まってみたら何事にも全力で取り組む性格。ノリだったらボイトレなんてしない。『なんとかなるっしょ。曲出すだけだし』って、そんな感じの人に曲を作るのは嫌だし、共感できる部分も多かった」と打ち明ける。それ受け、天心は「熱い人には向かっていかないと負けてしまう。気持ちと気持ちのぶつかり合い。向こうも本気だからこっちも本気出さないと負ける。全力でぶつかってこういう曲ができたのかなって」と、異色コラボの化学反応を喜んだ。

 楽曲リリース後、周囲からも多くの反響が寄せられているという。GeGは「甥っ子から電話がかかってきて、めっちゃ言われましたね。(天心のことが)好きみたいで。すごいなって」とにんまり。天心も「すごい反響がありましたよ」大きく頷き、「ふざけ半分で聴いてみて『ちょっとすごかった』という声がめちゃめちゃあった」と明かす。VIGORMANは「『天心が曲出したらしいで、聴いてみようぜ』っていうノリで聴いて『ええやん』なってくれたらいいなと言っていた」と狙い通りの反応に声を弾ませた。

 今後の楽曲リリースやライブについて「何も決まっていない」という3人。最後に改めてこの楽曲の存在について問うと、天心は「歌が出た時に思いましたけど、『本当にいい人生を送ってるな』って思った」とし、この異色コラボについて「お金じゃ買えない経験。この人たちだから、これができる。どれだけお金稼いだって無理なことは無理。価値ですよね。だからこういう事ができてうれしいなって」としみじみ語った。

 VIGORMANは「ほんま宝物ですね。音楽をやってきてよかったなって。息子とか出来た時に聴かせられる、特別なもの。自分の曲ができたときとはまた違った感覚です」、GeGは「僕はプロデューサーなんで、ほかの人よりいっぱい曲を出してる。それでも自分の人生の本を作るとしたら、そこに書かない曲はいっぱいあると思う。でも、自分の歴史の1ページにこの曲は入れたいですね」と、この楽曲の存在の大きさを語った。

■那須川天心「Ready Go! (prod. by VIGORMAN & GeG) 」概要
MV: https://youtu.be/WPpLkUXsCCU
配信リンク: https://linkco.re/8P9sgzTa

Produce by VIGORMAN & GeG
Keyboard/平畑徹也
Guitar/山岸竜之介
Bass & Drum/G.B.'s
Strings/しゅうまいカルテット
Mixing & Mastering/渡辺紀明

■那須川天心 
キックボクサー
生年月日:1998年8月18日
史上最年少16歳でRISEのバンタム級王座を獲得。
戦績:45戦 45勝(32KO)
キック 40勝(28KO)/MMA4勝(3KO)/MIX1勝(1KO)
2014年にキックボクサーとしてRISEでプロデビュー。天才的な格闘センスで「神童」「キックボクシング史上最高の天才」などと称されている日本を代表する格闘家のひとり。2022年3月にキックボクシングを引退、ボクシングへの転向を表明している。
そんな那須川天心は以前から自身のYouTubeチャンネルにて変態紳士クラブ「YOKAZE」をカバーするなど、その歌声はたびたび注目されていた。そしてこの度、新たな挑戦として2021年9月22日に Goosebumps Musicよりデビュー曲「Ready Go! (prod. by VIGORMAN & GeG)」をリリース。前人未到な夢を追いかけチャレンジし続ける那須川天心にこれからも目が離せない。
Instagram:https://www.instagram.com/tenshin.nasukawa
Twitter:https://twitter.com/TeppenTenshin

■VIGORMAN
1998年生まれ大阪府堺市出身のレゲエ・ディージェイ。 3人組ジャンルレス・ユニットの変態紳士クラブに所属。15歳の頃から地元のクラブ・イベントでマイクを握り歌い始める。現場に積極的に足を運びスキルを磨き、レゲエにとらわれずどんなジャンルのオケでも自由に乗りこなす事のできるメロディアスでエモーショナルなフロウと固めのライム(韻)からレゲエ/ヒップホップ両ジャンルのアーティスト・関係者たちから高い支持を集める。
2018年1月に1st EP『DANK NOVA』をリリースし、同年3月にリリースしたシングル「Bad Lady」がTikTokでヒット、ミュージックビデオは約350万回再生を記録。2019年8月に1stアルバム『SOLIPSISM』をリリース。アルバムを携えて全国ツアー『SOLIPSISM CLUB TOUR 2019』と 追加公演『SOLIPSISM CLUB TOUR + 2020』を開催。そして、2020年11月にニュー EP『ROKUDENASHI』をリリース。
Instagram:https://instagram.com/vigor_insta
Twitter:https://twitter.com/vigorman_info

■GeG
関西出身・音楽プロデューサー。
学生時代、合唱コンクールのピアノ伴奏者への憧れからキーボードを始め音楽の世界へと足を踏み込む。そこからバンドマンに明け暮れた時を経て、25歳の時に米・ロサンゼルス、ジャマイカを旅した事をキッカケに音楽プロデューサーを志す。
現在では、これまでにプロデュースした楽曲の総ストーリミング数は2億回を超え、2021年5月にリリースしたメジャー1stアルバム『ZURUMUKE』が絶好調の変態紳士クラブのプロデューサーとしても活動を続ける。そして自身が代表を務めるGoosebumps Musicを発足するなど、変態紳士クラブのメンバーだけにとどまらず、マルチな音楽人としてもその活動範囲を多岐にわたり拡張し続けている。
Instagram:https://instagram.com/gegismellow
Twitter:https://twitter.com/gegismellow

■Goosebumps Music
HP:https://goosebumps-music.jp
YouTube:https://youtube.com/c/GoosebumpsMusic2021
Instagram:https://instagram.com/goosebumps_music.jp
Twitter:https://twitter.com/goosebumps2020

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