母YouTuber、家族顔出しの葛藤

NEWS2019年7月11日9:00 AM

石原さとみ風メイクで反響、チャンネル登録者数10万人を越えるママYouTuberゆきだるまさん(画像提供:ゆきだるまさん)

 メイクのテクニックですっぴんから別人のように変身する詐欺メイク。3児を育てるママYouTuberとして幅広い層から支持を集める、ゆきだるまさんも詐欺メイクの高い技術で評判を呼んでいる。石原さとみや安達祐実らのものまねメイクや、初音ミクや童話風メイクなどのコスプレメイクの完成度は秀逸。そんな彼女だが、じつはメイクを始めたのは結婚して第一子を出産してからというから驚きだ。出産で太ったことをきっかけに始めたメイクは、今や彼女になくてはならない大切な「鎧」。自身のコンプレックスをどう克服し、人気美容YouTuberとなり得たのか。メイクへのこだわりや、彼女を支える家族への思いを聞いた。

【写真】ここまで変わる? ゆきだるま詐欺メイク「アラサー3児ママがギャルメイクしてみた」

■メイクを始めたのは第一子出産後、一躍注目のYouTuberに

――美容系YouTuberとして話題のゆきだるまさんですが、メイクを始めたのは最近なんですよね。
【ゆきだるま】第一子の出産後からですね。産後17kgも体重が増えてしまい、鏡を見たくなくなった時期があったんです。自撮りをするときに斜め上から撮影しても、二重アゴが隠せないレベルで……。高校時代の友人に会ったときに「太ったね」とストレートに言われてしまって(笑)。それがきっかけで「変わりたい」と思ったんです。

――初めてメイクをしたときのことを教えてください。
【ゆきだるま】メイクの知識ゼロの「ファンデーションって何?」というレベルで、まずは百貨店の化粧品カウンターに助けを求めに行きました。でもすっぴんで行ったせいか、素材を生かした感じのナチュラルなメイクに仕上げていただいてしまい……。もともとの自分の顔が好きじゃなくて、変わりたいと思って行ったのになんか違ったなぁと。それで自分でもやってみようと、Twitterで自撮り投稿している美女たちを参考に、顔にお絵かきする感覚で始めてみました。

――どのようなところにコンプレックスを感じていたのですか。
【ゆきだるま】やはり一重ですね。私が可愛いと感じる子ってみんな二重なんです。真似してメイクをしようとしても二重の子のようには絶対になれない、メイクの仕方も違ってくるんですよね。自撮りしても上目遣いすると、ガン飛ばしてるみたいに目つきが悪くなってしまってものすごく嫌だったんです。もちろん二重美容液などいろいろ試しましたが全然ダメで。今も二重まぶた化粧品を使っていますが、コツがいるんですよね。メイクし始めた頃は一回付けるのに一箱全部使い切ってしまって「どうにもならない」と絶望していました。

――どうやって現在の綺麗な二重の技術を身に着けたのでしょう?
【ゆきだるま】とにかく毎日練習しました。当時のメイクレベルが低かったのもあり、上手く隠しきれなかったんですよね。友達に「目の上に何か付いてるよ」と言われてしまったり、目を開いているときは綺麗でも、閉じるとそこだけ浮いてしまったり。いろいろなタイプの化粧品を試してみながら自分に合うものをひたすら模索していました。

――詐欺メイクにはどんなこだわりがありますか。
【ゆきだるま】すっぴんとの差をつけるのはもちろんですが、コスプレメイク以外は外に出ても違和感のないメイクを心がけています。最初の頃は写真の中だけで綺麗になれればいいと思っていて、濃いメイクになりがちだったんですよね。それで友だちに会ったときにちょっと引かれてしまって(笑)。それ以来、外でも可愛く見えるメイクを心掛けています。

