美 少年、“新たな扉”開くライブ

#アリーナ

エンタメNEWS2024年3月31日4:00 AM

『美 少年 Arina Tour 2024 Gates+』の模様

 6人組グループ・美 少年(岩崎大昇※崎=たつさき、浮所飛貴、那須雄登、佐藤龍我、金指一世、藤井直樹)が30日、横浜アリーナで『美 少年 Arina Tour 2024 Gates+』神奈川公演を開催した。2日目となるこの日は、1万5000人の前で、セット・演出まで自身でこだわった26曲(メドレー1曲換算)を歌唱した。

【写真】佐藤龍我がピアノ演奏、その周りで歌唱する5人

※以下、本編のネタバレを含みます

■個性光る6人のソロ曲披露 作詞作曲や生演奏にも挑戦

 タイトル通り6人の個性を際立たせたステージ演出はまるでテーマパークのよう。オープニングはモノクロムービー風で、準備万端でスーツに着替え、カロ薬価なステップを踏みながら、“扉”の外へと歩みだす。そのまま、メインステージではメンバーカラーに照らされた扉が開き、6人が歓声の嵐の中、お目見えする。

 岩崎が「ウェルカムトゥアワーゲート!お前ら、騒げるかい!最高の1日にしようぜ!」と掲げ、那須も「横アリ、おれたちに会いたかったか!最後まで楽しんでいこうぜ!」と煽りまくり、ステージを代表曲のリミックスで一気に駆け抜けた。

 SMAP、嵐、King & Prince、Snow Man、SixTONESなどの人気曲はもちろん、今回、みどころとなったのは6人のソロ曲。那須は「Think u x.」(Kis-My-Ft2、藤ヶ谷太輔ソロ)でダンスナンバーに挑戦。最後には肉体美をみせつけ、黄色い悲鳴を浴びた。金指は「ichiban」(King & Prince)でキックボクシングパフォーマンスや自身が作詞した力強いラップを披露。「人生一度しかねえんだよ、みんなすきなことやっちゃえよ!」とアツく呼びかけた。

 動物の着ぐるみたちを引き連れた藤井は「秘密」(二宮和也)を歌唱しながら、まるで童話の中のようなファンタジックな世界観へといざないつつ、最後に着ぐるみのなかから現れたのはまさかのメンバーというオチで笑いを起こした。そして、佐藤はステージの真ん中でピアノの生演奏を初披露。本人いわく「新しいことに挑戦するのは苦手だったんですけど一歩踏み出したらピアノはめっちゃ楽しくて今後も続けていきたい」とし、自身作詞のオリジナル曲で会場をうっとりさせた。

 メンバーきっての美声を誇る岩崎は「みんな盛り上がってる!? 盛り上がってる!?」と観客の声出しを先導しながら本人作詞作曲のオリジナル曲「We're gonna be a star」をしっかりと聞かせた。そしてハツラツとしたイメージの浮所はぐっと大人っぽく「Mad Love」(SixTONES)を。黒のシーツやクッションを引き裂くなど、ドキッとさせるような表情で引き込んだ。

 6人としては新曲「魔法の夜」も初披露。ジャジーな曲調にロマンティックな告白の歌詞を載せた心弾むラブソング。同ツアーの「Gates+」にちなんだ扉を開ける振り付けもあり、美 少年らしいキラキラした魅力と少し大人びた世界観、少年から大人へとまさに扉を開くような一曲で魅了した。

■那須&浮所が大学卒業を報告 ファンが祝福する場面も

 MCでは、それぞれの髪型の話題に。前髪をおろした金指に藤井が「ずっと始まる前もワックスつけるか迷ってた」と暴露するとメンバーは「かわちい!」と大騒ぎ。さらに、なぜか公演の中日に赤く髪を染めた浮所は、どうしてもスケジュールの都合で今朝美容院に行くしかなかったそうで「気合入ってますよ僕!」とアピール。ピンク髪の藤井と並び、那須が「原宿にこういうカップルいるよね(笑)」とツッコむと「原宿デートしよう」「竹下通りね」と仲良しぶりをみせていた。

 またこの春、無事大学を卒業した浮所と那須がファンに改めて報告。藤井の呼びかけで「卒業!」と声を挙げると、客席から「おめでとう~!」の祝福の声が。「ありがとうございます!」と抱き合って称え合う那須と浮所に、藤井が「ずっと舞台中も楽屋で勉強しているイメージあった」と感心すると岩崎は「すごい親せきのおじさんみたい(笑)」とイジるほほ笑ましい一幕もみられた。

 最後のあいさつで、藤井は「みんなから元気めっちゃもらっちゃいました!本当は僕たちが元気、笑顔を送りたいんですけど、みんなのパワーがめちゃくちゃ伝わってきて…。僕たちも負けないぞと、きょうはすてきな時間を過ごせたかな」と手応えをにじませる。

 金指は「今回、6人の魅力、一人ひとりの個性をふんだんに発揮しようと「Gates+」といういろんな扉があるよ、という意味のタイトルにみんなで、しました。6人でソロをやるのは今回が始めて。初のソロでは一人ひとりの個性が出ていて、誰一人としてかぶっていないのがすごい。一人ひとり、もっともっとレベルアップして、いろんな場面でゲートを開けたらいいな。これから、もっと全力で頑張りたいなと思います!」と奮起した。

 那須は「僕と浮所は高校生くらいのときは学校があって舞台に出られなかった機会もあったのですが無事、大学も卒業できて。SNSとかで僕と浮所に『おめでとう』とあたたかい言葉をつづってくれたのは知っています。みんなが自分のことのように喜んでくれて、周りに恵まれたなと感動しています。これからもっともっと大きくなって、もう学生の肩書はなくなったのでビシバシアイドルとして頑張っていきたい」と意気込む。

 岩崎は「僕たちがいろんなことに挑戦させていただけるのはみなさんのご声援おかげ。ここ1年、正直、苦しい時期、不安な時期もたくさんあったと思いますが、僕たちを信じてついてきてくれたことを本当に感謝しています。どうもありがとう」と胸を張った。

 佐藤は「(美 少年)8年目、長いですね。こうして横浜アリーナでも2年連続出できて…当たり前ではないし、みなさんがいるからこそ輝いていられます。感謝しかないです。これからも美 少年の応援よろしくお願いします」と呼びかける。

 浮所は「これからも6人で突き進んでいきたいですし、個人でも芸能界で通用するような一人のスターになれるように個人のパワーを伸ばすことを目標とした公演となりました。今後も6人それぞれ個性や特技を磨いて一人ひとりがスターといえるような存在になれるように頑張っていきたいと思います」と気持ちを新たにした。

 16日からスタートした同ツアーは5月2日まで行われ、過去最多全国5都市17公演のアリーナツアーでは約19万5000人を動員予定。

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