今月ソロ歌手デビュー ミュージカル女優と“二刀流”で活躍 する元「アンジュルム」田村芽実への期待

#田村芽実#スマイレージ#シングル#アンジュルム#ミュージカル

タレメREPORT2018年9月18日12:36 PM

 

ハロー!プロジェクトのアイドルグループ「アンジュルム」の元メンバー・田村芽実さんが、シングル『輝いて ~My dream goes on~』で9月26日にソロCDデビューします(配信では8月22日に先行リリース済)。

田村さんは歌手としてのほか、ミュージカル女優しても活躍中ですが、その両方で本格的に取り組んでいるのが特徴です。そんな田村さんのソロ歌手デビューに至るまでとその魅力を紹介します。

 

■スマイレージ~アンジュルム時代から実力派として一目置かれる存在

田村さんは、もともとジュニア・ミュージカル『ココ・スマイル』で主演(2010年)するなど、スマイレージ加入前から舞台を中心に活動、そして2011年、スマイレージの新メンバー・オーディションに合格し、2期メンバーとして加入しました。スマイレージ~アンジュルム時代は、持ち前の歌唱力とダンスの力で、メンバーの中でもひときわ実力派として一目置かれる存在でした。

そして幼少時からの目標、本格的なミュージカル女優になるため、2016年5月の日本武道館公演にて、「必ず大きく深みのある人間になってステージに戻ってくる」と宣言し、ファンに惜しまれながらアンジュルムを卒業しました。

それから約2年。今年4月には配信シングルとして『ロマンス』(岩崎宏美さんのカバー)をリリース。スマイレージ時代からのファンを喜ばせました。

5月には自身初のワンマンライブを開催。『ロマンス』のほか、『ベルベット・イースター』(松任谷由実)、『4月の雨』(DREAMS COME TRUE)などカバー曲で構成されたセットリストでした。そのライブ中、本人にもサプライズで、ソロデビューが決定したことが発表されました。ただ、そのときは、8月にソロデビューが決定したことと、これからオリジナル楽曲の制作がスタートすることだけが告知されました。

そのとき田村さんは「2年前にアンジュルムをやめたときは何もなかったので夢見てるみたいです。ミュージカル女優としてやっていこうと思っていて、まさか歌手としてもデビューできると思っていなかった」と喜びを表していました。

そして夏になり、デビューシングル『輝いて ~My dream goes on~』の詳細が明らかにされました。そのデビュー曲の楽曲制作コンセプトは“ミュージカルとポップスの融合”。スケールの大きなオリジナル・ナンバーとなっています。

同曲では、田村さんはスマイレージ/アンジュルム時代の彼女から一皮も二皮も脱皮した、本格的な歌とダンスを披露。情熱的で魂のこもった歌声を聴かせてくれるとともに、ダンスでも圧倒的な迫力を感じさせられ、見事な表現力を発揮しています。

この本格的なパフォーマンスもまだまだ“序章”という印象で、まだまだ大きな伸びしろを感じます。

今回楽曲制作にも積極的に参加したという田村さんは「自分の曲が歌えること、そして、作品を作る段階から参加できたことに大きな喜びを感じています。今回初めて、レコーディング以外の行程でもスタジオに入りました。ほとんどの行程に関わらせていただき、曲が出来上がっていく瞬間を目の当たりにし感激しました。私自身を投影しているようなストーリーですが、聴いてくださった全ての方への応援ソングになればいいなと思っています」と語っています。

■ミュージカル女優としても話題作への出演が続々

一方、歌手と同じウェイトでミュージカル女優としても活躍する田村さん

昨年、舞台『minako-太陽になった歌姫-』で、主演の本田美奈子.さんの役を演じて話題になりましたが、今年8月と9月には、末満健一氏作・演出の『TRUMP』シリーズの最新作、ミュージカル『マリーゴールド』で、主要キャストのガーベラ役として出演しました。末満さんは、2014年に上演され田村さんがメインキャストの一人として出演した、同シリーズの演劇女子部 ミュージカル『LILIUM-リリウム 少女純潔歌劇-』も手掛け、その時以来のタッグとなりました。

続いて、小池修一郎氏演出の話題作『るろうに剣心』には、三条燕役として出演。10月11日から新橋演舞場、11月15日からは大阪松竹座で上演されます。

デビューシングルのミュージックビデオでも、1980年代に世界的にヒットした『フラッシュダンス』を彷彿とさせるガレージでのダンスシーンがあったり、激しいダンスを見せ、まるでミュージカル映画のワンシーンを見るような出来となっています。

■デビューシングルでは作詞にも挑戦   クリエイティブな活動にも期待

これまでハロー!プロジェクト出身で、グループ卒業後ソロ歌手としてデビューしたり音楽活動を続けている人は、先日このコーナーで紹介した元℃-uteの鈴木愛理さんなど何人かいますが、田村さんのようにミュージカル女優との二刀流は異色です。

また田村さんは、卒業後ハロプロ時代の所属事務所から離れ、ハロプロ色から脱して独自の道を歩んでいます。これは、ほかの卒業メンバーの中では少数派です。

今後は、昔からの夢であった“ミュージカル”を本拠地としながら、歌手として、ミュージカルに限らず、音楽ライブ、テレビ番組など幅広いステージで活躍するスタンスになると思います。ですが現在まだ19歳。スマイレージ~アンジュルム時代に培われたタレント性、アイドル性も完全に払拭することはなく、それを生かした場も期待したいところです。

当時から発揮していた面白いパーソナリティも生かして、本人の素が出るラジオなどでのトークの仕事も面白いかもしれません。

デビューシングルのカップリング曲『Summertime』では自ら作詞も手掛けた田村さん。女優活動も含めたこれまでの活動の中で培った世界観を、歌の中で反映すべく、クリエイティブな面での可能性にも期待ができます。

デビューシングルの詳細発表時、「ソロデビュー発表からの2ヶ月間で、自分自身に見出す可能性は今までの何倍にも膨れ上がっています。自分が今、どんな歌でどんなことを伝えたいのかを考えながら、アーティストとして活動していきたいです」と語った田村さん。女優活動とともにこれからソロシンガーとしても田村さんの活躍がとても楽しみになります。

文/田中裕幸

 

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