T.M、劇場版『SEED』制作に喜び
エンタメNEWS2023年11月19日8:49 PM
西川貴教
アニメ『機動戦士ガンダムSEED』のメモリアルイベント『機動戦士ガンダムSEED FESTIVAL~CONNECT あの時代(とき)を超えて~』が19日、東京・後楽園の文京シビックホールで開催され、保志総一朗、田中理恵、石田彰、鈴村健一、下野紘、T.M.Revolution、玉置成実が参加した。
【動画】主題歌解禁! 劇場版『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』第4弾PV
シリーズの完全新作となる劇場版『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』が、2024年1月26日に公開となる。イベントは、キラ・ヤマト役の保志、ラクス・クライン役の田中、アスラン・ザラ役の石田、シン・アスカ役の鈴村といったシリーズおなじみのキャラクターに加え、『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』に登場するオルフェ・ラム・タオ役の下野が参加。同作の公開に向けて、キャストによる生ボイスを交えながら『ガンダムSEED』シリーズの物語を追体験できるステージや、T.M.Revolutionと玉置による本作を彩る名曲を大迫力のライブが行われた。
イベントは、T.M.Revolutionの「INVOKE -インヴォーク-」から始まり、1部の締めは「ignited -イグナイテッド-」、「Meteor -ミーティア-」を続けざまに披露して、観客を盛り上げた。
『ガンダムSEED』にはミゲル・アイマン役で、『ガンダムSEED DESTINY』にはハイネ・ヴェステンフルス役で声優としても出演しており、「数話ずつ出て死にました。真っ二つにされています」と話して笑わせた。これまで、誰よりも待ち望んでいた劇場版『ガンダムSEED』がついに制作された。改めて心境を問われると「ここまで粘り強く戦ってまいりましたね。ここにいるのはファンの皆さんではなく、我々の同胞だと思っています」と呼びかけ、「強く願い、祈り続けた、その思いが、今、まさに20年の年月を超えて!」と血管が切れんばかりの熱気で語りかけてわかせた。
前途多難な道のりだった。「途中で、何度もくじけそうになりました。(制作の言質を取るも)うそつき呼ばわりされたり、『劇場版ができるなんて、お前しか思っていないんじゃないか』、『もう忘れろ』、『そろそろバンダイやサンライズに膝を折って、新しい作品をやらせてください、と言いなさい』と何度も言われたかもしれません。しかし、待ち付けてまいりました!本当にうれしいです。いちファンとして、皆さんと同じ気持ちです」と完全新作の喜びをファンと分かち合った。
『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』の最新情報も解禁。主題歌は西川貴教 with t.komuroの「FREEDOM」に決定したという内容だった。1979年に、ガンダムシリーズ最初の作品である『機動戦士ガンダム』がテレビ放送された。その続編として1988年に劇場公開された『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』の主題歌は、小室哲哉がメンバーであるTM NETWORKの「BEYOND THE TIME(メビウスの宇宙を越えて)」。21世紀のファーストガンダムと呼ばれた『機動戦士ガンダムSEED』が劇場版となる時、これまでの『SEED』シリーズのオープニングテーマを担当してきた西川貴教を、西川がリスペクトを寄せる小室哲哉がプロデュースする形で夢のコラボが実現した。
オファーが来たことにを振り返った西川は「20年という年月を一緒に歩んできた。『ガンダムSEED』、『ガンダムSEED DESTINY』という作品の完結ではたしていいのか。僕自身も小学校の時に『機動戦士ガンダム』と出会った。いろんな思いがあって、たくさんの思いをいただいて、こうして作品に関わらせていただく立場になった。その中で、いろいろなことがあった。自分にとっての20年というのも含めて、この作品に封じ込めたいという思いで挑みました」と込めた思いを明かしていた。
『機動戦士ガンダムSEED』シリーズは、2002年10月より全50話で放送された、21世紀に入って初めて制作されたテレビシリーズのガンダム作品。物語は遺伝子調整がおこなわれた人類(コーディネイター)とこれまでの人類(ナチュラル)が、軍事組織ザフトと地球連合軍にわかれ戦いを繰り広げる。この戦争を通じ、コーディネイターである主人公のキラ・ヤマトと幼馴染みのアスラン・ザラの苦悩と成長が描かれている。
これまでのファン層に加え多くの女性層を獲得し、最高視聴率8.0%を獲得。さらに小学生を中心に第二次ガンプラブームを巻き起こし、“新世代のガンダムシリーズ”として一世を風靡した。
また、2004年10月から続編となるテレビシリーズ『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』も放送され、前作を上回る最高視聴率8.2%を獲得。シリーズ累計のパッケージ販売数は驚異の400万本を超え、音楽、イベントなどテレビアニメシリーズの枠を超えて、日本中を席巻した人気作品となっている。
シリーズの完全新作となる劇場版『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』のストーリーは『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の続編となり、福田己津央監督は「20年前に戻ってまた再びキラやアスラン、シンたちと新たなドラマを作っていきたいと思います。皆様どうぞお楽しみに」とコメントしている。
ORICON NEWS(提供:オリコン)
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