中森明菜、約33年ぶり声優業で歌唱

　歌手・中森明菜が、読売テレビほかで放送中の『あらいぐま ラスカル』公式スピンオフアニメ『あらいぐま カルカル団』（毎週木曜　深0：54～深0：59）で声優を務めることが26日、発表された。ゲスト声優として、国民的VTuber・ボーカルの声を担当する。

【画像】かわいい！中森明菜が声を担当するボーカル

　『あらいぐま ラスカル』は、1977年に放送された不朽の名作アニメ。スターリング少年とラスカルが一緒に過ごした一年間の物語を描いたアニメーション作品で、ラスカルの愛らしい仕草が人々を魅了し、放送からおよそ半世紀たった今も多くのファンに支えられている人気作品となっている。

　『あらいぐま カルカル団』は東京・多摩を舞台に送る。全世界人気企業ランキング不動の1位の組織「秘密結社カルカル団」の目標は世界征服。選ばれしエリートたちはボスの指令を日々遂行している。東京都にありながら大自然に囲まれたこの地に「秘密結社カルカル団」の多摩支部がある。振るわない営業成績、上がらない給料。それでも彼らはきょうも一生懸命任務に励む。

　中森が声を担当するボーカルは、東京・清瀬市が生んだ国民的VTuber。キュートなルックスと歌声でファンを魅了するアイドルキャラクターとなり、サブカル（小野賢章）はボーカルの熱狂的なファンである。

　中森はアフレコ収録に先立って、取材会に参加。『あらいぐま カルカル団』の収録では、声優陣がジャージを着用しているが、中森はキラキラ輝くスター仕様のジャージを着用し、照れ笑いを浮かべながら登場した。

　中森の声優業は、1992年に公開されたアニメ映画『走れメロス』でライサ役を務めた以来、約33年ぶりとなる。今回のゲスト出演については「かわいいキャラクターなので、うれしかったです」とにっこり。「何度もNGを出してしまって、ご迷惑になってしまう、足を引っ張ってしまうと申し訳ないという気持ちでいっぱいです」と恐縮しつつ、「ご期待に添えるように頑張ってアフレコをさせていただきますので、どうぞお楽しみに」と期待を高めた。

　ボーカルは、歌声を披露するシーンもある。“歌手・中森明菜”としての歌唱との違いを問われると、「全然（違う）」と首を振り、普段はミステリアスな歌声で魅了している「飾りじゃないのよ涙は HA HAN」をかわいらしい声で実演し、報道陣を沸かせた。

　ボーカルが登場するのは、第13話（26日）、第18話（7月31日）。同番組は読売テレビでの放送後、TVerほか各種プラットフォームにて配信される。

ORICON NEWS（提供：オリコン）

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