℃-uteに続くのはこのグループ Juice=Juice、東京女子流、TPD…次世代“実力派パフォーマンスグループ”に注目

#東京女子流#きっての#サウンド#ローティーン#ステージ

タレメREPORT2017年7月5日12:10 PM

パフォーマンス力ではハロプロ随一と言われるJuice=Juice

6月12日、アイドルグループ・℃-uteが13年以上におよぶ活動に幕をおろしました。圧倒的な歌とダンスのパフォーマンス力で、アイドル界でカリスマ的な存在になっていた℃-ute。彼女たちが不在となった今、℃-uteの後を継げる、実力派のグループを考えてみたいと思います。

6月12日に解散する℃-ute アイドル界に残したものは!?

ハロプロきっての実力派グループ「Juice=Juice」

まずは℃-uteの直接の後輩・ハロー!プロジェクトから。パフォーマンス力に定評のあるハロプログループのなかでもひときわ実力派として定評のあるのがJuice=Juiceです。

Juice=Juiceは、2013年に「ハロプロ研修生」発のユニットとして結成され、同年9月に『ロマンスの途中』でメジャーデビューしました。研修生としてのレッスン歴が長かった高木紗友希さん、宮本佳林さんをはじめ、当初から、歌、ダンスとも高いレベルで定評がありましたが、近年ではさらにそのレベルがアップ。パフォーマンス力ではハロプロ随一と言われます。

数多くのライブ、ミュージカル経験、本格的なボーカルトレーニングなどを経て、高木さん、宮本さん以外のメンバーもめきめきとスキルが上達。そして昨年初の日本武道館単独公演を実現、そこに到達するまでに全国225ヶ所でのライブ公演を通して、現在のスキルに到達しました。

そして、この夏、新メンバーとして、カントリー・ガールズから梁川奈々美さんが移籍、ハロプロ研修生の段原瑠々さんが新加入。2013年の結成以来、メンバーが新加入するのはこれが初めてのことです。なかでも段原さんは、ハロプロ研修生きっての実力派として、今年の研修生の「公開実力診断テスト」でも、グランプリにあたる“ベストパフォーマンス賞”に選ばれており、その歌とダンスの力はスタッフ、メンバー誰もが認めるところ。

今後Juice=Juiceは、アイドルの枠にとどまらない、アーティスティックなダンス & ボーカルグループへと舵をきっていくことも期待します。そうなることで、アイドルのように年齢が20代半ばに差し掛かってきたら卒業…といった暗黙のルールに縛られることなく、現メンバーで長く活動できる、質の高いパフォーマンスを届けるグループになるのではないでしょうか。

ローティーン時代から培われたパフォーマンス力と質の高いサウンドで人気の「東京女子流」

近年、そのパフォーマンス力でめきめき注目度をアップさせているのが「東京女子流」。2010年に5人組グループとして結成され、同年5月、シングル『キラリ☆』でメジャーデビュー。

デビュー時はメンバーの年齢が11~13歳とローティーンで(当時は年齢非公表)、歌声もとても幼い感じでしたが、松井寛さんがアレンジや作曲を手掛けるサウンドは、アイドルソングとは一線を画するもので、楽曲中心にアイドルを好きになる層にも高い人気を得ていました。

2012年には初の日本武道館単独公演を開催。当時、女性グループとして最年少記録でした。翌年も2年連続で武道館単独公演を行っています。

現在はメンバーたちは19~21歳と成長。4人の見事なダンスパフォーマンスは惹きつけられるものがあります。また歌唱力、表現力も格段に成長、その表情や動きから大人っぽい世界観も表現できるようになっています。

先日出演した音楽フェス「やついフェス」でもひときわ大きな盛り上がりを見せていましたが、この夏は「TOKYO IDOL FESTIVAL」など、久々にアイドルのオムニバスライブへも積極的に出演。大きな盛り上げを見せてくれることでしょう。

作詞、作曲から衣装、メイクなどすべてセルフプロデュースする「callme」

そんな東京女子流と同じエイベックスに所属する「callme」も、そのパフォーマンス力の高さで定評があります。RUUNAさん、MIMORIさん、KOUMIさんの3人組ガールズユニットで、作詞、作曲から振り付け、衣装、メイクなどすべてメンバー自身がセルフプロデュースしているのが大きな特長です。

もともと地元・仙台発のアイドルグループ「Drothy Little Happy」のメンバーとして活躍。その頃はどちらかといえば正統派アイドル的な歌とダンスを見せていましたが、一昨年に同グループから3人が卒業、すでに始動していたcallmeとしての活動を本格的にスタートさせました。

callmeも東京女子流同様、アイドルのオムニバスライブに出演する機会も多いですが、他のグループとは一線を画する、パフォーマンスのクオリティの高さが印象的です。

1時間以上ノンストップでハイクオリティな歌、ダンスを見せる「東京パフォーマンスドール」

「東京パフォーマンスドール」(TPD)は1990年代前半、現在女優として活躍する篠原涼子さんらが所属した同名グループのスピリッツを継承したグループとして2013年に結成。先日4周年を迎えました。そのライブステージは先代同様、“ダンスサミット”と銘打ち、本編はMCを一切挟まず、1時間以上ノンストップで歌とダンスを披露。しかもハードなダンスナンバーが中心ながら、9人で息がぴったり合ったステージを見せています。

最近では、ステージに演劇的な要素を加えたり、メンバー考案による企画ライブを行うなど、さらに多様性を見せるようになりました。これまであまりやってこなかった、グループ内での2、3人単位でのユニット活動も積極的に始めるようになりました。

今年、中野サンプラザ単独公演を実現させ、グループとして大きくステップアップしていますが、その先に、先代TPDが実現した日本武道館、横浜アリーナ単独公演を大きな目標の一つとして掲げるメンバーたち。その勢いはますます加速している印象です。

安室奈美恵さん、SPEEDらを輩出したライジング所属の「フェアリーズ」

「フェアリーズ」は現在5人で活動するガールズグループ。安室奈美恵さん、MAX、SPEEDなどを輩出してきたライジングプロダクション所属のグループです。メンバーたちのシンクロ感のあるダンスパフォーマンスが魅力。またそのファッションやキャラクターから、今回紹介しているグループのなかでも特に女の子からの人気が高いのが特徴です。

2011年にデビューし、その年に「日本レコード大賞」最優秀新人賞を受賞するなど、華々しくスタートを切ったフェアリーズ。その後もシングルを中心にコンスタントにリリースし、大半の曲でシングルランキングでベストテン入りするなど、着実に活動をしています。

今後、上記の先輩グループに近づけるよう、さらに知名度を広げる意味でも、ファンだけでなく一般層にも認知されるようなヒット曲が生まれように期待したいところです。新曲の『恋のロードショー』にも大きな期待がかかります。

今回紹介したグループはいずれも同業のアイドルたちからも一目置かれる存在のグループです。彼女たちの活躍で、女性アイドルのエンターテイメントとしての魅力がますます高まることを期待がしたいです。

文/田中裕幸

 

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