「ケエツブロウよ 伊藤野枝ただいま帰省中」劇団青年座第256回公演

#土屋美穂子#マキノノゾミ#横堀悦夫#角田萌果#那須凜

公演・公開情報2024年5月23日3:35 PM

劇団青年座第256回公演

◆あらすじ

明治45年(大正元年)の夏、福岡県糸島郡今宿の海辺の家。
17歳のノエは進退窮まっていた。東京の上野高等女学校を卒業したものの、決められていた地元の男との結婚がイヤで、実家を飛び出したのが春の終わり。
女学校の恩師だった辻潤のもとへ身を寄せ、「青鞜」の平塚らいてうとも出会い、正式に離婚するために戻ってきたものの、親族はそろって猛反対。といって東京に戻る金もなく、毎日が針のムシロである。
そんなある日、ノエの姿が見えない。部屋から出てきたノートの切れ端には「どうせ死ぬならケエツブロウよ、かなしお前とあの渦巻へ――」と謎の文句が書かれている。さては入水でもしたか!
一同は大慌てでノエを探す。むろんノエは死んでなどいない。押入れの中に隠れていたのである。
そこへ、東京のらいてうから待ちに待った金が送られてくる。ノエは「うちの人生はうちのもんばい。
自分自身をもっともっと成長させたいんじゃ。もう二度とこん家には戻りませんけん!」と告げて、元気いっぱい再び故郷を出奔する。
それから三年、大正4年の秋、ノエは次男の出産のため、「二度と戻らない」はずの実家に再び戻ってくる。
というより、これからのちは、たびたびシャアシャアと帰ってくるようになる。
パートナーも辻潤から大杉栄へと変わり、ノエ自身も「新しい女」から、無政府主義の著述家・活動家へと変貌してゆく。
そのたびに振り回される親族や今宿の人々も、やがてノエの生き方を少しずつ理解してゆく。
大正12年、彼女が二度と帰省しなくなる年がやってくる――。

◆作

マキノノゾミ

◆演出

宮田慶子

◆出演

那須凜 綱島郷太郎 松熊つる松 松平春香
土屋美穂子 横堀悦夫 遠藤好 角田萌果
小豆畑雅一 伊東潤 松川真也 古谷陸
岡本大樹

◆日程・会場・チケット

2024年5月24日(金)~6月2日(日)
・紀伊國屋ホール

<チケット価格(税込)>
一般前売 5,500円
●夜公演割引
(24日・29日・31日) 5,000円
当日 昼公演
当日 夜公演 6,000円
5,500円 当日受付
U30(30歳以下) 3,000円 青年座のみ取扱
U18(18歳以下) 1,800円 青年座のみ取扱
グループ割引(同一日4名) 18,000円 青年座のみ取扱

詳細は公式HPにてご確認ください。
公式HP:https://www.seinenza.com/

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