業界人300人に聞いた!2015年にもっとも活躍した若手俳優ランキングTOP10!

#仮面ライダー#もっとも#デスノート#業界人#朝ドラ

タレメREPORT2015年12月29日9:55 AM

現在のドラマ界、男性俳優さんでもっとも人気なのは誰でしょうか?というわけで、2015年の締めくくりに、キャスティングや制作に関わる業界人へのアンケートを敢行いたしました。

業界人が「今年もっとも活躍した」と思っているという事はつまり、来年のドラマシーンも多いに賑わせてくれるに間違いない面々。来年度も要チェックになるであろう俳優さんがずらりと並んだ興味深いランキングとなりました。

1位は今年もあの人!?2位も安定の実力派俳優!

誰もが予想したかもしれませんが、今年も1位は去年もトップ独走だった福士蒼汰さん。裏表のない快活で屈託のない表情、圧倒的なスタイルの良さで大人っぽく、そして身のこなしには少年っぽさが漂うなど、老若男女「嫌いになれない」かわいらしさとカッコよさを持ち合わせています。

2011年~12年『仮面ライダーフォーゼ』で人気が出たところに、2013年『あまちゃん』でダメ押し。2014年の『きょうは会社休みます。』でも世の中の女子をキュンキュンさせてくれました。当初、視聴率面で心配された月9ドラマ『恋仲』もじわじわと視聴率を伸ばし、終わってみれば好評価。ビシっと爪痕を残す男です。今後、「好青年」以外の新しい境地も期待したいところですね。

続く2位には、ビジュアル的には美少年系でありながら、影のある男を演じさせたらナンバーワンの菅田将暉さん。くしくもこちらも仮面ライダー俳優。福士さんのライダーの2年前、2009~2010年『仮面ライダーW』でW主演をつとめました。その後すぐにドラマ『ハンマーセッション!』『獣医ドリトル』に出演。

若年な事もあり、福士さんのようにすぐに相手役というわけではありませんでしたが、休む間もなくドラマのオファーが集中。いじめのリーダーなど難しい役も魅力的に演じました。ドラマのみならず、映画でも印象的かつ個性的な役ばかり。日本でも指折りの若手名役者です。

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3位、4位はドラマ版『デスノート』のあの二人

3位は、2016年冬ドラマでも主演級として2本出演予定の窪田正孝さん、4位には、コミックス原作の恋愛映画で数々のヒットを飛ばした山崎賢人さんがランクイン。お二人とも、2015年はあの名作『デスノート』のドラマ版に起用されるなど、重役を担いました。

10代の頃は、特撮ドラマや不良映画などに出演されていた窪田さん。主演した不良映画も好評で、続編が作られるほどの人気作となりました。そして、昨年の朝ドラ『花子とアン』で花子の幼馴染を演じ、そのあまりの一途さと、まっすぐな瞳にクラクラきた乙女も多かったのではないでしょうか?2016年冬ドラマでは、ただでさえ珍しいW起用、なおかつ双方とも主演級。業界の期待度の高さがうかがえます。

山崎さんは上半期朝ドラ『まれ』でヒロインの相手役を演じながらのキャスティング。さらに6月には単発ドラマの主演もつとめています。朝ドラは撮影が非常にタイトなため、朝ドラに出演しているとなかなか他のドラマへの起用は難しいのですが、それを押してでも山﨑さんを起用したい制作側の熱い期待を感じます。

清潔感と少し謎めいた雰囲気、ただならぬ王子様感も漂う稀有な存在の山崎さん。今年は朝ドラに出演しながらも『ヒロイン失格』『orange』と2本の作品で王子様役を演じ、2016年も『四月は君の嘘』『オオカミ少女と黒王子』と、すでに2本のコミックス原作恋愛映画の主演が決まっています。来年も女子のハートを鷲掴みする事は間違いないでしょう。

モデルや映画で話題!流行りの塩男子!

5位にランクインしたのは、まさに今年の顔。塩顔男子として話題になった坂口健太郎さんです。日本有数のメンズファッション誌『MEN'S NON-NO』のモデルさん。しかも、複数モデル表紙の多いMEN'S NON-NOにおいて20年ぶりに単独表紙を飾るなど、トップクラスどころか、20年ぶりの逸材です。

彼の特徴は、「ソース顔」「しょうゆ顔」に続く「塩顔男子」である事。切れ長の目、きれいな肌でありつつ、男らしいごつごつしたシャープな体型。服も映えますし、とても素敵です。昨年末に映画デビューし、今年1年間だけで『予告犯』『ヒロイン失格』『海街diary』など7本の映画に出演。どれも重要な役どころです。

2015年は、夏にスペシャルドラマ、そして秋には連続ドラマ出演と、今年一年であっという間にドラマ界になくてはならない人となりました。まさに今年イチの出世株です。来年度はすでに決定している映画だけで3本。そして上半期朝ドラ『とと姉ちゃん』への出演までも決まっています。2016年はまだまだ人気を上げてきそうです。

じわじわ人気となった三人も主演級へ急成長!

