園子温「映画を撮れるように…」

エンタメNEWS2025年5月28日1:58 PM

園子温監督(C)ORICON NewS inc.

 映画監督の園子温氏(63)が27日、都内の日本外国特派員協会で会見を開いた。

【写真】モーガン茉愛羅らが出演した園子温監督作品


 園氏は、2022年4月に一部週刊誌が報じた“性加害疑惑”が報じられ、出版社やSNS上でこれに関連する投稿を行った俳優に対し、訴訟提起していた。

 園氏は冒頭「私はこの3年間、憔悴し、うつ病になり、過剰に睡眠薬を摂取して自殺を考えました。心療内科病院にも入院しました。妻も肩身の狭い不安な日々を送っていました。もちろん収入も途絶え、資金は裁判に注いでお金もなくなりました」と、報道以降の生活について報告。

 その上で、週刊誌との裁判は和解で終わり、すべての記事が削除されたこと、俳優に対して「侮辱罪」で刑事告訴し、書類送検されたことを伝え「私は最初から、セクシャルハラスメント行為を否定してきました。そしていずれの該当者も、私のセクシャルハラスメントを証明する証拠を提出することはできませんでした」と訴えた。

 続けて「この3年間、私は映画という表現活動を絶たれ、家族にも止むことのない誹謗中傷が浴びせられました。しかしやっと裁判で私の潔白が証明できました」とし、「本日はその裁判の経緯を説明し、なぜ彼らが私を落とし入れるに至ったかをについて説明します」とその経緯を説明した。

 また、報道以降「いわゆる商業映画は、あの週刊性の記事が出たことで、全部なくなっちゃったんで。ハリウッドでもう2本の映画の企画があったけど、それもなくなりましたんで。基本的にはもう仕事全然できてないですね」と語り、「私がこうやって記者会見をやる理由は、もう1度映画を撮れるようになりたい、というその一念でやってます」と今回の会見を開いた意味を話した。

 さらに「あの事件をあなたは映画にする予定はありますか?」と聞かれると、「ぜひしたいと思います。どうやって、無から膨らんで、罪が生まれてくるか。僕も非常に驚いたんで」と思いを伝えた。

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