「金ロー」GWはバロンと“猫の国”

エンタメNEWS2024年4月12日6:00 AM

『猫の恩返し』より(C) 2002 Aoi Hiiragi/Reiko Yoshida/Studio Ghibli, NDHMT

 スタジオジブリ作品『猫の恩返し』(2002年公開)が、5月3日の日本テレビ系「金曜ロードショー」(後9:00~後10:54)で本編ノーカット放送される。


【番組カット】一緒に旅をする猫と少女

 今作は『耳をすませば』の原作者でもある、柊あおい氏のコミック『バロン~猫の男爵』(徳間書店・刊)が原作。『耳をすませば』の主人公・月島雫が描いた物語という発想の作品で、猫男爵の人形・バロンや、怪しいブタネコ・ムーンのような猫が登場する。どこにでもいる普通の女子高生が、ある日突然猫の国へ招かれることに。今を生きることの大切さをさわやかに描いた優しいストーリーで宮崎駿氏が企画、森田宏幸氏が監督を務めた青春冒険ファンタジーとなっている。

 原作は、宮崎監督からの依頼で、柊氏がストーリーを考え、書き下ろし漫画にした。『耳をすませば』に登場したバロンとムタ(ムーン)、地球屋を使ってアニメの原作を描いてほしいという依頼だったという。

 柊氏は、物語を考え始めたとき、バロンとムタが活躍する以上、自分が普段書いている少女漫画ではなく、ファンタジーとして展開させていくことを考えたそう。ファンタジーを書くとなると、見る人が物語にスッと入り込めるように、感情移入して一緒に物語の世界に入っていける人物が必要と感じたそう。そこで考え出されたのが、どこにでもいる普通の17歳の高校生・ハルというキャラクターだったと語っている。

 そして、猫男爵・バロンを登場させるということで、『耳をすませば』の月島が成長して書いた物語ということにした。原作コミックを出版する際、「文/月島雫・絵/柊あおい」としたくなったとも言われている。

 今作で活躍するバロンやムタをはじめ、『魔女の宅急便』のジジや『となりのトトロ』ネコバスなど、ジブリ作品には不思議なちからを持つ猫が登場する。猫以外にも、『もののけ姫』のヤックルやヤマイヌ、『ハウルの動く城』のヒンなど、さまざまな動物の魅力を、番組後半で「ジブリ作品の様々な生きもの」と題し、大特集する。

【今後の「金ロー」放送ラインナップ】
12日『名探偵コナン 紺青の拳(フィスト)』
19日『名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』(本編ノーカット、地上波初放送)
26日『シンデレラ』
5月3日『猫の恩返し』(本編ノーカット)

カテゴリ

映画

記事URL

https://www.oricon.co.jp/news/2322318/full/?anc=270

< >

Page Top