一見華やかで実はその道は険しい!?二世タレント達を取り巻く環境の変化を追う!

タレメreport2015年4月27日4:55 PM

2014年の朝ドラ『ごちそうさん』から主演ドラマが続き、結婚後も『デート~恋とはどんなものかしら~』で主演として活躍中のさん、勢いが止まりません。すでに「日本を代表する女優」といってもいいのではないでしょうか。若年層では、杏さんが二世タレントであることを知らない方も多いようです。

そしていま波に乗っている二世タレントといえば、正式な続編も決まったアニメ『アナと雪の女王』でヒロイン・アナを演じ、その確かな歌唱力と演技力が話題となり、現在もバラエティに引っ張りだこの神田沙也加さんがあげられます。

二世を売りに?それとも隠す?

実はお二人は二世タレントとしては対局にいます。「神田正輝さんと松田聖子さんの娘」として華々しくデビューした神田沙也加さんに対し、杏さんと兄の大さんは、渡辺謙さんの実子であることは公言していませんでした。杏さんは10代からモデルとして活躍していましたが、当時の所属事務所も親子関係を知らなかったというほどの徹底ぶり。自らの実力で今の地位を得たのです。

12歳でデビューし、まだ実力が伴わないうちに重要な役どころを与えられたことで、プレッシャーや批判もあり、つらい思いもしたという神田さん。飲食店でのアルバイトやオーディションに参加して舞台に出演するなど、努力や下積みを10年以上重ねました。二世タレントというと華やかなイメージもありますが、その話題性は短く、実力が伴わなければバーター(縁故)の仕事もすぐ枯渇するのが現実のようです。

昭和の名優、鶴田浩二さんを父に持つ女優の鶴田さやかさんも「(本来は)苦労すべきところを、高い位置からのスタートだった」「実力だと思っていた」と過去を語っています。親からの光が届かなくなった時にどうなるかは子どもの努力、そして実力次第といえるでしょう。

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親の手助けと反骨精神

二時間ドラマで有名な山村紅葉さんは、日本を代表するミステリー作家山村美紗先生の一人娘です。山村先生は「娘のために」と作品を作り続け、「紅葉さんが出演することが映像化の条件」とされたそうです。きっかけは縁故ですが、今では紅葉さんのコメディエンヌに徹底した演技がなければさびしいくらいに、特別な存在となりました。

また、「七光りを利用するつもりでデビューした」という香川照之さん(父・市川猿翁さん、母・浜木綿子さん)も、当初はゲスト的な役ばかりでしたが、Vシネマ『静かなるドン』で100回以上のNGを出し、演技に集中するようになってからはメキメキと頭角を現し、日本を代表する俳優となりました。「高い位置からのスタート」でも、味がある・演技にしっかり向き合えるなど、抜きん出た魅力があれば芸能界を渡っていけるのでしょう。

佐藤浩市さんの父・三國連太郎さんや、寺尾聰さんの父・宇野重吉さんなどは日本を代表する名優です。三國さんも宇野さんも、息子の演技や考え方などに厳しくダメ出しをしています。これも「生き残るために常に鍛錬してほしい」という親心でしょう。

その知性から、厳しく育てられたことがうかがえる関根麻里さんや、アナウンサーとして会社員を経験してからタレントとなった高橋真麻さんなども、親の「しつけ」という努力と、本人の努力があっての成功例といえるでしょう。

■才能を請われてのデビュー

「あの人の子どもだから」と請われてデビューした例も多くあります。不慮の事故で早世した俳優、佐田啓二さんを父に持つ中井貴一さんもそうですし、松田優作さん、松田美由紀さんの長男・松田龍平さんは、大島渚監督のオファーがあり『御法度』でデビュー、次男の翔太さんも熱望されて芸能界入りしています。

 

また、柄本明さん・角替和枝さんを両親に持つ柄本佑さん、時生さん兄弟も、勧められたオーディションで一発合格。佑さんは『美しい夏キリシマ』で主演、時生さんも『すべり台』で石原さとみさんの相手役としてデビュー。「小学生の性」という難しいテーマを演じ切りました。佑さんの奥さまで奥田瑛二さんと安藤和津さんの次女、安藤サクラさんも、「代役として出てほしい」と熱望され『風の外側』で主演デビューされています。周囲の後押しがあり、そしてそれにこたえる実力があった上での現在の活躍と言えるでしょう。

■実はあの人も二世タレント

父である麿赤兒さん主演映画でデビュー、7年目の『殺し屋1』で映画ファンを虜にし、14年目の『ハゲタカ』でブレイクした大森南朋さん。お二人とも活躍されていますが、意外と親子関係は知られていません。重厚な演技でシリアスなドラマには欠かせない北村有起哉さん(父・北村和夫さん)や平岳大さん(父・平幹二朗さん、母佐久間良子さん)、刑事ドラマや時代劇で凛々しい姿を見せてくれる山田純大さん(父・杉良太郎さん)も二世タレントです。

みなさんデビューは意外と遅め。社会経験があるためか、大人の演技が魅力ですね。2011年CM露出量で男性1位に輝いたCMキングの大和田健介さんは、大和田伸也さん、五大路子さんの次男、これからの活躍が期待されています。

朝ドラ『カーネーション』でのヒロインの夫役や、『半沢直樹』での演技が印象的だった駿河太郎さんも、実は笑福亭鶴瓶さんの息子さんです。芸術大学、海外留学、音楽活動を経て、俳優養成所でも学んでいます。

現在、芸能界で活躍している方はどの方も、親の名前に恥じないように努力を怠らない真面目さが垣間見えます。今をときめく、モデル、タレントのすみれさん(父・石田純一さん、母・松原千明さん)もカーネギーメロン大学演劇科でトップの成績を取り、学生公演では常に主演を務めていた実力派です。一見、きっかけに恵まれているように見えても、道としては一般人よりも遥かに大変なのかもしれませんね。

文/藤原ゆうこ

 

 

 

 

 

 
 
 

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