役所広司主演映画がトロントへ

エンタメNEWS2020年7月31日5:00 午前

映画『すばらしき世界』メインカット (C)佐木隆三/2021「すばらしき世界」製作委員会

 俳優の役所広司が主演を務める映画『すばらしき世界』(2021年2月11日公開)が、アカデミー賞の前哨戦「第45回トロント国際映画祭」に正式出品作品として招待されることが31日、発表された。

【場面カット】長澤まさみ・仲野太賀の出演シーン

 本作は、佐木隆三氏の小説『身分帳』が原案。『蛇イチゴ』(02年)『ゆれる』(06年)『永い言い訳』(16年)などで知られる西川美和監督が、初めて実在の人物をモデルとした原案小説をもとに、舞台を約35年後の現代に置き換え、自らの取材を通じて脚本・映画化に挑んだ。

 役所が演じるのは、人生の大半を刑務所で過ごし、社会から“置いてけぼり”を食らいながらも、まっすぐすぎる性格と、どこか憎めない魅力で周囲の人々とつながっていく男・三上。その三上自らテレビ局へ送った、刑務所内の個人台帳「身分帳」を手にするディレクターを仲野太賀、三上が更生していく様子をテレビ番組にしようと近づくプロデューサーを長澤まさみが演じる。

 西川監督にとっては、『ディア・ドクター』(12年)『永い言い訳』に続き、3作品連続のトロント国際映画祭への出品。同映画祭は9月10日から19日まで開催され、受賞結果は最終日の19日(現地時間)に発表される。

 役所は「(第50回カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した)『うなぎ』で初めてカンヌ国際映画祭に参加しました。海外の観客と一緒に見て『こんなにも、笑ってくれるんだ!』って驚きましたが、『すばらしき世界』にもユーモアや笑えるところがあります。まっすぐ過ぎて不器用な三上と本作を楽しんでいただけたら」と出品を喜んだ。

 西川監督は「北米最大の映画祭であると同時に、市民や映画ファンとの距離の近い大好きな映画祭です。コロナの影響でたくさんの映画が見てもらう場を失う中で、招待を決断していただいたことに、心から感謝しています。今作も“燃えるような”上映になりますように!」とコメントを寄せた。

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