映画『宝島』特別映像
エンタメNEWS2025年8月26日10:00 AM
映画『宝島』(9月19日公開) (C)真藤順丈/講談社 (C)2025「宝島」製作委員会
俳優の妻夫木聡、大友啓史監督による全国キャラバンにより劇場公開への期待がふつふつと高まっている映画『宝島』(9月19日公開)より、キャストのインタビューや貴重なメイキングシーンを収めた【特別映像−たぎる想い編−】が解禁となった。
本作は、アメリカ統治下にあった戦後の沖縄を描いた真藤順丈の直木賞受賞作を、2度の撮影延期の危機を乗り越えながら完成させた作品。物資の乏しい時代に、米軍基地から奪った物資を住民に分け与える“戦果アギヤー”と呼ばれる若者たちがいた。ある襲撃の夜、リーダー格だったオン(永山瑛太)は「予定外の戦果」を手に入れ、忽然と姿を消す。残された幼なじみのグスク(妻夫木)、ヤマコ(広瀬すず)、レイ(窪田正孝)は、それぞれ刑事、教師、ヤクザの道を歩みながら、オンの行方を追い続ける20年にわたる物語。
解禁となった映像の冒頭、「新しい命の鼓動みたいなものが動き出すのが聞こえた気がした」と、完成した本作を観た直後の心境を静かに噛みしめる妻夫木の姿が映し出される。クライマックスのコザ暴動のシーン、自身が演じる主人公・グスクが大群衆のなか魂を震わせるシーンを重ね「圧倒された」と明かす妻夫木。アメリカ統治下時代の沖縄を生きる登場人物たち一人一人の激情に想いを馳せながら、「(みんなの感情が)大きなうねりとなって、叫びとなって流れていく。生きる力をまじまじと感じさせられた」と力強く語りかける。
また、そんな妻夫木の想いと共鳴し、グスクとともに激動の時代を駆け抜けたヤマコ、レイ、オンを演じた広瀬、窪田、永山の撮影現場での貴重なインタビュー映像も収録。「この数年1回ももう泣かなくてもいいと思うくらい、すごい泣いた」と撮影時を振り返り、“一生分”と言っていいほどの感情を爆発させたという広瀬をはじめ、“壮大すぎる”撮影規模に衝撃を受けたことを語る窪田、そして、それらを束ねた大友監督の“命がけの”覚悟に最大の賛辞を贈る永山が、撮影を通して感じたそれぞれの想いを打ち明けている。
映像では、延べ2000人を超えるエキストラが参加したコザ暴動のシーンで、熱気漂う撮影現場でひとりひとりにまで丁寧に演出をつける大友監督の姿も。「心の奥の奥の奥の底にある叫びを表現したいと思った」と語る大友監督が指揮を執り、圧倒的な緊迫感で撮影された大迫力の「コザ暴動」シーンのメイキングは必見。観る者を熱く、その渦中へ引き込む臨場感が味わえる。
映像とあわせて解禁されたのは、グスク、ヤマコ、レイ、オンが集結した一枚の写真。混沌とした世界で、過酷な運命に翻ろうされながらも「未来」を見据え続けた彼らのエネルギーを感じさせる一枚だ。
ORICON NEWS(提供:オリコン)
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