芦田愛菜&高橋恭平、共演秘話語る

#高橋恭平#宮本信子#幼なじみ#芦田愛菜

エンタメNEWS2022年6月16日8:00 AM

『メタモルフォーゼの縁側』で初共演する高橋恭平(なにわ男子)と芦田愛菜(C)2022「メタモルフォーゼの縁側」製作委員会

 「このマンガがすごい!」「文化庁メディア芸術祭 マンガ部門」など数々の漫画賞を受賞した鶴谷香央理氏の同名漫画を映画化した『メタモルフォーゼの縁側』(17日公開)で、初共演を果たした芦田愛菜と高橋恭平(なにわ男子)。ボーイズラブ“BL”をきっかけにした、17歳のうらら(芦田)と75歳の雪(宮本信子)の年齢を超えた友情と挑戦を描いた物語で、高橋はうららの幼なじみの紡を演じている。特別な絆でつながっているうらら&紡の温かな関係性を体現した2人が、「高橋さんの役に向き合う真摯な姿勢が、とてもすてきだなと思いました」、「愛菜ちゃんの優しさに救われていました」と息ぴったりに撮影を述懐。好きなものと出会って、自身が変化した経験までを語り合った。

【動画】うらら(芦田愛菜)が漫画執筆に挑戦する本編シーン

■『メタモルフォーゼの縁側』がくれた勇気「もっと、好きなものを好きと言おう」

――BL愛を通して、年の差58歳の2人による友情が育まれていく姿が描かれています。脚本を読んだ時の感想や、ぜひ本作に参加したいと思われた理由から教えてください。

【芦田】原作も読ませていただいて、第一印象から「このお話、好きだな」と感じました。自分に自信が持てないでいるうららが、すべてを温かく受け止めてくれる雪さんに出会って、好きな漫画の話もできた。そうすることで生き生きとしていくうららを見て、私も「もっと好きなものを好きと言おう」「自分のことをもっと認めてあげてもいいのかな」と背中を押してもらえる気がして。うららが雪さんに受け止めてもらえたように、私もこの作品に受け止めてもらえたようで、ぜひうららを演じさせていただきたいなと思いました。撮影中も原作を読み返してうららの表情を見つめていたんですが、「明日も頑張ろう」といつも励まされていたんです。映画を観ていただく方にもそう思っていただけたら、とてもうれしいです。

【高橋】僕自身、BLというものにも興味があったので「ちょうど気になっていたBLやん」と思いながら、ストーリーに入り込んでいきました。うららと雪さんは、BLをきっかけに年齢差がある中で友達になっていく。何かをきっかけにして人のつながりってできていくものなんだなと、大事なことが描かれている作品だなと思いました。役柄としては、うららの幼なじみの紡役を演じさせていただいたんですが、僕は幼なじみが引っ越していってしまったので、ずっとそばにいる幼なじみがいなくて。実際にそういう幼なじみがいたら、どういう存在になっているんだろうということもたくさん考えました。うららと紡を通して、男女の恋愛とはまた違った青春の形を見て、こういう青春もいいなあと思いました。

■緊張の撮影でなにわ男子メンバーから助言「自分から話すようにしないとダメ」

――演じた役柄の印象や、幼なじみという関係性を作る上で大事にしたことを教えてください。

【芦田】うららは、「少し周りとズレてしまっているな」「うまくフィットできないな」と感じている子なんじゃないかと思っていて。紡は、そんなうららを受け入れてくれて、“ありのままの自分でいていいんだ”と思わせてくれる存在です。高橋さんは、最初にお会いした時にスタッフさんとお話をされていたんですが、私もその輪の中に混ぜてくださって、とてもフレンドリーで誰とでも分け隔てなく接してくださる方なんだなと思いました。幼なじみと一緒にいるうららってどんな感じなんだろう、どんな距離感なんだろうと悩んでいたんですが、高橋さんがそうやって接してくれたことで自然にお芝居を引き出していただきました。

【高橋】そう言ってもらえると、すごくうれしいです。僕は人見知りなので、愛菜ちゃんとどうやって接したらいいんだろう、撮影外の時間に何を話したらいいんだろうと考えたり、また芝居の環境にも慣れていないので、最初はかなり緊張していたんです。(なにわ男子の)メンバーからも「撮影以外の時間で話すと、雰囲気が良くなるよ」とか「自分から話すようにしないとダメだ」と言われていたんです(笑)。

【芦田】そうなんですか!知らなかったです(笑)。

【高橋】「話題を見つけて、自分から話しかけろよ」と背中を押されていました(笑)。僕が話すと、愛菜ちゃん、めっちゃ笑顔で聞いてくれはるんです。ものすごくうれしかったです。僕は、愛菜ちゃんの優しさに救われていました。最初こそ緊張していましたが、狩山俊輔監督をはじめスタッフさんの皆さんも一緒に談笑する機会が多くて、和気あいあいとした現場で、楽しんで撮影に臨むことができました。

――紡という役柄にはどのような印象を抱きましたか?

