松浦亜弥「桃色片想い」カバー話題

エンタメNEWS2020年1月20日8:40 AM

「平成最後のソロアイドル」の呼び声が高まる松浦亜弥(2008年) (C)ORICON NewS inc.

 先日、松浦亜弥の代表曲「桃色片想い」がTwitterで突如、トレンド入りした。きっかけは、今月10日からスタートした深夜アニメ『推しが武道館いってくれたら死ぬ』(TBS系)のエンディングテーマとして、主人公・えりぴよの声優、ファイルーズあいのカバー曲が放送されたから。令和も2年目に突入した今、なぜ“あやや”なのか。「松浦亜弥伝説」が色褪せない理由、そしてその背後にある「本格派ソロアイドル待望論」とは?

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■ソロアイドルでもヴォーカリストでも“プロ”、大物歌手からも支持された実力派

 松浦亜弥のデビューは2001年、時はおりしもモーニング娘。の人気絶頂期。その総本山ハロープロジェクトからソロデビューしたわけだが、“ソロ”という形は当時ではある意味“異例”のことだった(その後、同事務所では藤本美貴や真野恵里菜、吉川友など)。デビューシングル「ドッキドキ!LOVEメール」以降、“あやや”の愛称でヒットを連発し、第5弾シングル「桃色片想い」(2002年)のころにはすでにアイドルとしての人気を確立していた。

 同時代のハロプロ系では、モーニング娘。の安倍なつみや、加護亜依・辻希美らのミニモニ。、ゴマキこと後藤真希などがおり、彼女らと同世代に大人気を博す。だが、松浦の場合は「笑顔」「元気」「華」「トーク力」「パフォーマンス力」等の“アイドルの絶対条件”を全てひとりで兼ね備えていただけに、中高年世代にも(この娘はひょっとすると松田聖子以来の本格的アイドルになるんじゃないか?)と期待されていた。実際、故・前田健さんをはじめ、はるな愛、ミラクルひかる、はしのえみ、中居正広など、続々とあややのルックスや歌唱のモノマネが現われことも、存在感や注目度の高さを示している。

 さらにハロプロを卒業した2009年前後からはアーティスト路線にも挑戦。以前より山下達郎・竹内まりや夫妻、さだまさしなどから“ヴォーカリスト”としての歌唱力の評価も得ていた。そんな大物歌手からの楽曲提供はもちろんのこと、「直接電話や手紙でオファーした」と言う稲垣潤一のデュエットカバーアルバムに参加したり、他にもハロプロ以外の期間限定ユニット企画に参加したりと同業者からの支持が伺える。2011年8月に子宮内膜症を告白し、その後は芸能活動をセーブして体調の回復に努めていたが、そこでより歌をメインとした活動に注力したことで、結果的に歌手・松浦亜弥としての認知度も高まったのではないだろうか。

■グループアイドル人気が一段落、再びソロアイドルが脚光を浴びる時代に突入!?

 ただ、同時にアイドルシーンはモーニング娘。のハロプロ勢からAKB48系へと移行し、単なるグループアイドル人気から一歩踏み込んだ「会えるアイドル」人気となる。ファンたちも多くのメンバーの中から“推し”を決めて応援するようになり、ともにスターダムへとのし上がっていくかのような、いわば物語性に重きをおいた“成長実感型”のアイドル人気が爆発。今ではすっかり“推し”のスタイルも定着し、ついに先述の『推しが武道館~』といったアニメが放映されるまでに至った。

 しかし、“推し”文化が一般化するにつれ、揺り戻しや反動があるのも世の常。共感しながら応援できる身近なアイドル人気が落ち着く一方、アイドルとしての絶対条件を高水準でクリアしていた“かつてのアイドル”=ファンから遠い孤高の存在=松浦亜弥への憧憬が、ここにきて復活しつつある。

 「あややって実はすごかったのでは?」といった声が頻出するようになり、グループに属さず一人で堂々とステージに立っていた彼女を懐古するユーザーがSNSや動画サイトに集結。「あややをソロにしたつんくさん天才」、「実力・ルックス・人気全てを兼ね備えている」などのコメントは絶えず、令和時代となった今、ついに「平成最後のソロアイドル」の“称号”が与えられた(松浦亜弥以降、本格的ソロアイドルは出現していない)。

■復帰を待つか伝説となるか…平成最後のソロアイドルへの想いは複雑

 先日、乃木坂46の卒業を発表した白石麻衣が10年にわたり“ノースキャンダル”だったことが話題になったが、アイドルとしての功績という意味では松浦亜弥は別軸かもしれない。松浦自体はデビュー直後からという12年の交際を実らせて2013年にw-inds.の橘慶太と結婚し、「私の青春には、すべて彼がいます」という名言も残している。その後、2014年に第1子を出産して事実上の活動停止状態だが、ラストライブから5年以上を経てもなお“平成最後のソロアイドル”としてSNSでも高く評価され続けているのだ。だからこそ18年前(2002年)の作品ながら“最新”のソロアイドルの楽曲ともいえる「桃色片想い」が、アイドルを主題にした2020年のアニメのエンディング曲になるのも必然なのだろう。

 実際、多くのアイドルファンたちがその選曲に納得して盛り上がり、トレンド入りをきっかけに松浦亜弥を語るユーザーが多数出現、「復帰したら絶対復活ライブ行く」、「あやや復帰しないかなぁ」などの“復帰待望論”から、「あややが幸せであれば十分」、「伝説のアイドルのままでいてほしい」といった“現状支持論”や“レジェンド論”までさまざまな声があふれた。その一方で、「ED(エンディング)桃色片想い尊い」、「EDで泣いてしまっただろうが」、「推し武道(『推しが武道館いってくれたら死ぬ』の略)見るしかないな」など、2002年以来のあややファンと2020年のアニメファンとの、何かしらの相乗効果も期待できそうな雰囲気だ。いずれにしろ松浦亜弥再評価ブームが到来しているようだ。

 数々の個性と戦略を担ったアイドルたちに彩られた平成が終わり、時代は令和となった。今後はルックス、歌唱力、ダンスなど総合力が問われる「プロのソロアイドル」がいかに貴重であるかが再認識され、アイドルの原点回帰を望む声が強まる可能性もある。今年、果たして絶対的な実力を持つ“カリスマソロアイドル”が誕生するのかどうか気になるところだが、現時点で“最後”ともいえる絶対的ソロアイドル・松浦亜弥“自身”の復活を期待してしまうのは、野暮というものだろうか。

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