BEYOOOOONDS新たなアイドル像追求

NEWS2019年9月6日8:00 AM

BEYOOOOONDS(前列左から)清野桃々姫、平井美葉、西田汐里、山崎夢羽、島倉りか、高瀬くるみ (後列左から)前田こころ、里吉うたの、小林萌花、岡村美波、江口紗耶、一岡伶奈(撮影/西田周平)

 ハロー!プロジェクト21年の歴史でグループ初となるデビューシングル「眼鏡の男の子/ニッポンノD・N・A!/Go Waist」でオリコン週間ランキング1位(ソロ、ユニットデビューは除く)を獲得したBEYOOOOONDS(ビヨーンズ)。既成の枠組などを超えて、自由に未来へ大きくビヨーンと伸びていってほしい、という思いを込め、12人のメンバーで活動をしている。「令和」を代表するアイドルとして瞬く間に注目されるようになった彼女たち。その等身大の言葉の数々からは、未来を軽やかに築きそうな無限の可能性が見えてくる。

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◆自分らしいリーダー像を出していけたら

──4人組ユニット「CHICA#TETSU」と5人組ユニット「雨ノ森 川海」、オーディション合格者3名の計12名で構成されているBEYOOOOONDS。まず結成の経緯を教えてください。
【高瀬くるみ】 私と一岡伶奈ちゃん、清野桃々姫ちゃんの3人が、ハロー!プロジェクトの実力診断テストを受けて、デビューのきっかけを掴みました。それから2018年6月に、後の「CHICA#TETSU」になる島倉りかちゃん、西田汐里ちゃん、江口紗耶ちゃん。さらに「雨ノ森 川海」となる前田こころちゃん、山崎夢羽ちゃん、岡村美波ちゃんが加わって、10月に2つが合体してBEYOOOOONDSが結成されました。さらに今年に入ると、『ハロー!プロジェクト“ONLY YOU”オーディション』の合格者である平井美葉ちゃん、小林萌花ちゃん、里吉うたのちゃんも本格的に参加して、現体制となりました。

──「CHICA#TETSU」の一岡さんは2017年6月にご自身をリーダーにした新グループが結成される構想が発表されてから、実際に結成されるまで時間がかかりました。焦りみたいなものはありましたか?
【一岡伶奈】 焦りは、当初からずっとありましたね。同時期にオーディションを受けていた子が次々と別グループに所属して、ステージでパフォーマンスをする姿を見て、「自分はいつステージに立つことができるのか?」という気持ちになりました。それでも、デビューが決まるまでは歌やダンスのレッスンは一生懸命に取り組もうと毎日を過ごしていましたね。「CHICA#TETSU」が結成されて、私が年長者ということもあり「頑張らなきゃ」という気持ちになりました。

──これまでハロプロには数多くのリーダーがいますが、先輩を意識することはありますか?
【一岡伶奈】 ハロプロ所属グループのリーダーを務めてきた方は、どなたもしっかりしているし、トークも面白い。先輩方と比べると、グループを引っ張るお姉さん的なタイプではないかな?とは思うけど、それを含めて自分らしいリーダー像を出していけたらと思っています。

◆1人ひとり表現できるものに違いが出てきた

──「CHICA#TETSU」の他のメンバーの皆さんは、このグループに所属することになっての心境はいかがでしたか?
【島倉りか】 一岡伶奈ちゃんは先輩なんですけど何でも話しやすい雰囲気。西田汐里ちゃんは、研修生の頃から一緒にいることが多かったので、心強かったし、江口紗耶ちゃんも以前から何でも話し合える存在だったので、このメンバーで活動できることがうれしかったですね。
【西田汐里】 この4人で活動していくうちに、徐々に打ち解けていく感じがしましたね。でも、当初からお互い先輩、後輩とか気にせずに対等な目線で接してくれて、今ではそういうギャップを感じない、自然と何でも言い合える関係になったのかなって。
【江口紗耶】 私は地方でレッスンを受けていたので、当初は他のメンバーと打ち解けることができるか不安でした。でも会うとすぐにその不安は消えました。今ではグループに入ることができた喜びがいっぱいで、楽しく活動しています。

──「雨ノ森 川海」の皆さんはいかがでしたか?
【高瀬くるみ】 このグループが結成された当初はリーダーや役割が決まっていなかった。ただ私が一番年上だからグループをまとめる役割に自然となっていました。だから、その都度メンバー同士で色々と意見を出しあい、時にはぶつかりあうこともありながら、打ち解けることができたと思います。私がリーダーに決まった後も、私が率先してまとめようとしなくても、自然と団結力が生まれました。そして、BEYOOOOONDSが結成され、オーディションを通じて3人も参加して、どのようにしてグループをまとめていけばよいのかを、モーニング娘。’19の譜久村聖さんに相談したところ「メンバー全員を愛してあげることが大切」と言われました。それから誰に対してもお母さんのような愛情を持って接するようになりました。
【前田こころ】 雨ノ森 川海に加入が決まった時に、「個性の強いメンバーのなかで自分は大丈夫?」と思いました。それまで自分のキャラクターみたいなものがなくて、どうしたらいいのかわからずにいたので。でも、「眼鏡の男の子」のキャラクターをいただいてから、今では少しずつですが個性を発揮することができたのかなって。
【山崎夢羽】 グループ加入が決まり、演技を中心に活動していくものだと思っていたので、その経験が少なく不安になりました。そして、グループでどのように個性を出していけばいいのかもわからなかった。でも打ち解けていくうちに、不安も消えていき、徐々に自分らしさも表現できるようになったのかなって思います。BEYOOOOONDSとして活動をスタートした時も、最初は不安があったのですが、今では寝顔も公開できるほど、家族のような存在になっています(笑)。
【岡村美波】 私も演技の経験がなく、研修生の頃にはコンサートに出演することも少なかったので、最初は不安がありました。今は、自分の素をありのまま表現できるグループに加入できているのかなと思います。
【清野桃々姫】 雨ノ森 川海が結成された当初は、実はそんなに打ち解けてはいなかったです。毎日一緒にいるようになって自然と何でも言い合える仲になっていきました。そんななかでも、ライバル意識は今でもあります。BEYOOOOONDSとして活動してからは、1人ひとり表現できるものに違いが出てきたのかなって思っています。

