こんな恋愛してみたい!ドラマから選ぶ“恋する名カップル” 10選!

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タレメREPORT2015年8月26日9:55 AM

草食化・少子化と言われながらも、実は現在ヒットしている映画やドラマは恋愛系が多かったり。しかし、やはり晩婚化や恋人いない率が年々上がっているのも事実。実はみんな「恋をしない」のではなく、自信がなくなって「恋が出来ない」のかもしれませんね。そんな日本の現状を打破すべく、みなさんドキドキしたりハラハラしたり、心がホワンとなっちゃうような“恋する名カップル”の姿を見て、もっと恋に前向きになりませんか?今回は、思わず恋がしたくなる、素敵なカップルを10組集めてみました。

頑張るワタシに高嶺の人が振り向いた!『貫井&籐子』『欧介&桜子』

売れっ子広告デザイナー貫井にあこがれる籐子が、手違いで貫井と一緒に仕事をすることになり、お互いの価値観や弱さ強さを知りながらかけがえのない存在になっていく『恋ノチカラ』。そして、マサチューセッツ工科大学に留学するほどの前途有望な数学者欧介が、挫折して親の魚屋を継ぎ、合コンでCAの桜子に一目ぼれする『やまとなでしこ』。

成り行きで医者だと思われたままお付き合いしたものの実は桜子は玉の輿主義。真相を知るとあっさり振ってしまいます。しかし、根が素直で心やさしい桜子は、まっすぐで思いやりのある欧介が気になってしまい・・・。桜子の態度に腹を立てながらもやっぱり好きな欧介と、憎まれ口を叩きながらも欧介に惹かれていく桜子。“「条件より愛」なんだな”とうっとりしてしまいます。

堤真一さん演じる貫井&欧介とお付き合いしていながらも、最終的には友人である籐子(深津絵里さん)&桜子(松嶋菜々子さん)に持っていかれてしまう、春菜&若葉を演じる矢田亜希子さんのまっすぐでせつない恋心もたまりませんでしたね。

いつしかお互い大切な相手に 『瀬名&南』『光太郎&節子』

出会った時には何とも思ってなかったのに、いつの間にかお互いが大切な存在になる。よくあるパターンですが、その変わっていく関係性や、恋に落ちる瞬間を目撃するのがまたドキドキするんですよね。

その代表格といえば『ロングバケーション』の瀬名と南。婚約者に逃げられた落ち目のモデル南と年下のピアニスト瀬名。ただの同居人だったのに、次第に恋に落ちていくラブストーリー。年上といっても7歳差なので、現在ではさほどではないのですが、当時31歳女性と24歳男性の恋というのは珍しいストーリーでした。お互いの名前を呼び合い、言葉にせずとも心が通じ合うシーンは伝説の名シーンですが、結婚式のシーンで「いくよ」と言う瀬名に「はい、あなた」とふざける南と照れる瀬名も、二人の微笑ましさが凝縮されていてとても素敵でした。

時代で比べるドラマの名告白(セリフ)!世代で告白内容・シチュエーションに変化あり!?

婚約者に逃げられ、お見合いをすることになった節子(松たか子さん)と、海外赴任のためにお見合いをすることになった光太郎(ユースケ・サンタマリアさん)の恋愛を描いた『お見合い結婚』。初対面の印象も悪く結婚する気もなかったのに、妙な縁で結婚話はトントン進み、お互いのことも認め合いますが、お見合い(紹介)ならではの障害もあり・・・な珍しいお見合い恋愛話。男性関係豊富な元CAの節子と、優柔不断で女性扱いが苦手な光太郎、本来付き合わない立場の二人が紆余曲折を経て穏やかな愛をはぐくんでいく・・・そんな幸せな老後まで想像でき、なんだかほっこりします。

縁側でのんびり~、心ほっこりあったかカップル『ぶちょお&蛍』

ひょんなことから同居することになった、干物ОL・蛍(綾瀬はるかさん)と、離婚間際の高野部長(ぶちょお・藤木直人さん)の、全く熱くない恋愛模様を描いた『ホタルノヒカリ』。完璧主義で世話焼きの高野部長は、加藤和樹さん演じる誠に片思いする蛍を応援しつつ、世話を焼きまくります。そのうちにお互いなくてはならない存在に・・・。激しい恋愛ではなく、縁側でビールを飲むのが幸せな二人を見ていると、こちらの心もほっこりと。そして、いざという時は男らしくリードしてくれるぶちょおの大人な対応がたまりません。

