押し花アート、ペットロスにも人気

NEWS2019年6月27日6:30 AM

花や草木などを使って動物や人物を描く“押し花アート” 画像提供:花兔(@hana8usagi)さん

 押し花や草木などを使って動物や人物を描く“押し花アート”。フワフワな毛並みや肌色のグラデーションもすべて自然素材で作られたとは思えないほどの再現度で、ペットの似顔絵や還暦祝いに祖父母の似顔絵、結婚式のウェルカムボードなどの注文が相次いでいる。世界に1つしかない贈り物として人気の“押し花アート”の作者、花兔(@hana8usagi)さんに話を聞いた。

【写真】まるで絵画!犬に猫、花嫁もおじいちゃんも見事に再現、押し花アート傑作集

■型にはまらず自由な発想で、誰でも作れる方法で誰にもマネできない物を作りたい

――いつから押し花アートを制作されているのでしょうか。
【花兔さん】13年になります。子供達が小さい時にお花屋さんにパートで勤めていて、花の知識を勉強させて頂き、売れ残りのお花を頂いたりして、それを見よう見まねで押し花にしてみたのがきっかけです。

――“押し花アート”はどなたかがやっていらっしゃったのですか。
【花兔さん】いえ、独学です。型にはまらず自由な発想のもと作っています。

――オリジナルの作品作りにおいて、こだわりはありますか。
【花兔さん】こだわりを持つというより、誰でも作れる簡単な方法で押し花を作っています。それを使い誰にもマネ出来ない物を作り出したい!と言う思いで作っています。

――押し花も一般的な方法で作られているのですか。
【花兔さん】しっかり乾燥させることは心がけています。ただ日光に当てすぎると茶褐色に退色し綺麗な色が保てなくなるので、シリカゲルなど簡単に手に入る乾燥剤を使い保管しています。

――ペットを題材にしてほしいという声が多いようですね。
【花兔さん】特に天国に逝ったペットを作って欲しいと言う依頼が圧倒的に多く、受け取った方たちはどのような気持ちで受け取ってくれているのか‥とずっと思っていました。でも昨年、私が16年大切に大切に育てて一緒に暮らしてきた愛猫を2匹を失い、作ってみたんです。すると自分で作った作品ですが、ものすごく愛おしく思えてすごく嬉しかったのです。これは喜んで頂ける!涙してもらえる!と確信しました。今まで以上に自信も持てました。

■雑草も野菜も押し花に、乾燥日数を変えて微妙な色合いも自然素材だけでそろえる

――作品づくりの手順を教えてください。
【花兔さん】デッサンをする。それに合う花を選び、貼り絵切り絵を組み合わせたような感じで花をどんどん重ねていき、陰影などをつけていく。まわりに花を飾り出来上がり。

――どのくらいの時間で1枚の絵を仕上げるのでしょうか。
【花兔さん】大きさやデザインにより全然変わってくるのですが、A4サイズのウェルカムボードであれば5時間ほどで作りあげます。犬一匹なら2時間程度で作ります。

――押し花の材料はどのように手配されているのでしょうか。
【花兔さん】自分で育てたものや実家で育った花や、散歩のとき道端で見つけた花や雑草や、お花屋さんで見つけた可愛いお花や、スーパーに売っているおつとめ品のお花などを、全て自分で押し花にしています。

――花を選ぶときに気をつけていることは何かありますでしょうか。
【花兔さん】気をつけていると言うより、気になった花はとりあえず押してみる、失敗してもいい!と思い押し花を作っています。作品に使いやすい花もありますし、作品には不向きな花も沢山あります。花びらが薄いものは使いやすく、水分が多かったり花びらが厚いものは使いにくいです。

――本当にさまざまな色やテイストが表現されていますよね。
【花兔さん】花だけでなく、草も、葉も、野菜も押しています。1枚の作品につき、7〜10種類の素材を使っています。

――動物の毛並みや人の肌も見事に再現されていて驚きました。
【花兔さん】動物は、ススキの穂を毛に見立てて作っています。1週間押したものもあれば、1年前に押したものもあり、枯れてから押したものもあり、ススキの穂の色自体に変化したものを組み合わせています。人肌は、基本白のバラの花びらを使い、こちらも押している日数で色味が変わってきます。傷のついた花びらは茶褐色に退色してしまいます。それを使い鼻の陰影にして表現しています。目や髪も植物を使っています。

――今後の目標を教えてください。
【花兔さん】これからも、私の作品を見た人が“あ!これは花兎が作ったものだね。”とわかってもらえるように、個性溢れる愛いっぱいの作品で、受け取った人たちの心があったかくなるものをどんどん作っていきたいです。

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