THE ALFEE、50周年記念で特番
エンタメNEWS2024年9月19日7:00 AM
デビュー50周年を迎えたロックバンド・THE ALFEEを特集する2時間の音楽特番『THE ALFEE 50周年記念特番(仮)』がBS-TBSで11月3日午後7時から放送される。
【写真】思い出の詰まった母校・明治学院大学を散策するTHE ALFEEの3人
THE ALFEE は2024年8月25日にデビュー50周年を迎えた。1973年に明治学院大学キャンパスで出会い、グループを結成。翌1974年8月25日にシングル「夏しぐれ」でデビュー。1983年、デビュー9年にしてシングル「メリーアン」が大ヒット。以降、現在に至るまで日本の音楽シーンを代表するバンドとして活躍している。コンサートツアー・イベントと精力的な活動を続け、ライブ通算本数は2900本を超える。さらに、桜井賢(69)、坂崎幸之助(70)、高見沢俊彦(70)の3人からなるTHE ALFEEだが、メンバーチェンジはもちろん活動休止もすることなく、半世紀にわたり新曲をリリースし続けてきた世界的にも稀有なバンド。一体なぜTHE ALFEE は変わらず3人で50年も続けることができたのか…。
番組では、3人をよく知る周囲の人たちを取材。メンバーも納得する理由を導き出す。明治学院大学での収録を終えた3人は取材会も開いた。番組ではTBSのアーカイブ映像もふんだんに流される。印象深かった映像を問われると高見沢は「『ザ・ベストテン』で『星空のディスタンス』で2位になった時の映像があって、セットが素晴らしい!今では考えられないぐらいの予算を使っている。それが毎週ですから。上位に上がれば上がるほどセットが豪華な気がしました。1位になると何かプレゼントをくれるし。『星空のディスタンス』で1位になって星型の桐ダンスもらったんです。取りに行ったら『どっか行っちゃった』と。それもスゴい話ですよね」と笑った。坂崎も「忘れてる映像もありましたね。高見沢がギターをプレゼントする企画があって。24万通のハガキを舞台上に広げて高見沢が1つ選んで、そこで当たった電話する。それで当たった人に電話したら『ただいま、この電話は使われておりません』と。はぁ?みたいな(笑)。あれは忘れてた」と笑顔で語っていた。
また、50年での最大のピンチも明かされた。高見沢は「ピンチはデビューですかね」と笑い飛ばし、3人で同意。その理由について高見沢は「僕は、このグループにギタリストで誘われたんです。いざデビューの時に大人たちの事情があって、僕がリードボーカルになっちゃった。しかも『きょうからギター弾かなくていいから。ハンドマイクで歌ってくれ』と。その曲は筒美京平さん、松本隆さんのゴールデンコンビが、ゴールデンになる前の最初の曲だったんです。ゴールデンコンビで唯一ヒットしなかったのが僕らのデビュー曲」と苦笑い。悲劇は重なる。ボーカルだった桜井はギターが弾けないにもかかわらず、ギターになってしまった。高見沢は「弾きまねをするんだけど、それがすごくうまいの!元祖エアギター」と軽快なトークで笑わせた。そんなデビューだっただけに桜井は「変なデビューしちゃったから『これじゃダメだね』と気がついた」と契機になったそう。
50年続いた秘訣も。「性格的にも合ったのかも」と3人は同意見。坂崎は「『俺が、俺が』というのがない。リードボーカルとか『どうぞ、どうぞ』ってなる。あんまりいないでしょ?実は、この業界に向いてないのかも」と笑わせた。以前は3人オーディションを開催し、シングルの楽曲に合う歌声を決めていたそうだが、高見沢は「最近は多数決で。『桜井がいい人』に2人で『はい!』と。2対1になる。民主主義ですから」と桜井がボーカルになっているそう。桜井は「これでやってきてます」と笑っていた。
ORICON NEWS(提供:オリコン)
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