◆家族のような親密さもあるグループなので、とても充実した気持ち

──『ハロー!プロジェクト“ONLY YOU”オーディション』の合格者である平井さん、小林さん、里吉さんはいかがでしたか?
【平井美葉】 オーディションを受けるにあたり、私は年齢も上だったし、人前で歌やダンスを披露する経験も少なかったので、不安がありました。そしてオーディションに合格してからも、CHICA#TETSUか雨ノ森 川海のどちらにも属さないことを告げられ、どういう立場なのか?と思ったこともありました。でも、それは私の個性を評価して、それをさらに磨くために選んでくださったんだと思いました。他のメンバーも強い個性を持っているので、それに負けないものを表現しなくてはという気持ちがありつつも、家族のような親密さもあるグループなので、今はとても充実した気持ちでいますね。
【小林萌花】 私はハロプロでの経験がいっさいないなか、「ピアノ」という特技で加入させていただいたので、最初は他のメンバーとの基礎の違いを感じて不安になることもありました。でも、私の「ピアノ」が、他のグループにはない特性を生み出すものになるのではないかと思って、活動しています。
【里吉うたの】 これが最後のチャンス!と思ってハロプロのオーディションに参加しました。審査が進むたびに違和感が大きくなっていきました。それから、「眼鏡の男の子」をパフォーマンスする9人の姿を見た瞬間に、「これをやりたい!」と思えるようになった。だから、グループに加入が決まった時は、本当にうれしかったです。それから、戸惑うこともありましたが、他のメンバーのサポートによって、今は活動のすべてを楽しめています。

──そして8月にはシングル「眼鏡の男の子/ニッポンノD・N・A!/Go Waist」でメジャーデビュー。
【山崎夢羽】 どの楽曲に関しても、12人それぞれの個性や表情が伝わる仕上がりになっていると思います。そのなかでも「眼鏡の男の子」という楽曲は、サビがキャッチーで、何度も繰り返されるので、一度聴いたらすぐに口ずさんでしまいました。また、わかりやすさがありながらも、最後には意外な展開が待っていて、胸が苦しくなりました。私のおばあちゃんもこの楽曲を聴いた時に、「悲しいわ~」って言っていたほどなので(笑)。

──「眼鏡の男の子」では前田さんが男の子役で登場。それをきっかけにBEYOOOOONDSの女性ファンが急増したそうですね。その反響をどう感じていますか?またご自身で男の子っぽいと思う部分は?
【前田こころ】 髪の毛をショートにしたことをきっかけに女性のファンの方が増えたような気がしますね。自分自身が男の子っぽいかと言われると、空手をやっているくらいしか、その要素はないと思っているのですが(苦笑)。でも、これからは女の子らしいかわいらしさと、カッコ良さの両面を追求していけたらと思います。そんな私を見て、真似したいと思ってくれたり、共感してくれる女の子が増えてくれたら、うれしいですね!

◆日本だけでなく世界にも「ビヨーン」と活動の幅を広げていきたい

──このメジャーデビューシングルは週間シングルランキングで1位を獲得するという快挙を成し遂げました。
【島倉りか】 1位を獲得できるなんて、想像すらしていなかったので、報告をいただいた時はうれしさよりも驚きの方が大きかったですね。ちょうどイベントの控え室でその話をいただいたんですけど、思わず泣き崩れてしまったほどでした。また驚きの声が会場にいたファンのみなさんにも届いたみたいです(苦笑)。今まで、12人で一生懸命頑張ってきたことが、ここで報われたんだと思ったし、BEYOOOOONDSとして活動して良かったと改めて感じさせてくれた素晴らしい出来事でした!

──ハロプロを含め、現在は多数のアイドルが存在しています。そのなかでBEYOOOOONDSは今後どんな存在感を放ちたいですか?
【岡村美波】 私たちがハロプロ所属のなかで、現在最も若い存在であり、かつ令和初のグループ。だから、新しい時代を代表するアイドルと言われるような活動をしたいです。「眼鏡の男の子」では寸劇を取り入れたり、他の楽曲でも演技の要素を加えたり、他のグループとは異なることをやっています。今後もこれまでのアイドルの常識にとらわれないことに挑戦したい。そして、いつか私たちがやってきたことが「令和のアイドルの普通(スタンダード)」と呼ばれるようになったら嬉しいです。

──今後の夢や目標を教えてください。
【一岡伶奈】 メジャーデビュー曲で1位という、とても良いスタートを切れました。これまでのハロプロの先輩は、デビュー後すぐに単独で全国ツアーをまわっています。私たちはまだミニライブくらいしかやっていないので、早くワンマンでしっかり私たちのパフォーマンスを観ていただける機会を作りたいと思っています。夢は大きく日本武道館やアリーナ級のホールでのパフォーマンス。また、BEYOOOOONDSという名前をいただいたので、日本だけでなく世界にも「ビヨーン」と活動の幅を広げていけたらと思います。

(文/松永尚久)

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音楽

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