腐れ縁?平行線で自然体がイイ!『和平&千明』

アラフィフの恋愛事情を描いた『最後から二番目の恋』。古都鎌倉の趣と、大人数で囲む食卓という懐かしいシチュエーションも素敵でした。兄弟愛や家族の絆をからめた古き良きファミリードラマでもありつつ、くっついて離れてのドタバタもあり、テレビ業界事情や公務員の立場、経営者の立場など、仕事についてのドタバタまで、様々な立場の色々な側面を見せてくれました。人にも自分にも厳しく口の悪い和平と、脚本家で毒舌な千明。喧嘩をしながらも、他の人が入れないほどの二人の世界が出来上がっていて、本当にお似合いでした。何度もお互いに気になる人ができたり他の人とお付き合いをしたりと、なかなかラブに発展しないのがまたいいのです。大人になると、飲まないと素直になれない時もあるんですよね。大人ならではのもどかしさ、素直になる事の難しさ、子どもっぽさなんかも出ていて、むしろ二人が可愛く見えてきてしまいます。アラフィフ女友達の飲みシーンなども、忌憚なく飾り気なく楽しそうで、「友達っていいな」「家族っていいな」「人を好きになるっていいな」と素直に思える作品でした。

お互いを好きなのに素直になれないもどかしさ『ケンゾー(健)&礼』『桑野&夏美』

もどかしい恋愛と言えば、本来はティーンの恋愛の代名詞ですね。10代20代の若者が小学生時代に夢中になったカップルと言えば『プロポーズ大作戦』の岩瀬健(ケンゾー・山下智久さん)と、幼馴染の吉田礼(長澤まさみさん)。小学校時代から両思いでありながらもお互い告白できない、そんなヤキモキした関係は、まさに現在の草食若者を象徴しています。14年間の片思いという切ない設定と、タイムスリップするという突飛さがウケました。結果的に過去を変えるのではなく、今を変える選択をした健と受け止めた礼の気持ち、ぜひ見習いたいですね。

いい歳をしたアラフォーだって、恋愛に関しては若い世代とかわりません。『結婚できない男』の桑野信介(阿部寛さん)は、「仕事ができてたまに思いやりがあり、時々かわいいところのある」(部下談)イケメンエリート建築家ですが偏屈で面倒くさい男。早坂夏美(夏川結衣さん)は、社交的ながらも過去にとらわれ恋愛に臆病な美人女医。嫌みを言い合いながらもお互いを心配する二人の掛け合いがもどかしくてたまりませんでした。この掛け合いが良かったのか、夏川さんと阿部さんは映画などでも夫婦役で共演されています。最終的に素直ではない告白も桑野らしく、そんな素直でない桑野を受け止める夏美の懐の大きさがまた微笑ましく。いつまでもこんなカワイイ恋愛がしていたいですね。

憎しみ?腐れ縁?それとも愛?『南原&仁子』『東海林&春子』

自分が浮気をしたくせに、元カノの仁子(竹内結子)にしつこく付きまとう南原教授(内野聖陽)。その南原教授の欠点が大嫌いなのに愛おしい仁子。仁子のことが大好きなのに、どうしても浮気をしてしまう南原教授。そんな、ウザイくらいに愛を語る自分勝手な南原教授と、好きだけど嫌いな仁子の掛け合いが不器用でたまらない『不機嫌なジーン』。

二人ともお互いを愛しているのが伝わってきます。愛は無駄で、無駄なんだけど宝物なんだという仁子。好きだけど、まっすぐにやりたいことをやって欲しいからあえて別れを選択する二人は、離れてお互いの道を行ったとしても一生忘れられない相手なのでしょう。

北海道が生んだ大スター大泉洋さんの全国進出作『ハケンの品格』も、大泉さん演じる東海林の流れるような文句と、篠原涼子さん演じる春子の淡々とした掛け合いが笑えました。東海林の決死のプロポーズ「結婚したいか イエス ノー」「ケータイ番号記入しろ」も素直じゃなければ、裏に電話番号をかくという春子の素直じゃない態度もまたたまりませんでした。

少し新しめの作品に偏ってしまいましたが、平成初期の恋愛ドラマは多種多様で、共感を呼びやすいのではいないでしょうか。熱い恋もさわやかな恋も、ほっこりした恋愛も、どの恋もみんな素敵です。あなたは今どんな恋をしていますか?

今回選ばせて頂いた、恋する名カップル10組

『恋ノチカラ』「本宮籐子(深津絵里) & 貫井功太郎(堤真一)」
『やまとなでしこ』「神野桜子(松嶋菜々子) & 中原欧介(堤真一)」
『ロングバケーション』「葉山南(山口智子) & 瀬名秀俊(木村拓哉)」
『お見合い結婚』「中谷節子(松たか子) & 広瀬光太郎(ユースケ・サンタマリア)」
『ホタルノヒカリ』「雨宮蛍(綾瀬はるか) & 高野誠一(藤木直人)」
『最後から二番目の恋』「吉野千明(小泉今日子) & 長倉和平(中井貴一)」
『プロポーズ大作戦』「吉田礼(長澤まさみ) & 岩瀬健(山下智久)」
『結婚できない男』「早坂夏美(夏川結衣) & 桑野信介(阿部寛)」
『不機嫌なジーン』「蒼井仁子(竹内結子) & 南原孝史(内野聖陽)」
『ハケンの品格』「大前春子(篠原涼子) & 東海林武(大泉洋)」

 

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