――メイク技術を初めてYouTubeで披露されたのが石原さとみさんのものまねメイクでしたね。
【ゆきだるま】石原さとみさんのことが大好きで、石原さとみさんに寄せたメイクを目指していたんです。それをTwitterに公開したら「似てる」という声をいただけて。そのメイク過程を見たいと言っていただいたので、撮りっぱなしという形でYouTubeに投稿しました。

――YouTubeを始めた当初は映像とBGMのみで、ゆきだるまさんが初めて動画内でトークされたのが3年前でした。このときの心境はいかがでしたか。
【ゆきだるま】前に出たがりで目立ちたがりなのに、あがり症で喋るのがとても苦手なんです。自分が言いたいことが上手く言葉にできなかったり、自信がなかったというのもあり、声ナシで動画を投稿し続けていました。でも文字だけでは言いたいことや感情をうまく伝えきれないなというジレンマもあって。初めて声を出したのはコスメを比較する動画でしたが、使用感などをしっかりと伝えるにはトークは必要だと思い腹をくくりました。

――SNSをやっていると、心無い言葉をぶつけられることもあるかと思います。
【ゆきだるま】たとえ否定的でも自分のことに興味を持ってくださるとてもありがたい存在だなと感じています。自分に対するコメントは否定的ものでも全部読んで「こんな考え方もあるんだな」と受け止めるようにしています。私生活の様子も発信していますが、家族のことに関してはやはり受け流せず、嫌な気持ちになってしまう。「言われたくなかったら載せるな」という方もいますが、私個人の意見としては「載せてるから何を言っても良い」というのは違うんじゃないかなと思っていて。そこはこれからも定期的に発信していきたいですね。とはいえ中傷的なコメントが完全になくなることはないので、私自身が受け止めたり受け流せる力を身に着けていかなければいけないなと思っています。

――YouTubeの登録者数は10万人を越え、その他SNSのフォロワーも数万人単位というゆきだるまさん。今年2月には、SNSにご家族が顔出しをするか否かの家族会議を開かれたそうですね。
【ゆきだるま】私自身は子どもたちや夫の見た目や言動などに対して否定的な意見がくることがとても不安だったんです。家族会議をしたときも子どもたちは一緒に動画に出たい写真を載せたいって言っていたのですが、ネットに顔出しをするということのマイナスな部分をどう伝えればわかってもらえるかずいぶん悩みました。怖がらせたいわけじゃないですしね。実際に出してみると好意的に捉えてくださる方が多かったので少し安心しましたが、リアルで何かあるかもしれないなど不安は拭えないですね。

――ご家族はどのような存在ですか。
【ゆきだるま】「宝物」が一番近いかな。家族あってこその今の自分なので、自分の一部という感じがします。

――ご家族はゆきだるまさんの詐欺メイクについてどう感じていらっしゃるのでしょうか。
【ゆきだるま】子どもたちはものすごくポジティブに捉えていて、メイクも服装もすごく褒めてくれるんですよ。「今日はかわいいね」とか「今日はカッコイイね」とか。褒められすぎて照れちゃいますね(笑)。夫は違う私に会えて楽しいって言ってくれています。

――ゆきだるまさんにとってのメイクとは。
【ゆきだるま】自分に自信を与えてくれるものであり、自分を守ってくれる「鎧」です。そしてメイクをするとオン・オフが切り替わる気がしていて、私の「やる気スイッチ」かなと思っています。メイクをしないと基本的に家から出たくないし、動きたくないし……ってなってしまう(笑)。

――今後はどのように活動したいですか?
【ゆきだるま】メイクはもちろん、ファッションや育児など私生活を発信していくことで、これから結婚や出産を控えた方や私の状況に近い方に、子どもがいても、時間やお金に余裕がなくても楽しく生きられるよと伝えていければと思っています。それとメイクの知識がゼロでも、すっぴんがかわいくなくてもこれだけ変われるという希望を少しでも与えることができたら嬉しいですね。そういった方たちに少しでも参考になるような情報を発信していきたいですね。
(取材・文:齋藤倫子)

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