山寺宏一&永尾柚乃:インタビュー

#山寺宏一

エンタメNEWS2025年6月13日8:30 AM

『リロ&スティッチ』(公開中)日本版スティッチ役の山寺宏一、リロ役の永尾柚乃 (C)ORICON NewS inc.

 ディズニーの名作アニメーションを実写化した映画『リロ&スティッチ』が、6月6日より劇場公開。物語の舞台は、美しい自然に囲まれたハワイ・カウアイ島。主人公の少女リロとその姉ナニが、宇宙からやって来た暴れん坊のエイリアン・スティッチと出会い、血のつながりを超えた“オハナ<家族>”の深い絆の意味に気づいていく――心温まる感動のハートフル・ファンタジー。本作では、アニメーション版に続きスティッチの声を山寺宏一が担当。リロ役には新たに永尾柚乃が抜てきされた。今回は、そんな二人の特別インタビューを通して、本作の魅力に迫った。

【動画】スティッチからメッセージが到着

――アニメーション映画『リロ&スティッチ』が公開されてから少し経った2003年、スティッチが世界的大ブームになりました。当時の“スティッチブーム”はどれほどだったのか、山寺さん、教えていただけますか?

【山寺】ゆのちゃんは生まれていないものね。

【永尾】はい、2016年生まれです。

【山寺】うわぁ!そうだよね。当時、ディズニーストアなどの関連ショップにスティッチグッズがずらっと並んでいた光景を思い出しますね。女子高生を中心に、キーホルダーやぬいぐるみを持っている人がたくさんいました。「スティッチはかわいいけど、声が個性的」とか「アニメーションは見たことないけどスティッチは好き」なんて声も耳に入ってきましたけれど(笑)、つまりスティッチのビジュアル人気がすごかったんです。

 それをきっかけに作品を見る人も増えて、どんどんブームが大きくなっていったように思います。日本オリジナルのテレビアニメシリーズも作られたんですよ。沖縄の架空の島を舞台にした日本版『スティッチ!』は第3期まで続きました。いかに日本で人気が高かったか、その証拠だと思います。

【永尾】沖縄が舞台の『スティッチ!』は日本で制作されていたんですね。ディズニープラスでスティッチシリーズは全部観ています!ハワイと沖縄って、雰囲気が似ていると思います。

【山寺】そうだね、ハワイも沖縄も、どちらも大好きです。

【永尾】私も大好きです!

――今回の実写版での印象は?

【山寺】実写になって、スティッチがさらに“もふもふ”感を増して、本当に生きているように感じました。家族と愛をテーマにした物語で、リロとナニという姉妹の関係がリアルに描かれていて、心に響きました。撮影は実際にハワイのカウアイ島で行われていて、景色も本当に美しいです。

――リロを演じてみての感想は?

【永尾】とにかく楽しかったです!難しかったとか苦労したという感覚はなく、すべてが楽しかったです。私は一人っ子なので、お姉ちゃんがいることがうれしくて、MOMONA(ME:I)さんとご一緒できてすごくうれしかったです。

――フラダンスのシーンでは、振りとせりふがぴったり合っていましたね?

【永尾】実は踊りながらアフレコしました。フラの先生に教わりながら頑張りました。手の動きも丁寧に意識しました。

【山寺】声の収録なのに、ちゃんと振りまで覚えて踊りながらやるなんてすごい!

――リロの見どころについて教えてください。

【永尾】リロって、ほんとうに周りに流されないんですよね。いつも「自分は自分」っていう感じで、他の誰かになろうとしない。リロはリロ、っていう芯の強さがあるんです。でもスティッチが来てからは、ちょっとお姉ちゃんのような一面も見せるんです。そういう変化も、この映画の見どころだと思います。

【山寺】そうだね。リロはずっとナニの妹でいたけれど、スティッチの前ではちょっと“お姉さん”っぽくなるよね。おてんばだけど、スティッチのことはしっかり面倒を見てるし、リロはスティッチのこと、弟みたいに思ってるんだろうね。なぜかスティッチも、リロの言うことだけは素直に聞くんだよね。レイ(花の首飾り)をかけられたら、急におとなしくなってかわいかった。

【永尾】リロのやさしさにふれて、スティッチも“愛”を理解し始めるんですよね。家族の絆=“オハナ”の大切さを。

【山寺】リロって、生き物が全部好きだよね。魚にサンドイッチあげたり、保護センターに犬を探しに行ったり。

【永尾】私も動物大好きです!ワンちゃん2匹、カメレオン2匹、メダカ2匹、ドジョウ1匹、プレコ(ナマズの仲間)2匹を飼ってます。

【山寺】本当に“リアル・リロ”だね!カメレオンを飼ってる人に初めて会ったよ。名前は?

【永尾】女の子が“カメ”、男の子が“レオン”。2匹合わせて“カメレオン” です。

【山寺】センス抜群(笑)!だからリロの気持ちが、よくわかるんだね。

――山寺さん、もし観客に直接感想を聞けるとしたら?

【山寺】実写版のスティッチ、どこが良かったかをぜひ聞きたいです。僕が作ったわけではないですが、大切な役を演じさせてもらったので、観た方それぞれの“お気に入りポイント”を教えてもらえたらうれしいですね。まずは、とにかく観てほしい。それが何より大事です!

#山寺宏一

関連リンク

映画『リロ&スティッチ』を観れば、誰もが“オハナ”になれる!──感動の声、続々!
日本独自企画で実現、ディズニーランド70周年記念アルバム発売決定「リブ・ザ・マジック」も収録
東京スカイツリーで『トイ・ストーリー』映画公開30周年記念イベント7月から開催
米ディズニー、テーマパークによる経済効果を発表 『カーズ』『モンスターズ・インク』『リメンバー・ミー』拡張計画も続々
Travis Japan、『リロ&スティッチ』日本版エンドソング「バーニング・ラヴ」パフォーマンス初披露&ダンス動画を公開

カテゴリ

映画

記事URL

https://www.oricon.co.jp/special/71406/?anc=014

< >

Page Top