岡田准一、山田涼介は“逸材”

#山田くん#新選組#山田涼介#岡田准一#柴咲コウ

エンタメNEWS2021年10月14日8:00 AM

映画『燃えよ剣』に出演する山田涼介、岡田准一 (C)『燃えよ剣』製作委員会

 俳優の岡田准一(40)が主演する映画『燃えよ剣』が、いよいよ10月15日に公開を迎える。歴史小説の巨匠・司馬遼太郎(※遼はしんにょう・点2つ)氏の不朽の名作を完全映画化。新選組をテーマに“鬼の副長”土方歳三を岡田、そして、後輩であるHey! Say! JUMPの山田涼介(28)が一番隊組長・沖田総司を演じている。映像作品で初共演となった今作では、山田の志願のもと、彼に殺陣(たて)の直接指導を行いながら主演としての撮影に臨んだという岡田。岡田が山田を“1000年に一人の逸材”と評するその理由とは。作品を経て熱い師弟関係を築いた二人にインタビューを敢行した。

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 動乱の幕末でわずか6年だけ存在した“新選組”を統率し最後まで新選組のために戦い抜いた副長・土方歳三。名匠・原田眞人監督が手掛ける今作は土方歳三と“新選組”が、いかにして歴史に名を刻む“伝説(レジェンド)”となったのか。時代の大きな変化のなか、剣を手に命を燃やした男たちの知られざる愛と戦いを描いたスペクタクル・エンタテインメントだ。

■山田涼介は“信頼する役者” 岡田准一が認めるその資質「普通の人にはできないこともできる」

――ちょうど、年齢的には一回り違うお二人。今回が初共演ということですが印象に変化、ギャップを感じたことなどはありましたか。

山田「岡田さんとは『24時間テレビ』(2015年放送)で一度大きなお仕事をさせていただいて、そのときは、ほとんど同じ企画もなく、お話することもありませんでした。接点としてはその共演くらい。今回、ご一緒できるとなって僕は殺陣もやったことがなかったのでぜひ岡田さんに『アドバイスいただけたらな』と思いクランクイン前にご飯を連れて行ってもらったり、殺陣の指導を、プライベートでしてもらいました。それからは個人としては距離が少し縮まったのではないかと思います」

岡田「『24時間テレビ』の時は、Hey! Say! JUMPの他のメンバーには『この子はかわいい』とか『この子は首が座ってない』など周りの方々に知っていただきたいと、“かわいい”“かわいくない”といった部分を発見していくようなイジり方をしていたんですけど、山田くんはグループでも中心にいてイジりどころがなかったです。会って話してみると『こんなにいい子なんだ』と改めて思いました。撮影が始まる前に『時代劇も、殺陣もやったことがないので教えてもらいたい』とスケジュール調整までして実現させる人は、なかなかいない。キャラクターとしても動きながら探していくことが多かったし、一緒に演じていて楽しかったです。信頼する役者さんと一緒にできましたね」

――山田さんの“かわいい”ところはみつかりました?

岡田「いい子すぎますよね(笑)いい子すぎますし、格闘技やアクションを教えていても“千年に一人の逸材”だと思います。飲み込み方や理解度の仕方、ちょっと言えば体現できる。普通の人にはできないこともできるんです。ジャニーズは山田くんを大事にしたほうがいい(笑)」

山田「大きく書いておいてください(笑)。いやいや、こんなうれしい言葉ないですし、岡田さんにおっしゃっていただけるのは今後の自信につながる。そのためにはもっと努力しなければいけないし、もっといろんなことを勉強していかなければいけないと、今回のお仕事で痛感したところです」

――今回の共演で岡田さんから直接指導された殺陣以外に、山田さんが勉強になったところはありますか。

山田「着物は自分で着れたほうがいいとか、わらじの履き方を教えてもらいました。結構難しいんですよ」

岡田「わらじを履かせてもらってるんじゃないよ、自分でやりなさいと(笑)」

山田「僕は、頭で覚える系のことの飲み込みはそんなに早いほうではないので体でやることは得意なんですけど…」

岡田「うそ、一発で覚えてなかった?」

山田「あれは密かに自分で練習していたんです(笑)。岡田さんの前では、一発でできた風でした。結び方が特殊なのでこんな風に履くんだって。細かいところまで教えていただきました」

岡田「殺陣をやるなら自分でできた方がいい。ズレてきたり、靴と一緒なのでうまいこと締められないと、うまく動けなかったりする。それは自分でしかわからないから自分でできた方がいいよ、と」

山田「甘えることなく、そこはできるようになりました。着付けは結局、一人でできるようになりなさい、と言われてから着ることができるようになったのですが、沖田総司はキレイ好き。着物も、ピシッとしていないといけないので直していただいてます。キレイに着れるようになるには勉強は必要ですね」

――岡田さんからすると、後輩にあたる山田さんですが、一緒に共演していて“うらやましい”と感じる点はありますか。

岡田「僕は知らないということを隠さないことを自分の信条でやっていたけど、山田くんは『わからないので教えて下さい』と計算もなく、ピュアなままで聞けるので、それは持って生まれた本人の資質でもあり、すばらしいこと。年を重ねる上で、楽しみです」

山田「岡田さんは、何を聞いても全部返してくれるんです。聞いても返ってこない人もいる。でも返ってくるし、上乗せで違う情報もくれたりするので、聞くのが楽しい、ということもありました。この年齢にしては知ることがたくさんあったと思います」

