星野源『悔しみノート』の魅力語る

エンタメNEWS2020年9月16日1:57 AM

星野源 photo:田中達晃/Pash(C)oricon ME inc.

 シンガー・ソングライターで俳優の星野源が、15日深夜放送のニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン(ANN)』(毎週火曜 深1:00)に生出演。先月31日放送のTBSラジオ『ACTION』(月~金 後3:30)で、宮藤官九郎が『ジェーン・スー 生活は踊る』(月~金 前11:00)でのやり取りがきっかけとなって生まれ、今月2日に出版された書籍『悔しみノート』(祥伝社)について語っていたことを受け、自身の思いを語った。

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 ある時、番組に24歳ラジオネーム「梨うまい」さんから「私は何をどうしたいいか分からず悩んでいます。いい作品を読んだりしては嫉妬に悶え、でも物作りに挫折して、逃げ出した自分にはもう何もできないと落ち込む日々です…」とのメールが寄せられた。ジェーン・スーが「きょうからエンターテイメントで悔しかったやる全部ノートに書いて! 『悔しみノート』作ってみて!」と答えてから1年あまりが経過。梨うまいさんが、その日からひたすら悔しみをノートに書きなぐった「悔しみノート」が今回、1冊の本として仕上がった。

 8月31日の放送で、宮藤は「ジェーン・スーさんが(この日の『相談は踊る』の)帰りがけに待っていてくれて…」と切り出すと、梨うまいさんの『悔しみノート』ができるまでの経緯を説明。「(同書を)読んでいたら、僕が演出している作品を見てくれていたみたいで、その中でも書いてくれていて…。でも、この本、かなりの割合で星野源さんのことを書いているんですよ。これがくやしいわ(笑)。このくやしみをオレがノートに書こうかな」と笑わせた。

 その上で「オレも日芸を出た後に、悶々としている時って、何を見ても嫌なところとかつまらないところばっかりが目について『これ、つまらないですね』とか言っていたら、その時にバイトしていた先輩から『お前はどうなんだ。書いてみろよ』って言われて。それでくやしいから書いてみて(その作品を)松尾スズキさんのところに持って行って、大人計画に入ったんです。だから、くやしいって気持ちは確かに大事」と書籍の魅力を伝えた。

 これを受けて、翌日放送の『生活は踊る』冒頭では、ジェーン・スーが「きのう(宮藤が)『ACTION』冒頭でしっかり紹介してくださって、本当にありがとうございます! なんていい人なんだ。こうなったら(星野がパーソナリティーを務めている)ニッポン放送にも贈ろうかな」と感謝を伝えた。その後、番組のコーナーに梨うまいさんがゲスト出演を果たした。

 こうした流れを受け、この日の『星野源ANN』では「最近、梨うまいさんの『悔しみノート』を読みました。ネットニュースかなんかで、宮藤官九郎さんが、この本の中に星野くんのことがいっぱい書いてあってくやしかったと。大人計画の先輩の宮藤さんが言っていたんですけど、先日『MIU404』の最終回の電波ジャックで1日中TBSにいたんですよ。その時に、ジェーン・スーさんがくださったんです」と紹介。「僕について書いてあるところに、わざわざ付箋を貼ってくれて。読んだら、すごく面白くて。梨うまいさんが、いろんな映画とか舞台とか音楽を見て、くやしいと思った思いをつづってある。つづり方がすごく好きでした」と伝えた。

 その上で「全然違うんですけど、すごく川勝正幸さんのことを思い出して。編集者であり、ライターであり、僕の大好きな先輩ですね。亡くなってしまったんですけど。評論家の人とかもそうだし、最近すごく増えてきているなと思うのは、例えば映画でもドラマでも、何かを評論だったり、コラムを書く時に、ちょっとバカにして、その後に褒めるっていう書き方がすごく多いなと思って。それって、読んでいて気持ちよくないんですよね。評論とかってそうだけど、例えば音楽を聞いて、全部褒めてほしいとかじゃなくて、批判にも褒めるにも、その文章の中の主体が自分になっている人がすごく多くて。それを見ると、愛をなかなか感じられない」と自身のスタンスを丁寧に伝えていった。

 星野は続けて「川勝さんの文章で何が好きだったかっていうと、本の中に書いているんですけど『評論するな、感染しろ』ってキャッチコピーが書いてあって。川勝さんって、自分がポップだって思ったものを、まさにそれに感染した状態で書くんですよ。それがいかにすごいと思ったとか、好きだと思ったとか。膨大な知識があるので、もちろん評論はするんだけど、それが評論っていうよりも主体がそっち側にあるんですよ。自分をすごいと思ってくれっていう文章じゃないんですよ。世にあふれている文章って、これを語っている私を見てくれっていうのが多すぎて、川勝さんはそうじゃなかった」と言葉に力を込めた。

 川勝さんと『悔しみノート』との共通点として「悔しみノートは、その表現にどっぷり浸かって、くやしいと書いてあって、自分を見てくれってなってないんですよね。その対象のことを中心に書いていて、くやしさを書いているんですけど、創作物や表現に対する愛情をすごく感じる」と指摘。「表現に対して正座して臨んでいるがゆえの…川勝型の書き方をすごく久しぶりに見た気がして。表現の仕方とはもちろん違うんですけど、存在の仕方が通じる。僕のこともすごく書いてくれていて。くやしんでくれていて。書き方がすごく面白いので、笑っちゃうんですけど。宮藤さんがなんかくやしいんだけどって思うのは、確かにすごくわかるなと。読んでいて不思議な気持ちになったと同時に川勝さんを思い出した、ステキな経験でした。すごく面白かったです」と締めくくった。

 番組の模様は、放送後1週間以内は「radiko」で聞くことができる。

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