15年変わらず続く『ネプリーグ』

エンタメNEWS2020年6月15日8:40 午前

ネプチューンの3人の連携も見どころな『ネプリーグ』(C)フジテレビ

 緊急事態宣言は解除されたものの、引き続きバラエティ番組はリモート出演やソーシャルディスタンスをとったスタジオ出演、過去の映像を編集して…といった放送を強いられている。そんな中、「15周年記念」として過去の映像を披露し、話題になったのが『ネプリーグ』(フジテレビ系)だ。言わずと知れたネプチューンの出世番組であり、林修というスターを生み出した新機軸バラエティ番組が、15年にわたり老若男女問わず親しまれる訳とは?

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■基本ルールは15年変わらず ゲーム対決を主軸に教養との絶妙バランス

 『ネプリーグ』は、2003年の深夜枠での放送開始、2005年にはゴールデンタイム(月曜19時~)へ進出。クイズとゲーム、トークを融合させたような独自のスタイルで現在まで親しまれている。これまで出題してきた問題は、およそ4万7000問を超え。

 対戦形式は、「2チーム制」と「複数チーム制」の2パターン。「2チーム制」では、ネプチューンの3人+ゲスト2人のチームと、ある共通点を持った芸能人チームが競い、「複数チーム制」ではネプチューンの3人がそれぞれキャプテンを務め、3つのチームで戦う三つ巴戦だ。特番枠など、企画によって対戦形式は変わっていくが、基本フォーマットは変わらない。

 そして、最大の特徴は“ゲーム性”の高さにある。放送開始当初からある「ファイブリーグ」は、正解が5文字になる問題に5人で1文字ずつ答えていき、1人でも間違えてしまったときの解答の間抜けさが面白い。最もプレッシャーがかかる「ファイブボンバー」は、答えが5つ以上ある問題を順に答えていくが、制限時間30秒が迫ってくるときの緊張感がたまらない。ゲストたちが追い込まれ、答えに詰まった時に思わず漏らす本音が、見どころだったりもする。

 放送当時から現在まで、豊富なコンテンツが揃い、それらのどれもがアトラクション要素が強い問題ばかり。ゲームセンターを彷彿とさせるアトラクション系バラエティ番組の元祖といえば『関口宏の東京フレンドパークII』(TBS系/1994~2011年までレギュラー放送)を思い出す人もいるだろうが、『ネプリーグ』の違うところは、アトラクション系ゲームに加わる“クイズ要素”のレベルが高いことにある。

 問題のレベルは、小学校で学ぶ範囲から大学受験漢字、時事問題など幅広くい。さらには2013年より、予備校講師でタレントの林修が初登場。解答者としてのみならず、問題の解説・監修に携わり(同じように東進ハイスクールの講師が毎回2~4人出演して、問題を作成・監修を行なったことも)、クイズ番組が乱立する中、“難しすぎず簡単すぎず”、幅広い年齢層が楽しめる絶妙な出題をしている。

■実は正解率が高い!? ネプチューンの“トリオ”としての幅を広げた番組

 そして、なによりも大きいのが、“冠”にもなっているネプチューンの存在だ。かつてのネプチューンといえば、原田泰造のネプ投げ(女性を柔道の巴投げで投げ、パンチラを狙う)といった“勢い・ノリ”を重視し、大ボケ担当の堀内健によるエキセントリックな発言で、この2人のどちらかといえば若者向けの笑いがウリだった。

 『ネプリーグ』は、彼らがMCとして進行するのではなく、局アナが“天の声”形式で番組進行を務めており、前述のように彼らもゲストとともに回答者として出演。ネプチューンの同番組としての役割は、進行MCという立ち位置ではなく、大御所、若手俳優や芸人、アナウンサー、著名人など各ジャンルどんな出演者であっても、演者としてネプチューンらしく場を回す点にある。

 それは、様々な番組スタイルを経験しているからこその手腕であり、スタジオや出演者の空気を読み取り、時に俳優陣のフォローに回り、大きな見せ場を作る芸人としての力量も垣間見ることができる。結成27年は伊達ではなく、マンネリ化しない番組まわしが確立しているのだ。

 加えて、クイズの回答に関しても、一見間違いが多いようにも見えるが、総合してみると実はゲスト以上に正答率が高い。3人ともここぞというところで正解を出し、チームのピンチを救う場面も多く、同番組をきっかけに、3人の知的な側面も周知され、老若男女に愛されるタレントとして幅を広げることに成功した。

 これまでにも自身の名が冠となった番組は多いが、『ネプリーグ』が彼らの魅力を一番引き出せていると断言できる。

■新たな才能を開花させる役割も…次のブッキングに繋がる抜群の“番宣効果”

 番組のもう一つのウリが、ゲストで登場する面々に、当クールのドラマ俳優陣が番組単位で出演することが多いこと。人気俳優陣がチームとなり、一丸となって問題に挑む。

 わかりやすくいえば“番宣”なのだが、一方で果敢にアトラクションに挑む様子や、解答時間が迫って慌てふためく様子、思わぬ珍解答に爆笑が起きる…といったゲストの貴重な“素”の姿を見ることもできる。5月4日放送の2時間SPでは、木村拓哉、岡田准一、山下智久といったジャニーズ事務所所属タレント計25名の名場面集や解答が放送され、大きな話題を呼んだのも記憶に新しい。

 最近では、『東大王』(TBS系)を筆頭とした“東大生ブーム”が巻き起こっており、『ネプリーグ』も東大生男女を対決させるなど柔軟にトレンドを取り入れているが、今も昔も芸能人たちによる一般常識や知識・教養を問うクイズ番組は“群雄割拠”と言えるだろう。

 そんな中、番組として枠を死守するのは至難の業だが、『ネプリーグ』はゴールデン枠を15年間も続けるという“長寿番組”。

 もちろん、時流に合わせ演出上のアップデートも続けている。しかし“基本となる核”、すなわちゲーム性の高さや、クイズ内容、旬なゲストの起用、ネプチューンの抜けのある笑いは普遍的だ。これらが絶妙にブレンドされた、奇跡のような“丁度良い塩梅”こそが、長年続く秘訣なのかもしれない。

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