【高橋】狩山監督とは以前にドラマ『メンズ校』でご一緒させていただいたこともあって、僕のことをよく知ってくださっている。紡と僕の性格も重なる部分が多かったので、監督からは「高橋恭平を出してほしい」とも言われていました。紡は明るくて、誰にでも優しくて、周囲から愛されるようなキャラクター。僕が愛されるキャラクターだとは思っていないですが(笑)、紡の明るさやちょっと能天気で、おっちょこちょいな感じが、自分と似ているなと思って。「演じよう」と考えすぎず、いかに自分の素の部分を出せるかを大事にしていました。

――うららと紡の間には、見ていても心地よい特別な空気感がありました。2人の関係性をどのように感じましたか。

【芦田】私も高橋さんと同じように、幼なじみという存在がいなくて。だからこそ、うららと紡の関係性がものすごくうらやましいなと思いました。幼なじみってすごく不思議な関係で、家族でもないし、恋人でもないし、兄妹でもないし、単なる友達とも少し違う。でもその人のために何かをしてあげたいと思ったり、隣にいるとなぜか心地良かったりする。うららと紡がお互いを思いやっている姿は、とてもすてきだなと感じました。

【高橋】僕は自分の幼なじみが近くにいない分、幼なじみのいる友達に「幼なじみってどういう感じ?」と聞いてみたりしたんですが、しょうもないようなことでも気軽に、何でも話せるのが幼なじみなんじゃないかと感じました。紡はいつもうらっち(うらら)のことを気にかけているし、心を許し合って、お互いに信頼し合っているような2人。紡は恋人の前だと強がってしまうところもあるけれど、うらっちの前だと素顔を見せることができるんじゃないかなと思います。

――幼なじみ役として初共演をされて、お互いのお芝居から刺激を受けたことがあれば教えてください。

【芦田】一度、朝に映画の撮影があって、高橋さんが違うお仕事に行かれてから、また現場に戻って来られたことがあって。紡は重めの前髪をしているんですが、現場に戻ってきた高橋さんが「紡のヘアスタイルをキープしてきました」とおっしゃってくださったんです。現場では監督ともよくお話をされていましたし、そういった役に対する真摯な姿勢が、とてもすてきだなと思いました。

【高橋】僕は“紡を貫こう”と思っていただけなんですが、そこを見ていていただけたなんてうれしいです(笑)。愛菜ちゃんのお芝居からは、学ばなければいけないと思うことばかりでした。紡が泣くシーンがあって、そこでうらっちは紡に寄り添ってくれるんですが、そのうらっちからは、言葉ではない、優しさや重みのようなものを感じました。愛菜ちゃんはお芝居に入ると、うらっちの独特な空気感を出しはるんです。かもし出すオーラや集中力も、すごいなと思いました。

【芦田】ありがとうございます。うれしいです。

■ジャニーズ、世界史……自分を変えてくれた大切な出会いとは?

――“メタモルフォーゼ”という変化、変身がテーマとなる本作。お二人は本作を通して、ご自身に変化があったり、新たな気づきを得たことはありますか?

【高橋】僕は、またイチからお芝居に向き合った作品になったと思っています。狩山監督からの言葉を大切に向き合い、狩山監督からすべてを教わったなと感じていて。とにかく最初は緊張をしていたので、監督からよく「緊張している時には飛べ」と言われていました。飛びながら声を出すと、体がほぐれるということなんだと思います。撮影の合間にも、「緊張しているな」「なんだかうまくいっていないな」と感じるような時には、すぐに「飛べ」と声をかけてくれました。ものすごく監督には助けていただいたなと思っています。

【芦田】私にとっては、いろいろなことを思い出させてくれた作品になりました。真摯に役に向き合う高橋さんとご一緒することで、役に対峙する感覚を見つめ直したり、このお話を通しても、“優しさ”についてよく考えることができたように思います。自分のことばかりに精一杯になってしまうと、誰かに優しくすることを忘れがちになってしまったりしますよね。でも雪さんのような温かくて優しい人に出会えると、優しい気持ちになって、私も誰かにとって雪さんのような存在でありたいなと思ったり。うららからは、まっすぐに突き進む気持ちをもらい、改めていろいろなことを思い出させてくれたなと感じています。

――とてもしっかりされた印象のある芦田さんですが、余裕をなくしてしまう時もありますか?

【芦田】もちろんです! 私も自分のことで精一杯になって余裕がなくなってしまう時もあります。そんな時に優しさに気づかせてくれるのは、友達や周囲の人たちの温かい声です。私は人と話すのが好きなので、友達と過ごす時間はかけがえのないものだなと思っています。

――好きなものをきっかけに友達ができたり、自分自身の殻を破っていく姿が描かれる本作ですが、お二人は好きなものを見つけたことによって、新たな力をもらったご経験はありますか。

【芦田】高校生になって世界史を学び始めたんですが、世界史が好きになったことによっていろいろな変化があった気がしています。ここがこうなったから、この国はこうなったんだとか、この国とこの国はこんなやり取りをしていたんだなど相関関係が見えてくるのがすごく面白くて、どんどんハマっていったんですが、クラスに同じように世界史にハマっている友達を見つけることができて。今はその子とクラスが離れてしまったんですが、世界史を通して仲が良くなって、さらに西洋絵画にも興味が出たりと、今までまったく目を向けられていなかった分野に関心が出てきました。好きなものをきっかけに世界が広がることってあるんだなと実感していますし、それってとてもすてきなことだなと思っています。

【高橋】僕は、ジャニーズに入ったことかなと思います。最初は親や事務所の方に言われるままにやっている感覚だったんですが、だんだん「これは楽しいぞ」と気づいていくと、見えてくるものがいろいろと変わってきて、滅多に経験ができないことをさせてもらっているなと思うことも増えてきました。大勢の人の前に立たせてもらうこと自体、以前の僕からしたら考えられなかったことですから。楽しいなと思えるようになったのは、きっと周りの反応を感じられるようになったからだと思います。また「なにわ男子」としてデビューさせてもらって、さらにステップも変わりました。これから新しい経験も増えてくると思いますが、一つ一つのお仕事を大事に進んでいきたいです。今回のような映画の仕事も、グループとしての力にも変わっていたらいいなと思っています。

(文・取材/成田おり枝)

#芦田愛菜#幼なじみ#宮本信子#高橋恭平

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