特撮番組『侍戦隊シンケンジャー』でレッド役、2012年朝ドラ『梅ちゃん先生』で相手役を演じて知名度を上げた松坂桃李さんが6位に。梅ちゃん後は大河ドラマ『軍師官兵衛』で黒田長政役など、重要な役どころが続きました。

単発ドラマで主演を演じた事はありましたが、2015年秋ドラマ『サイレーン 刑事×彼女×完全悪女』で連続ドラマ初主演。2016年も『秘密 THE TOP SECRET』『真田十勇士』など、既に4本の映画がきまっています。

同率6位に綾野剛さん。彼も朝ドラから話題になりましたが、それ以前も数々の映画に出演されていました。『魁!!男塾』など、少し個性的な作品にも意欲的に参加しており、映画好きにはお馴染み。2009年『クローズZERO』で注目を集めた後、朝ドラ2012年『カーネーション』で「あのイケメン誰!?」と大きく話題になりました。それ以前は、芦田愛菜さんの出世作2010年『Mother』で、芦田さんを虐待する母の恋人役という難しい役も演じるなど下積みもばっちり。

朝ドラ後はコンスタントにドラマに出演。2013年『空飛ぶ広報室』の空井くんのような、ピュアで不器用でちょっと鈍感な役もあれば、2014年『S -最後の警官-』ではクールな蘇我、『ウロボロス~この愛こそ、正義。』の那智のようにちょっと情けない男も演じ分けるなど、俳優としてたくさんの引き出しを持っている綾野さん。今年は『コウノドリ』で初の単独連続ドラマ主演を射止めました。

8位の鈴木亮平さんも朝ドラで注目された俳優さんの一人です。演技に真剣に取り組む姿勢が若手俳優さんやスタッフから絶大な信頼を得ています。

『天皇の料理番』では弱った役のために痩せ、映画『俺物語!!』では恰幅のいい役のために大幅に増量するなど、役に合わせて体型も変化させる・・・。そんな俳優という職業に誇りをもって挑んでいる姿勢は業界でも高く評価されているようです。また、外語大出身の秀才で外国語も堪能。世界へ羽ばたく可能性もありますね。

なんでもこなせる器用さがすごい!

そして9位には、『天皇の料理番』の主演が好評だった佐藤健さん。デビューは漫画原作の『プリンセス・プリンセスD』。初主演も特撮の『仮面ライダー電王』。その後も『しにがみのバラッド。』『ブラッディ・マンデイ』『ROOKIES』『メイちゃんの執事』『MW -ムウ- 第0章 ~悪魔のゲーム~』と、ライトノベルや漫画原作に多く出演されています。仮面ライダーでは4つ(増加あり)の人格が憑依するという稀有な設定で、一人で何人分ものキャラクターを演じ分けました。

多少奇抜な設定のキャラも、大げさではない、細かい変化を付ける自然な演技が印象的です。彼の演技があってこそ、作品の大ヒットにも繋がったのでしょう。大河ドラマ『龍馬伝』での着物姿や殺陣も見事でした。

漫画原作のため、上映前には一部ファンからは不安視する意見もあった2012年『るろうに剣心』のヒットも、その自然な「おろ?」によるところは大きいでしょう。2015年の映画『バクマン。』も好評価。ダンスも音楽もアクションも、そして殺陣もこなすその器用さが魅力です。

10位には、もはや多才の代名詞とも言える星野源さん。中学1年から音楽・俳優活動を始めている20年選手です。数々の芸能人著名人を輩出している、自由の森学園出身という経歴も、個性を尊重する家庭で育った事を物語っています。歌手としても才能豊かで、ドラマも大人計画系を中心に数多く出演。しっとりした役や小市民的な役をとても丁寧に演じています。

2012年にくも膜下出血で休業し、昨年復帰後は音楽事務所を移転。今年はシングル『SUN』の売上もオリコン2位と好調で、バラエティ番組にも引っ張りだこでした。これまでも演劇好きには知られた存在でしたが、バラエティや歌番組への露出で目立ってきたところに、年末に出演した連続ドラマ『コウノドリ』の好演。がぜん知名度をあげてきています。

実は、今回のランキングの1位~8位までの俳優さんは、全員が朝ドラ出演者。ヒロインの相手役もしくは対抗馬役です。5位の坂口さん出演の『とと姉ちゃん』は、詳しいあらすじがまだ発表されていませんが、おそらく相手役、もしくは対抗馬でしょう。坂口さんの来年の活躍はもちろん、今回ランクインされた業界評価の高い俳優さんたちの今後のさらなる飛躍がとても楽しみです。

若手女優のランキングTOP10(http://www.vip-times.co.jp/?p=97958)

文/藤原ゆうこ

 

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