『国宝』ロケ地・出石永楽館も人気
エンタメNEWS2025年8月14日9:17 AM
映画『国宝』のロケ地・出石永楽館で映画小道具特別展示を開催中 (C)ORICON NewS inc.
俳優・吉沢亮主演の映画『国宝』のロケ地として知られる「出石永楽館」(兵庫県豊岡市)では、今月5日から映画小道具特別展示の内容をリニューアル。作品の世界観をさらに体感できる内容となり、多くの来場者を楽しませている。特別展示は9月中旬頃までを予定している。
【画像】映画小道具特別展示を開催中の出石永楽館(8月9日撮影)
同館は明治34年(1901年)に開館。歌舞伎をはじめ、新派劇や寄席などが上演され、大衆文化の中心として栄えた。時代とともに映画上映が中心となったが、テレビの普及や娯楽の多様化により昭和39年(1964年)に閉館。その後、往時を懐かしむ声が上がり、平成20年(2008年)に大改修が行われ、44年ぶりに復活した。そして、令和の時代――映画のロケ地として新たな脚光を浴びている。
歌舞伎などの公演や各種イベント開催時以外は、閉館当時のまま残された廻り舞台、奈落、花道などの劇場機構を自由に見学可能。現在、『国宝』が興行収入100億円目前の大ヒット上映を続ける中、多くのファンが同館を訪れている。建物周辺には劇中の役者の幟が立ち並び、映画と同じ景色を楽しむことができる。
館内の新展示では、喜久雄(吉沢)と俊介(横浜流星)の楽屋シーンの撮影セットを再現。楽屋に入り、実際に使用された鏡台の前に座ると、自分が主人公になったかのような気分を味わえる。
さらに、人間国宝・小野川万菊(田中泯)の楽屋にあった屏風絵や「二人藤娘」の歌舞伎絵(いずれも実際の小道具)も新たに展示。「藤の持ち枝」の貸し出しも行っており、永楽館の舞台で実際に演目「二人藤娘」を演じることもできる。
映画の感動と歴史ある建物の魅力を、観るだけでなく、感じて、演じて、没入できる特別な展示となっている。
なお、9月中旬以降(永楽館での展示終了)から永楽館歌舞伎終了(10月上旬頃)までの間は、映画小道具を「出石家老屋敷」に移して公開する予定。
また、豊岡市内では、出石永楽館以外にも、豊岡市役所出石庁舎玄関ロビー(午前8時30分~午後5時15分、土日祝休)、図書館出石分館(午前10時~午後6時、火曜休、毎月月末)、旧福冨家住宅(午前9時30分~午後5時、火曜休)、いずし観光センター(午前9時~午後5時、年中無休)にて映画小道具の展示を行っている。
■施設概要
場所:出石永楽館(兵庫県豊岡市出石町柳17-2)
入館料:大人400円/学生240円/中学生以下無料
開館時間:午前9時30分~午後5時00分(入館は午後4時30分まで)
休館日:木曜日
※休館日の他、貸館時は見学不可。
※休館に関するお問い合わせは出石永楽館に直接確認。
ORICON NEWS(提供:オリコン)
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映画
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