あの役とあの役が同じ声!?海外映画の魅力的な吹き替え声優をピックアップ!

タレメREPORT2016年4月9日9:55 午前

テレビで海外の映画を見る時は、大抵日本語吹き替え版をご覧になるのではないでしょうか?一方、映画館で海外作品を見る時は、吹き替えよりも字幕を選ぶ事も多いかと思います。「出演する俳優さんの生の声や細かいニュアンスを逃したくない」「臨場感がある」「言葉のニュアンスがストレートに伝わる」など、字幕には多くの利点があります。

しかし吹き替えは字幕を追う必要がない為、しっかりと画面の動きに集中出来ますので、些細な演出を見逃さず画面を追う事が出来ます。そして何より、日本が誇る熟練した声優さんや俳優さんの演技を楽しめるという利点も。今回は、そんな吹き替え声優さんにフォーカスを当ててみたいと思います。

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洋画吹き替えの定番

ハリウッドや香港映画など、何作も続編が作られたり、テレビで何度も放送されるような定番映画は、毎回毎回声優さんが変わると困ってしまいます。キャンペーンなどでアイドルや俳優さんが声を担当する事もありますが、そのまま定番になる事もあれば、その後は他の声優さんが続投されるというパターンも。

たとえば、『ターミネーター』シリーズのアーノルド・シュワルツェネッガーの声といえば、『シティーハンター』の海坊主(伊集院隼人)や、『トランスフォーマー』シリーズの司令官などで有名な玄田哲章さんです。シュワルツェネッガーさんの声をあてたのは1982年『コナン・ザ・グレート』が最初。1985年『コマンドー』(二代目)から定番となり、その後はほぼ専売特許。現在はシュワルツェネッガーさんからの公認も得ています。

玄田さんは太く重量感のある声質で、シュワルツェネッガー以外にもシルヴェスター・スタローンやスティーブン・セガールの担当もされていましたが、現在はスタローンといえばささきいさおさん。セガールといえば大塚明夫さんが定番です。

スタローンを演じるささきいさおさんは、『宇宙戦艦ヤマト』の主題歌なども担当するアニソン四天王のひとり。和製エルヴィス・プレスリーと呼ばれるだけあり、当然プレスリーも担当。『スーパーマン』のクリストファー・リーブなども演じられています。現在セガール担当の大塚明夫さんは、他にもアントニオ・バンデラス、ニコラス・ケイジ、デンゼル・ワシントン、フランス映画からはジャン・レノも担当しています。

おじさま声といえば、大塚芳忠さんも忘れてはいけません。アニメ『NARUTO』のエロ仙人「自来也」でも有名ですが、ナレーションや洋画吹き替えも多く担当されています。ジャン=クロード・ヴァン・ダムや、『ポリス・アカデミー』のスティーヴ・グッテンバーグなど、コミカルな役が魅力的です。さらに、熟年の魅力、ハリソン・フォードには俳優の村井国男さん。『ルパン』次元大介のモデルとなったジェームズ・コバーンは当然のように小林清志さんです。

アクションでは、ジャッキー・チェンでのコミカルさが人気、むしろ吹き替えで見たい石丸博也さん。そしてサモ・ハン・キンポーの水島裕さん。どちらも公認声優です。

美女&イケメンといえばこの人!

『それいけ!アンパンマン』のアンパンマン、『機動戦士ガンダム』のあこがれのヒロイン・マチルダさんを演じた声優として、ドラマやCMでは女優としておなじみの戸田恵子さんは、ハリウッドが誇る美人女優、ジュリア・ロバーツ、ジョディ・フォスター、ニコール・キッドマンなど、そうそうたる面子を担当されています。艶のある声が実にマッチしており、見ていて安心感があります。

往年の美女、オードリー・ヘプバーンといえば、オードリー公認の池田昌子さん。メーテル役などでも有名です。やや若手では、『美少女戦士セーラームーン』のセーラーヴィーナスで有名な深見梨加さんも美女担当と言えるでしょう。シャロン・ストーン、アンジェリーナ・ジョリー、キャサリン・セタ・ジョーンズ、ジョディ・フォスターなど、そうそうたる大物美人女優ばかりが並びます。

