釣りバカ、裸の大将、水戸黄門!?国民的キャラクターを受け継いだ俳優たち

タレメreport2016年3月5日9:55 AM

昨年末、前評判こそいまひとつだったにも関わらず、どハマリした視聴者が続出だったドラマ『釣りバカ日誌』。かくいう私も、ハマちゃんスーさんの掛け合い、適当で無理など全くしないのにとても誠実という、等身大で自然体な優しさにすっかりハマってしまい、映画版も見直し中です。

そんなワケで、今回は釣りバカ同様、キャスティング変更のあったドラマの魅力について紹介してみたいと思います。

国民的ドラマ・国民的キャラクターを引き継ぐ

釣りバカのような世代を越えた大人気作にもなりますと、「役を受け継ぐ」という事自体とてもハードルが上がります。その点、濱田岳さんの演技には脱帽でした。

演技に脱帽といえば、『裸の大将』の芦屋雁之助さんから、コメディアンの塚地武雅さんへのチェンジ。『釣りバカ日誌』と視聴者層も似ているこの作品。人情や人の心の弱さ強さ、優しさなどが細かに表現され、美しい情景と合わせて日本の良さを実感出来る素晴らしい作品です。もともとは、モデルとなった画家・山下清さんと、芦屋さんがとても似ていた事から始まったシリーズ。モデルはいますが、あくまでフィクションです。

舞台版は1964年から上映。ドラマ版は1980年から放送されています。芦屋さんが1983年に「50過ぎて裸はしんどい」と降板を申し入れ、一時的に放送はストップしましたが、視聴者の熱望を受け、しんどいながらも頑張り1997年まで続けてくれました。

そして、2004年に芦屋さんが亡くなってしまい、復活は無理かと諦めていたのですが、なんと2007年に塚地さんで復活。芦屋さんの清さんももちろん素敵でしたが、塚地さんの可愛げのある姿も本当に癒やされます。

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病気や怪我やスケジュールなどでチェンジは意外にある

『釣りバカ』ドラマ版では、時代も設定も替えてのオール代替わりでしたが、実は映画『釣りバカ』内においても、奥さまのみち子さんが石田えりさんから浅田美代子さんに代わっています。

セクシー系・天然系と全く違う二人ですが、どちらももちろん魅力的ですし、どちらのみち子さんもみち子さんだと自然に思えるところが不思議です。他にも専務・常務・係長・人事部長・秘書など、名前はそのまま役者だけがチェンジ。些細な事情で交代する事は、今よりも頻繁だったようです。

国民的ドラマ『渡る世間は鬼ばかり』では、大吉役の藤岡琢也さんが亡くなった為、宇津井健さんに代替わりしています。渡鬼シリーズは、次女・五月の娘と息子が子役から変わらず出演しているため、脇役の代替わりが無い印象もありますが、4姉妹の子どもでも、末娘長子の娘・日向子は3代目ですし、長女弥生の孫の勇気も2代目。メインこそ替わりませんが、実は甥姪もメンバーチェンジしています。

定番時代劇やサスペンスは代替わりこそロングランの証?

時代劇やサスペンスなど、固定ファンがつくような作品は、比較的役を受け継いでいく事が多いようです。『水戸黄門』『銭形平次』などは、◯代目などと表記され、「受け継ぐ」事が当たり前のようになっています。

私にとって『水戸黄門』と言えば西村晃さん(1983年~1992年)ですが、1969年~1983年までの東野栄治郎さん、2002年~2011年の里見浩太朗さんなども有名です。また、1993年~2000年までの佐野浅男さんも7年と長く演じられました。そして皆さん忘れがちなのが、「史実通りにお髭のない黄門様」を演じた石坂浩二さん(2001~2003年)。1年という短い登板でしたが、十分なインパクトを残しました。

局は変わりますが、『大岡越前』もTBS・1970~2006年の加藤剛さんを継ぎ、TBS版のリメイクとしてNHK版『大岡越前』が2013年から放送されました。

主演は時代劇に定評のある東山紀之さんを起用。凛々しくシュッとした顔立ち、加藤さんの越前守とも共通項があり、すんなりと受け入れられました。インテリで優しい相棒・伊織は、竹脇無我さんのイメージがあまりに強すぎて心配でしたが、勝村政信さんの伊織も優しげでとても良かったです。

代替わりの定番作品?

お待たせしました。そう、役を受け継ぐといえばやはり『浅見光彦シリーズ』。まずは原作者様お気に入りのフジシリーズ。初代は榎木孝明さん。スケッチも上手で旅先の絵に心癒されたものです。ちなみに映画版も担当されています。年齢を理由に降板したのですが、その後も作者の希望で、兄役として出演しています。2代目の中村俊介さんの光彦も、誠実そうでとてもマッチしています。

TBSシリーズ「初代」といえば辰巳琢郎さんですが、実は1982年に国広富之さんも単発で演じられています。朴訥としつつも男前な姿がなかなか似合っていました。2000年~2009年までは、エロ男爵こと沢村一樹さん、現在は3代目として速水もこみちさんが演じています。

致し方ない変更から生まれた名作

素晴らしい作品は出来るだけ長く楽しみたいものですが、どうしても人は歳を取ってしまうもの。また、役者さんのスケジュールの都合や怪我での降板など、如何ともし難い事情がある事も。

国民的ヒーロー番組『仮面ライダー』では藤岡弘さんが撮影中の事故で入院。急遽、代役が用意されましたが、役を引き継ぐ形ではなく、「ヒーロー」というポジションを引き継ぐ形でライダー2号・一文字隼人が誕生しました。この誕生こそが、仮面ライダーが一過性のものでなく、「ヒーロー」の魂を引き継ぐロングラン作品となったきっかけと言えるでしょう。

「役」や「役割」を引き継ぐ事で、ファンは半永久的に作品を愛し楽しむ事が出来ます。現在、国民的人気となった『半沢直樹』もまた、パート2の噂が出たり消えたりしています。実はこちらも代替わりの噂が出ているようです。

堺雅人さんの半沢が見られない悲しみはとても大きいのですが、代替わりが定番となり、半永久的に作品が続いてくれたら、ドラマファンにとって、それはそれで大きい幸せと言えるのではないでしょうか。

文/藤原ゆうこ

 

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