■岡田准一“座長”への揺るぎない信頼 山田涼介「岡田さんが土方歳三でなければ、この映画にはならなかった」

――現場で動きながら土方のキャラクターを作っていくことは多かったですか。

岡田「沖田総司と手で恋文を取り合うというシーンでは、見学にきていた(近藤勇役の)鈴木(亮平)さんが『俺もああいうのやりたい』とおっしゃって(笑)。監督から考えてほしいとお願いされて、急きょ3人で組手をやることになったり、役者から発信して、アイディアを出して演じることも多かったです。原田組は動きながらしゃべる、死にそうなシーンでも扉を開けようとしたり、会話とは別のものが足されることが原田監督の妙。普通の現場ならセリフでの会話のタイミングを合わせるのですが、それ以外の行動が原田組では足されることが痺れる面白みでもあり、そういう意味でも関係性の役作りが生きてきます」

――予告編でも話題となった、沖田が土方をツンとつっつくシーンもありました。

山田「あれも、現場で生まれましたが、ああいうのも鬼の副長と呼ばれている土方だからこそ、他の誰もできないけど沖田だからできる。そこのバランスは常に考えて演じています」

――あのシーンも現場で生まれたものだったのですね。他には印象的だった共演シーンはありますか。

山田「土方さんと、お雪さん(柴咲コウ)の家でご飯を食べるシーンで、まぁまぁセリフをしゃべっていたのですがほとんどワンカット一連で撮っている後に、(岡田から)『お前、緊張してるだろ』と言われて。緊張しているのがバレてすごく恥ずかしかったです」

岡田「あったね。珍しく緊張してた。この人、緊張してるな~というセリフの言い方だったんだよね(笑)」

山田「バレた!と思って(笑)。すごく緊張していたんです」

――お二人のやりとりがとてもほっこりします。お二人から見て、土方と沖田はどういう関係性だったと思いますか。

岡田「同じ道場に若い頃から一緒にいて、仲間も死んでいくなかで駆け上がっていく。変わっていく時勢とかそういう、美しさや儚さは変わらないものがある。この近藤、土方、沖田、その3人の関係性も大事に演じました」

山田「沖田からしたら土方さんも、近藤さんも、本当にお兄ちゃんみたいな存在だと思います。唯一、頼ること、甘えることができる。僕なりの解釈ですが、沖田が沖田らしくいられるのは土方さんと近藤さんがいるからだというのは、沖田もわかっていたと思う。この2人がいなかったら、岡田以蔵のような人斬りになっていてもおかしくない強さがある。心の拠りどころだったのではないでしょうか。
僕が僕でいられる。この2人がいるから死ねないし、この2人のためなら命も捨てられるくらいの覚悟を持って、新選組にいたと思います。だから、新選組が変わっていくのを人一倍悲しんでいた。沖田が結核になり、体調も悪くなっていくと、土方さんが戦中でも来てくれる安堵感。僕の心は死んでいないと、土方さんたちのなかで生きているんだという、想いが常にあったのではないか。かけがえのない、兄弟のような存在だったのではないでしょうか」

――美しく、悲しい物語です。

岡田「土方や近藤は沖田のことは『あいつは天才だから』と、かわいい弟のようでありながらも認めている。そういう関係性のなかで、みんなが変わって失っていく。『男の一生は美しさをつくるためのものだ』という土方の言葉を僕は大事にしました。行動はめちゃくちゃなことをやっているので、そんな映画を作ろうと思えば、作れちゃうよね」

山田「できますね。ただただ、残酷な映画にもできる(笑)」

岡田「どこからどう見るか。でもやはりハードボイルドとバイオレンスとチャーミング。そういう映画になっているし、観終わったときに、みんなの人生が美しく見えるように。それが土方本人の願いだったと思いますし、それは意識しました」

――岡田さんが土方、山田さんが沖田を演じたからこそ引き出された魅力みたいなものはお互い感じましたか。

山田「岡田さんが土方歳三というキャラクターを演じることで、殺陣からなにからなにまで、全部新選組まわりのことを『じゃあ、こういう殺陣にしよう』とか指導してくださって。だからひとりひとりのキャラクターが殺陣だけでも明確にわかるようになっているし、プライベートの会話まで『じゃあ、どうしましょう』『こうしましょう』とか積極的に聞くことができた。岡田さんが土方さんだからこそ、そういった空気感ができた。僕を含めた新選組のメンバー全員が感じていることだと思います。岡田さんが土方歳三でなければ、この映画にはならなかった。この関係値のバランスの良さはでなかっただろうな、と感じます」

岡田「例えば、近藤さんだったら、天然理心流の一発が強い感じの殺陣にしたいとか、斎藤一役の松下(洸平)さんだったら、アサシンのような殺し屋っぽい殺陣にしたいとか、本人に説明していくのですが、沖田は難しくて。僕も沖田らしい殺陣を探していくんですが山田くんは、すでに自然に沖田でした。パッとできる天才さや、僕が大切にしている身体を落とす動作とか、初動を早くするといった技術はすごく難しいんです。でも『ちょっとやってみようか』と3回目くらいで結構いいものが出せるようになるんです。それって日本でアクションができると言われている方に教えても簡単にはできないような動きなんです。
でも山田くんに教えると、僕の大事にしていることや動き方、『プロの人はそこを見てるからね』と言った部分もできるんです。それを大事にしながら、自分で咀嚼(そしゃく)して自分の答えを見つけてきて、次の現場でやってくれる。その時点で、沖田っぽい。天才が努力をしている。長年京都(の撮影所で)で見てきたスタッフの方々が『歴代の沖田総司のなかでも1番の沖田だと思う』と言ってました。『最後のシーンとか神がかってきたわ~』と僕に報告しにきてくれたことがうれしかったです。京都のスタッフさんが認めるなんてなかなかないですよ。自分が主演の映画で特に後輩がそんな風に褒められるなんてうれしいです」

山田「うれしいです。(これからも)頑張っていきます」

#関係性#新選組#柴咲コウ#山田くん#土方歳三

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