続いて男性陣も見てみましょう。みんな大好きジョニー・デップを担当されるのは、ナレーションや『ONE PIECE』のサンジでおなじみ平田広明さん。1994年『エド・ウッド』から担当し、今ではジョニデ様公認であります。実は香港スター、アンディ・ラウや、イケメン俳優マット・デイモン、『スターウォーズ』でおなじみユアン・マクレガーなども彼が声をあてています。凛々しい顔に凛々しい声がぴったりです。

平田さんが演じていたユアン・マクレガーは現在、森川智之さんが担当。アニメ金田一の明智警視など、アニメでもクールで二枚目の役柄が多い森川さんは、たくさんのイケメン俳優の吹き替えも担当されています。メインどころでは、キアヌ・リーブス、ジュード・ロウ、ブラッド・ピットなど。『ラスト・サムライ』以降は、『機動戦士ガンダム』のブライト・ノアでも有名な鈴置洋孝さんから引き継ぎ、トム・クルーズも担当しています。ちなみに鈴置さん、なんとトム・クルーズ推薦でのキャスティングだったとか。2006年に亡くなられた鈴置さんも、メル・ギブソン、ジョン・トラボルタなど、大人カッコイイ二枚目担当でした。

ちなみにブラッド・ピットは、森川さん以外に堀内賢雄さんも演じています。昔からイケメンボイスで有名な堀内さんは、バブル期のイケメン代表、チャーリー・シーンの声も担当。フルハウス続編『フラーハウス』CMで、いつまでも若々しいイケボを聞くたびに、ネット配信を見たくなる魔法にかかります。

比較的若手の声優さんでは、サンドラ・ブロック、ハル・ベリー、ミラ・ジョヴォビッチなど、セクシーで大人の女性を演じられる本田貴子さんも有名です。本田さん自身も173センチの長身美女。実際のお姿を見てから声を聞くと、さらにドキドキすること請け合いです。

若手声優さんの起用は子役出身者が中心?

最近の若手声優さんには、子役さんや劇団員だった方が多いのも特徴です。近頃の海外ドラマやアニメ映画では、専業声優ではない方を声優として起用することも多く、起用された方が声のお仕事に興味を持ち、そのまま声優として活躍、というのは近年の主流のひとつと言えるでしょう。

たとえば『ゼロの使い魔』で主人公を演じた日野聡さんは、デビューが『ER緊急救命室』。その後も外画や外ドラマがメインでしたが、近年は『弱虫ペダル』の新開隼人役などアニメでも大人気です。韓国俳優チェ・ジフンの吹き替えなどはほぼ専属です。

さわやかな若手俳優ジェイソン・ドリーやおさわがせ俳優シャイア・ラブーフを演じているのは林勇さん。ディズニー映画の吹き替えも担当されていますし、今後も期待大です。

子役から声優といえば、もっとも有名なのが『ハリー・ポッター』シリーズでハリーの声を務めた小野賢章さんではないでしょうか?子役としても大河ドラマや映画に数多く出演されています。10年間ハリーの声を務めただけあり、透明感のある聞き心地の良い声を活かし、人気アニメ『黒子のバスケ』の黒子テツヤ役などを演じています。

ハリー・ポッターといえば、小学校1年生でCM出演、『3年B組金八先生』の生徒役も務めた宮野真守さんも、海外ドラマ『私はケイトリン』で声優デビューし、『ハリー・ポッター』シリーズではハリーの親友・パーシー・ウィーズリーを演じています。あれだけの美声ですし、今後どんなイケメン俳優が割り当てられるのか楽しみです。

映画吹き替えのお仕事は、海外の俳優さんよりも年齢が上の声優さんをあてる事が多いようです。やはり「オリジナル」が存在する以上、オリジナルの方に失礼がないように「実力」や「キャリア」のある方が求められるのでしょうか?吹き替えで有名な若手の声優さんは、子役出身者など演技経験の長い方が多く見られます。最近では『パシフィック・リム』で、人気声優の杉田智和さんが主人公に抜擢された事も話題になりました。

魅力的な海外俳優・女優が生まれ続ける以上、それ以上に魅力的な吹き替え声優や名キャスティングが生まれる事は間違いないでしょう。字幕で見る派の方も、たまには吹き替えで作品をご覧になってみてはいかがでしょうか?新たな発見や驚きがあると思いますよ。

文/藤原ゆうこ

 

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