竜星涼&八木莉可子、方向音痴告白
エンタメNEWS2024年9月29日6:00 PM
顔出しNGの敏腕ライターたちが、いま注目のタレントの素顔に迫る『ライターズ!』(日本テレビ系)。29日(深1:59~)の放送は、10月スタートの新ドラマ『潜入兄妹 特殊詐欺特命捜査官』(日本テレビ系/毎週土曜 後10:00)で主演を務める竜星涼と八木莉可子が登場。2人が演じるのは、父の仇を討つために、巨大詐欺グループに潜入する元警察官の兄とホワイトハッカーの妹。組織の一員として内部に潜り込むため、全身黒の衣装に身を包み取材会に登場した。ライターのマイティ・Mが、取材会の様子もレポートする。
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■プライベートで“正体がバレないように”変装明かす
長身からすらりと伸びる手足を漆黒の衣装に包み、竜星涼と八木莉可子が取材会に現れた。巨大詐欺グループに潜り込み、警察官だった父の仇を探し出し、復讐を果たす。そんな宿命を背負った兄妹を演じる竜星と八木は、並んで立つだけでドラマティックな雰囲気。香港ノワールを彷彿(ほうふつ)とさせるキービジュアルを見てもらえばわかるが、まず衣装が素晴らしい。ひるがえって、取材会の末席に潜入したライターの私は、謎のゴーグル姿。潜入どころか悪目立ちしていないかと気が気でない…。
今回のドラマは、サブタイトルが「特殊詐欺特命捜査官」ということで、振り込め詐欺だけでなく、さまざまな特殊詐欺の手口が登場し、毎話ごとに予測不能な展開が待ち受ける。詐欺グループの幹部“幻獣”と対決するには兄妹のコンビネーションも大切になるが、実はともに一人っ子で、今回が初共演だ。
「初めて衣装合わせでお会いしたときから“お兄ちゃんだ”と思いました。人見知りがちな私に『どれがいい?』と気さくに話しかけてくださって、一気に壁を取り払ってくれました」(八木)
「八木さんが選んでくれた衣装を、今、着ています(笑)。八木さんは知性と品格があって、思い込んだらまっすぐ突き進む自分とは真逆のタイプ。それが、むしろいいコンビネーションになるのかなと思います」(竜星)
『大病院占拠』、『新空港占拠』の「占拠シリーズ」のスタッフが再結集する本作。心理戦や頭脳戦はもちろん、アクションシーンにも期待がかかる。
「昔はアクションシーンが多かったのですが、年齢を重ねるにつれて少なくなっていきました。今回は久しぶりに思い切りアクションができるので、動ける体にしておこうと準備しています」(竜星)
「私はホワイトハッカー役なので、必死にタイピングの練習をしています。台本をタイピングしながら覚えたら、一石二鳥かなと」(八木)
終始、落ち着いたテンポとトーンで質問に答えていく2人。スリリングなサスペンスドラマだけに、取材会にもどことなく緊張感が漂う。そんななか、ドラマの内容になぞらえて、「お2人は正体がバレないように、プライベートで変装されたりしますか?」と質問をぶつけてみると…。
「夜な夜な本屋さんに行くことがあるので、その時は帽子をかぶって、マスクをしています」(八木)
語り口こそおっとりしている八木。しかし、「気にしてないけどバレないんですよ」的なありがちな回答ではなく、きっぱり言い切るところに、すがすがしさと芯の強さを感じさせる。竜星も「変装というわけじゃないけれど、眼鏡が好きで何本も持っているので、基本的に外に出るときはかけています。もし自分だとわかっても、歩くのがとにかく速いので、すぐにいなくなってしまうと思います(笑)」とのこと。
記者の変化球の質問にも颯爽(さっそう)と答える2人。「クールな兄妹、かっこいい!」と、この時は思っていた。この時は。
■ホテルから「そのまま外に出てしまって」“絶体絶命”エピソード
取材会後、あらためて単独取材の場が設けられた。まっすぐ突き進む正義感の兄・貴一、インテリジェンスあふれる妹の優貴。まるで2人に当て書きされたようにイメージに合っていると伝えると、意外な答えが返ってきた。
「私はけっこう抜けているところがあって、たとえばすごく方向音痴なんです」(八木)
「あ、僕も。最近、ようやく地図を見られるようになりました。2人とも現場からいなくなっちゃうかもね(笑)」
さきほどまでのクールな兄妹とは違う一面が見えてくる。そこで、ドラマの内容になぞらえて「ドラマでは絶体絶命のピンチの連続だと思うが、これまで経験した“絶体絶命”は?」と質問すると、八木からこんなエピソードが。
「ホテルのスリッパでそのまま外に出てしまって、エスカレーターに乗るときに気づいたことがあります。急いで部屋に戻ろうとしたんですけど、走りづらくて」(八木)
天然な八木に対して竜星が語ったのは、役者ならではの想像するだけで恐ろしいエピソード。
「台詞を入れているタイミングでよく起こるのですが、『舞台上で台詞がまったく出てこない』という夢をよく見ます。起きても、『これって夢なのか、現実なのか?』としばらく放心状態だったり。そういうことがあると、一度覚えた台本でも、真新しい台詞に見えてくることがあります」
今回のドラマでは敵となる“幻獣”の幹部たちが、謎めいた存在感を放っている。公式サイトやポスタービジュアルでも後ろ姿のみだった。
「1話ごとに敵が誰なのか、バレるかバレないか、自分自身もハラハラドキドキしながら演じていきたいですね。そして、悪の中にも“悪の正義”があるのかもしれない。そこに触れたときに、自分がどんな反応をするのか?ドラマを見る方々もそれぞれに受け止めながら、この兄妹がどんな結末を迎えるのかを見守っていただければと思います」(竜星)
「サスペンスはもちろん、兄妹の絆やさまざまな人間模様が描かれている作品です。復讐という目的だけじゃなく、そのなかで失ったものを取り戻したり、怖いことを怖いとちゃんと感じるような、優貴の心を丁寧に演じていきたい」(八木)
正体がバレれば、即ジ・エンド。毎話訪れる絶体絶命のピンチと兄妹2人の行く末に、今から目が離せない。
(取材・文/マイティ・M)
※取材の模様は、29日放送の『ライターズ!』(日本テレビ/日曜 深1:59)でもご覧いただけます。
ORICON NEWS(提供:オリコン)
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